九州プロレス設立15周年大会「福岡国際センターから九州ば元気にするバイ!」で締めくくった!

■ 第一交通産業グループ PRESENTS 『九州プロレス設立15周年記念』
日時:8月6日(日)
会場:福岡国際センター
[ 観衆:4024名 ]

 設立15周年を迎えた九州プロレス。
 5年前の10周年以来2度目の福岡国際センター大会。
 オープニングでは、新ジャージに身を包んだ所属選手たちがステージに登場し、代表して筑前が挨拶。「九州ば元気にするバイ!」と開会宣言。

 またこの大会は、FBS福岡放送にて、当日深夜1:50より地上波で初めて放送される。

<第一試合ユーミーマンションPRESENTSシングルマッチ>
◯桜島なおき
(05分48秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)
●ジェイク・リード

 オープニングは、桜島とジェイクの熱い闘いで開幕!
 イギリスから来日し、九州で修行中のジェイクは、「自分のキャリアの中で一番のビッグマッチ」だと気合十分。
 グランドの攻防、気迫でガンガンぶつかり合う両者。
 桜島は、ジェイクの得意技・ダイビングヘッドバッドを逃れると、垂直落下式ブレーンバスターでマットに突き刺す。
 フィニッシュかと思われたが、ギリギリでジェイクがキックアウト。
 ならばと、桜島は必殺ジャーマンを見事に決め3カウント。
 1試合目から、手に汗握る大熱線となった。

<第二試合株式会社ジャパンネットワークPRESENTS2vs1 ハンディキャップマッチ>

●ばってん×ぶらぶら & がばいじいちゃん
(09分18秒 こけし→体固め)
○本間朋晃

「ばってん元年」だとノリにノッてるばってんが、メジャー新日本の本間を倒して、“真”の有名人を目指す!
「どんな手を使ってもメジャーを倒す!九州の最終兵器を送り込む!」
そんな九州の最終兵器として、がばいじいちゃんが立候補し、1vs2の異例のハンディキャップマッチを強行。

ばってんは50人の「ばってんキッズ」を引き連れ入場。
本間はマイクを手に、ばってんを挑発するも、なんと言ってるのか不明。

ばってんとじいちゃんは、マイナスとマイナスでプラスにすると宣言してたものの、息が全く合わず、ただの太いマイナスに。

本間の小こけしをかわすと、チャンスとばかりに「九プロ!15周年!おめでとう!」エルボーを狙うが失敗。
じいちゃんは、ゲートボールクラッシュからのロープ杖渡り。
杖を奪われると、超高速に覚醒し、どよめく大観衆。
合体ばってんボンバー、フェイスクラッシャーと畳み掛け、15周年エルボーを決めるも、カウント1。

ならばと、超プレミアムな「ばってんムーンサルトプレス」を狙うも失敗。
チャンスと見た本間は、二人まとめてDDT。
さらに「こけし」が炸裂し、ばってんから3カウント。
試合後、本間は「ただただ楽しかった!」とマイクをとった。

<第三試合株式会社柴田産業PRESENTS6人タッグマッチ>
筑前りょう太 & ●TAJIRI & 阿蘇山
(09分18秒 アラウンド・ザ・ワールド→片エビ固め)
◯ ニコ・インベラルディ&ミルコ・モーリ&キム・ナンプン

九州のベテランレスラーズが、イタリア&韓国の連合軍を迎え撃つ一戦。
九州初参戦のナンプンは、入場から「今、ナンプン?キム・ナンプン!」のコール&レスポンスで会場を一つに。

先発を買って出たナンプンは、ボクシングスタイルでTAJIRIを翻弄。
阿蘇山はBBBを相手にパワーで圧倒。外人チーム3人まとめて串刺しなど大暴れ。
筑前はニコに「とぶばい」を狙うが、逆に雪崩式ブレーンバスターを食らう。
さらにミルコがダイビングボディプレスと好連携。

TAJIRIはニコにハイキック、トラースキック、そしてバズソーキックはかわされる。
BBBがTAJIRIを捕らえ、ナンプンが襲いかかるとレッドミストの餌食に。
ナンプンが戦線離脱するも、BBBは阿蘇山、筑前を次々と好連携で分断。
TAJIRIはニコに毒霧を狙うが、逆に口を塞がれる。
そして、得意のアラウンド・ザ・ワールドを決め、TAJIRIのグリーンミストが不発。
TAJIRIから、大金星の3カウントを奪い、イタリア&韓国連合の勝利となる!
試合後バックステージでは、BBBが不甲斐ないナンプンを責める一幕も…。

<セミファイナル株式会社ナッツPRESENTS【九州プロレスタッグ選手権試合】>

◯ 佐々木日田丸&梅田公太
(17分30秒 日田丸式パイルドライバー→体固め)
鈴木みのる&●冨宅飛駈
※13代王者初防衛

22年前、パンクラスの第一試合でデビューした日田丸が、22年の時を経て、当時のパンクラスのメインイベンターを挑戦者に迎えるタッグ選手権試合。

福岡国際センターに「風になれ!」の大合唱。
鈴木みのるは入場から、格の違いを見せつける。
試合が始まると、日田丸は激しく鈴木を意識。
5分過ぎには、鈴木相手に物怖じせず顔面ウォッシュを見舞う。
火がついた鈴木は、日田丸を場外へ引きずり回し、激しい殴り合い。

日田丸のロンリーバトルが続くが、10分過ぎ、ようやく梅田も蹴りまくり「九蹴男」の本領発揮。
息を吹き返した日田丸は再び、鈴木とやり合う。
鈴木はチョークスリーパーから、ゴッチ式パイルドライバーを狙うが、日田丸はなんとか踏ん張り阻止。
鈴木&冨宅は、二人がかりでサンドイッチサッカーボールキック。

15分過ぎ。冨宅が日田丸をチキンウィングに捕らえると、鈴木はエプロンで梅田へ腕ひしぎ逆十字を決め分断。
日田丸は、浴びせ蹴りからの天領で起死回生し、鈴木に見せつけるかのように、チョークスリーパーからの日田丸式パイルドライバーという、鈴木のムーブで冨宅から3カウント。
九蹴男が初防衛に成功した。
怒りの鈴木は、椅子や柵を投げつけ、さらに花道で、梅田にゴッチ式パイルを狙うなど大荒れ。

鈴木&冨宅が退場すると、日田丸は次の挑戦者を募る。
すると花道からニコ&ミルコのBBBが花道に現れ、防衛を祝福。
挑戦に名乗りを上げ、握手と見せかけて、九蹴男に暴行。
タッグベルトを無理やり強奪し逃走した。
怒りの日田丸は、8.13久留米でのタイトルマッチを宣言。

<メインイベント第一交通産業グループPRESENTS【九州プロレス選手権試合 3WAYマッチ】>

◯ 野崎広大 [挑戦者]
(18分08秒 ヘビータンクドライバー→ダブルフォール)
● めんたい☆キッド[王者] 、● 玄海[挑戦者]
※めんたいが二度目の防衛に失敗。野崎が第14代王者となる。

当初は5年ぶりの九州最高峰の闘い、めんたいvs玄海の九州王座戦だったが、海外武者修行中の野崎が待ったをかけ「3WAY」に変更要求!
まさに、歴史と未来。九州プロレスの“顔”を決める闘いとなった。

メインイベントは、高島福岡市長を特別立会人に行われた。
先に入場した野崎は、戦士を彷彿とさせる新コスチュームで登場。
試合が始まると、凱旋帰国を歓迎するような大野崎コール。
しかし、王者・めんたいと玄海は、俺たちの15年を邪魔するなとばかりに、野崎を蹴散らし、二人の闘いに焦点を。
強引に時代をこじ開けたい野崎も黙ってはいない。
半年前より身体を絞り、パワーもスピードも増した野崎に、めんたいも玄海も次第に余裕を失っていく。

試合中盤、野崎が玄海を狙いトップロープに登ると、めんたいが雪崩式スパニッシュフライを。さらに玄海がめんたいを刀狩で捕らえ、
その上に野崎がダイビングボディプレス。攻守が激しく動いていく。
15分過ぎ、野崎が玄海へ砲弾スピアー炸裂。
めんたいは野崎へフットスタンプ、めんたい☆スプラッシュを決める。
フォールにいくめんたいを玄海はペディグリーで引き剥がす。
勝機と見た玄海は、めんたいを玄界灘に担ぎ上げると、なんとそこへ、野崎の砲弾スピアー。
そしてめんたいのリストをロックしたままアルゼンチンのように抱え上げ叩きつける、オリジナルの新技「ヘビータンク・ドライバー」が炸裂。
ダウンするめんたいに玄海を覆いかぶせ、その上から3カウント。
九州最高峰の3WAYを制した野崎が、第14代王者となった。

野崎のマイク
「半年?半年という期間はそんな安いもんじゃないんですよ。
 未成年だった少年が、7年前、半年でプロレスラーになりました。
 半年という期間は、そんだけ人が変われる期間なんです!
 6ヶ月間、そんなヤワな生活してないですよ。
 毎日その日を生き抜くために、自分を追い込んで、
 今!このリングの真ん中に立ってるのは俺だ!!
 俺から目を離すんじゃねえ!」

最後は「福岡国際センターから九州ば元気にするバイ!」で15周年大会を締めくくった。


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