CMパンクSジョー復帰AEW初回Collision放送KケリーNマクギネス

■ AEW Collision
日時:6月17日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター 観衆9280人

 なにしろエルトン・ジョンの♪Saturday Night’s Alright for Fightingが新番組Collisionのテーマ曲である。そして、新日本プロレスの英語版でお馴染みのケビン・ケリー、さらに本誌のサイト内検索でナイジェル・マクギネスと入れたら膨大に出てくる通りで、WWE NXTでもっとも世界最強の実況コンビなのは疑いようもなかったマウロ・ラナーロとマクギネスだった経緯があり、マクギネスの抜擢が驚きだった次第である。専門媒体目線では大会を見終わって、やはり最大のニュースはNew Japan Pro-Wrestlingの海外での顔だったケビン・ケリーと、日本通で知られ、やたらと解説に日本の話を入れてくるナイジェル・マクギネスの採用ということになろう。


 もちろん番組はCMパンクからであり、満員のユナイテッド・センターがCMパンクと合唱している。もっとも、新番組だからとルチャザウルスが、マネージャーのクリスチャンがレフェリーの目を盗んでのベルト殴りからウォードロウをフォールしてTNT王座を奪取。まるでクリスチャンが戴冠したかのようにアピールする絵からの試合マッチメイクは、そりゃ視聴者数こそ初回なので816,000人、視聴率0.33%を記録したものの、これからずっと現地土曜の夜のプライムタイム(日本表記ゴールデン)に放送する2時間番組としては、Dynamiteとの大きな違いを打ち出せたとは言えないスタートだったのかも。


 実際、本誌は何度も活字に残してきたことだが、エリート勢を軸とする主流派とソリの合わない面子がCollisionに集結している。アンドラデは怪我で休んでいたのは事実なんだが、バックステージでサミー・ゲバラを殴った事件があって、怪我が癒えてもしばらく宙に浮いていた。但しこの日、バディ・マシューズと繰り広げた試合内容はこの大会のベストマッチ賞である。さらに身体が大きくなっているのが気がかりではあるが、元祖インゴベルナブレスとして「トランキーロ」ポーズもやったし、最後はフィギュア・フォーから、妻シャーロトのフィギア・エイトに持ち上げて、足を負傷したままのマシューズをタップさせた。もっとも、アンドラデも左腕が完治していないとのセールをずっとやっていたんだが・・・。
 ちなみに、復帰戦だから勝利なんだけど、試合後当然会場が暗転してHouse of Blackのお出まし。ブロディ・キングがアンドラデをぶっ飛ばしてました。


 ミロ(元WWEのルセフ)もまた、主流派とソリが合わない組らしく、しばらくTVに出てなかったのだが、今回は腹筋自慢のトニー・ニースにゲームオーバー(キャメル・クラッチ)極めてたんだけど、これは単なる顔見世カードでした。地元シカゴなんで、リングサイドにママが来ていていたスカイ・ブルーは、Outcastsのトニー・ストーム&ルビーSOHOにママがビンタ見舞うだけでなく、最後は緑のスプレー目つぶし誤爆があったにせよ、現・新日本プロレス認定ストロング女子王者のウィロー・ナイチンゲールとのタッグで勝利というのはシカゴだから。もっともベルトを巻いてきたウィローを実況は、メルセデス・モネ(サーシャ・バンクス)に勝った!と強調するのは仕方ありません。


 番組トリが主役CMパンクに、派閥のFTRがトリオ結成。対するはバレット・クラブ・ゴールドのジュース・ロビンソン&ジェイ・ホワイトに、同じく復帰戦となるサモア・ジョーという組み合わせ。まぁ、サモア・ジョーが暴れてくれたんで日本からの視聴者にもよろしかったかと。

 最後はパンクのGTSがジュースに決まるんですが、これは大人のファンには読めていたこと。もっとも、いよいよの『Forbidden Door 2』にて、Go 2 sleep本家対決KENTA戦なんていうマッチメイク案は、却下されたそうです(苦笑)。


 メインのカードだけ、放送席にジム・ロス翁まで加わって、ただ「Collisionの特徴はなんなのか?」と問われたら、専門媒体的にはやはりケビン・ケリーとナイジェル・マクギネスの実況なのでした。