[ファイトクラブ]オレンジ薄氷防衛BCC帰国AコールMJF次回JホワイトRスタークス

[週刊ファイト6月15日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼オレンジ薄氷防衛BCC帰国AコールMJF次回JホワイトRスタークス
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:6月7日(現地時間)
会場:米コロラド州コロラド・スプリング ブロードムアー・ワールド・アリーナ

 なにが驚いたって、そもそも飛行機のトラブルでギリギリ当日に大阪城ホールに直行したクラウディオ・カスタニョーリに、ジョン・モクスリーの二人が、早くもトンボ帰りでDynamiteに登場。ジェットラグを感じさせない元気なファイトをやっていたことだ。
 また、試合ではないのだが、MJFとアダム・コールのマイク合戦がやはり一番印象に残った番組回なのであった。


 とはいっても、新番組『Collision』の開始を前に各試合も充実した内容である。特に、いつものオレンジ・キャシディの音楽が鳴ってAEWインターナショナル王座の防衛戦からというのはもはや定番になっていて、ポケットに手を突っ込んだまま闘うサングラスの人気者・兄ちゃんが出ると、会場の服装を真似したキッズたちをカメラが捉えて喜んでるし、米国だけで903,000人の視聴者も「今宵は引き締まった番組が期待できる」となるものなのだ。ただ、今回の相手は強豪のSwerveストリックランドである。ニア・フォール合戦の攻防が結構続き、間違いなくベストマッチ賞なのだった。
 それにしても、「Serveが負けたら暴動起こしてやる!」とのプラカードのリングサイド客を、番組正面のカメラが捉えていたのは笑った。当の本人は、例のオウム教風帽子で出てきたんだけど。


 試合はやはりお互いの大技では決着がつかず、オレンジの咄嗟の丸め込みでの薄氷防衛。Swerveが「そんなバカなぁ」の表情になる結末なんだが、会場客の暴動にはならず(笑)、替わってブライアン・ケイジとゲイツ・オブ・アゴニーが走って来て急襲となるも、スティング様とダビー・アレンが救出にという絵にしてました。


 続いてがクラウディオにMOX、海野翔太ではなくてウィラー・ユウタのBlackpool Combat Clubなんだが、なにしろ対戦相手が、もはやホモ・キャラになっているベストフレンズ(トレント・バレッタ&チャック・テイラー)にロッキー・ロメロのカオス軍だから、新日のカードにしか見えません。ましてこっちはようやくDominion視聴したあとだったんで、出張版?を続けてみた感覚に陥ってしまう。


 MOXのブルドッグチョークがロメロに決まるケツなんだが、海野翔太をユウタにしたら、なにがどう変わるかのチェイス大学(笑)用のプロレス研究論文テーマはありかも。もっとも世界同時配信時代、明らかにAEWの担当エージェント(多分、このマッチメイクに実況席に座ったブライアン・ダニエルソン本人)は、タブレットでDominion見てから試合レイアウトしていることは最初に明記が必要になろう。海野翔太は期待の星だけど、ユウタの成長スピードはもの凄かったです。


 はい、Dominionを受けてオカダ・カズチカvs.ブライアンの刺激的なカードが6・25『禁断の扉2』トロント大会で正式決定しました。

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