10人タッグマッチでAシェリーがフォール勝ち!Impact Wrestling

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 6月15日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送では、悲願のシングル世界王座、インパクト世界王座に初戴冠したアレックス・シェリーとXディビジョン王座に9度目の返り咲きしたクリス・セイビンのモーターシティ・マシンガンズが揃ってシングル王座を獲得した事をファンに報告した。当然、そこにインパクト世界王座挑戦権を持つニック・オールディスが現れ王座奪還を宣言。更に前Xディビジョン王者トレイ・ミゲル、そしてケニー・キングが現れマシンガンズを罵った。更に女子のジゼル・ショーらが現れキングに賛同すると、トリニティ、そしてノックアウト王者のデオナ・プラッツォも姿を見せて、収拾がつかない状況となる。これに対しコミッショナーのサンティノ・マレラが現れ、収めるためにとりあえず10人タッグマッチを決めたのだった。メインではクリス・セイビン、アレックス・シェリー、ニック・オールディス、トリニティ、デオナ・プラッツォ対トレイ・ミゲル、ケニー・キング、シェルドン・ジーン、ジゼル・ショー、サバンナ・エヴァンスという10人ものレスラーでリングが狭く感じる中、試合がスタート。10人が入り乱れる中、最後はシェリーがシェルショックでジーンからフォールを奪って勝利。インパクト世界王者の実力を見せつけた。しかし、試合後、タッグを組んでいたオールディズが勝利したシェリーをベルトで殴りつける。このタッグマッチでは組んでいたが、試合が終われば王座奪還を狙うと宣言した形だ。
 元インパクト世界王座同士のムースとリッチ・スワンがシングルマッチで対決。王座挑戦者決定戦に出場した二人が潰し合い、その因縁をシングルマッチで決着をつける形になった。試合は、ムース必殺のスピアーが決まったと思われたが、そこをスワンが上手く丸めこんで逆転のフォール勝ち。
 またスコット・ダモール社長を火炎テーブルに叩きつけた仕返しで、王座挑戦者決定戦で逆にダモール社長の椅子攻撃を食らい、敗退したブリー・レイがリングに登場。ダモール社長に試合を邪魔された事への抗議文をアンセム(インパクト・レスリングの親会社)へ送った事を訴えダモール社長を非難した。これに対し、ダモール社長も現れブリー・レイと口論となるも、更にスティーブ・マクリンも現れブリー・レイと二人でダモール社長を襲ったのだった。しかし、ここで会場が暗転しPCOが登場。ブリー・レイとマクリンはPCOを椅子で滅多打ちにするもPCOは倒れず逆に椅子ごとパンチでブリー・レイを吹っ飛ばす。更にマクリンも追い払うとダモール社長は歓喜し、次回PPV大会で、ブリー・レイ、マクリン対PCO、そして自分(ダモール)のタッグマッチを決定したのだった。

■ Impact Wrestling
日時:2023年6月15日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国 TVテーピング

<10人タッグマッチ>
○クリス・セイビン、アレックス・シェリー、ニック・オールディス、トリニティ、デオナ・プラッツォ
 ピンフォール
●トレイ・ミゲル、ケニー・キング、シェルドン・ジーン、ジゼル・ショー、サバンナ・エヴァンス

<タッグマッチ>
○ABC(クリス・ベイ & エース・オースチン)
 ピンフォール
●ディケイ(ブラック・タリウス & クレイジー・スティーブ)

<シングルマッチ>
○リッチ・スワン
 ピンフォール
●ムース