エローヒンが古豪モンソン撃破！クジンはキックボクサーの強さ発揮！ロシアMMA2大会速報

(C)FEFoMP

　2015年6月6日にロシア・ハバロフスクで『FEFoMP: Mayor’s Cup 2015』が開催された。
　ロシアのMMA大会として定期的に大会を開催しているFEFoMP。今大会のメインは、団体のエース格であるエヴゲーニー・エローヒンが、あの世界的に有名なジェフ・モンソンと対戦した。前戦で、マイク・カイルという北米の大物を倒したエローヒンが、今度はモンソンという大物と対戦となった。
　試合は、モンソンの最近の負けパターンでタックルを切られたモンソンが、なんとかグランドに持ち込もうと自ら寝ころぶもエローヒンがつきあわず、スタンド打撃でエローヒンが有利に試合を進める展開。最後は2Rに、エローヒンのパンチラッシュを食らい、モンソンがダウン。追撃のパウンドをレフェリーがストップしてエローヒンのTKO勝ちとなった。試合後、両者はがっちり抱き合い健闘を称え合った。試合後もMMAの世界ではレジェンドであるモンソンにエローヒンも敬意をもって接していた。

■　FEFoMP: Mayor’s Cup 2015
日時：2015年6月6日
場所：ロシア・ハバロフスク

＜メインイベント　ヘビー級＞
○エヴゲーニー・エローヒン
　2R TKO
●ジェフ・モンソン

　2015年6月6日にロシア・イングーシ共和国で『M-1 Challenge 58: Battle in the Mountains 4』が開催された。ロシアで精力的に大会を開催しているM-1だが、今大会のメインではウェルター級王座決定戦が行われ、ロシア、M-1で実績を積んできたマラッド・アブドラエフと、ブラジルのローカル大会で勝利を重ねてきたM-1初参戦となるマルセロ・ブリットで王座を争う事になった。試合はお互い決め手のないスタンドでの展開が続き、4Rにブリットのギロチンが極まるが、レフェリーが確認したのを、一本と勘違いして技を解いてしまい、最大のチャンスを潰してしまう。試合はそのまま判定となり、僅差でアブドラエフが勝利。見事に新王者に輝いた。

　また、ヘビー級戦では、あの鉄人トラビス・フルトンにも勝利しているアレクセイ・クジンが登場。クジンはキックボクサーであり、アマチュア時代から輝かしい戦績を誇り、タイトルも獲得してきた。MMAも並行して行っており、こちらも30戦近い戦績がある。対するはロシアのバガ・アガエフだ。試合は、1R前半こそ、アガエフがテイクダウンするも、後半からはクジンがタックルをきり、スタンド勝負となる。アガエフもバックブローで応戦するも、スタンド打撃ではキックボクサーのクジンが上で、最後は2Rに強烈なローキック２連発でアガエフが倒れ、レフェリーがストップ。クジンがキックボクサーの強さを見せつけた。

■　M-1 Challenge 58: Battle in the Mountains 4
日時：2015年6月6日
場所：ロシア・イングーシ共和国

＜ウェルター級王座決定戦＞
○マラッド・アブドラエフ
　判定
●マルセロ・ブリット

＜フェザー級＞
○トゥアル・レギモフ
　3R 4分27 腕十字
●アントン・ラシック

＜フェザー級＞
○リー・モリソン
　判定
●パベル・ビトルク

＜ヘビー級＞
○アレクセイ・クジン
　2R 1分40秒 TKO
●バガ・アガエフ

電子書籍版はマット界舞台裏6月18日号Dローデス追悼新日大阪城鈴木軍リアルジャパン10ZERO1長瀬館長に掲載されました。