[ファイトクラブ]岡山NJKF拳之会主催興行106戦目勝利・国祟 竹添翔太 松田沙和奈

[週刊ファイト5月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼岡山NJKF拳之会主催興行106戦目勝利・国祟 竹添翔太 松田沙和奈
 photo & text by 大島慶山 w/編集部編
・好きな花はガーベラ!第1試合 可憐なルックス松田沙和奈が目を惹く
・左右の電光石火パンチTKO勝利・竹添翔太に伺うと 姫路・東今宿出身
・無料配布されるパンフレット観客サービス良いも虫眼鏡必要レイアウト
・リングアナ「どこにボールが行くかもわかりますが」の失態は反省点か
・Wメイン女子アトム級MARI微差判定防衛!挑戦者ほのか6・26誕生
・Wメイン2国崇が25歳新鋭オーストラリア選手に大逆転するトリ締め
・ダブル・セミファイナルと銘打つ必要あるのか? かえって薄っぺらい罠
・NHK『絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城』90分姫路城=イグレット
・熱戦譜・NJKF公式表記による結果


■ NJKF拳之会主催興行18th~ NJKF2022 west 2nd ~
日時:4月30日(日)
会場:岡山コンベンションセンター(愛称ママカリフォーラム)
岡山県岡山市北区駅元町14番1号

 ニュージャパンキックボクシング連盟の拳之会主催興行20th『NJKF 2023 west 2nd』が挙行された岡山コンベンションセンター(愛称ママカリフォーラム)は、JR岡山駅/新幹線の岡山駅からも、連絡通路を渡り徒歩約3分で到着するアクセスが申し分ない。会場を探して辿り着くというストレスが、まず皆無である。
 施設内3階の試合会場は、ホテルの宴会場のような、とてもきれいで、設備もよく整ったシアタースタイルのホールだ。選手が登場してくる舞台側1面を除き、3方が客席。アマチュアキックボクシングが3試合と、プロフェッショナル9試合の全12試合がマッチメイクされた。

 観客は超満員。約500名程が戦況を見守っていた。小さな男の子や、女の子を連れた観客もちらほらと散見する。子供達も、テレビの戦闘もの、変身ヒーローを観るような熱い目線をその小さな眼で、じっと手を伸ばせば届きそうな距離のヒーローや、ヒロイン達に声援を送っていた。
 この日、筆者の印象に残ったのは、プロの本戦が開始される前に行われたアマチュアの第一試合、2Rにはダウンを奪い見事に勝利を収めた松田沙和奈選手だ。

好きな花はガーベラ!第1試合 可憐なルックス松田沙和奈が目を惹く
<第1試合 55kg 2分2R+ex1>
●林 梨子 はやし りこ(NJKF team Bonds)(2006.4.24)
 判定0-3
○松田沙和奈 まつだ さわな(NJKF拳之会)(1995.8.16)

 3分×2ラウンドのあと、エクストララウンド1分間戦い抜き、3-0の判定で勝利を収めた。
 試合後、松田選手本人へのインタビューで、指折り記憶をたどりながら、「5勝3敗1引き分けと、思います」と語ってくれた。もし、間違ってたらまたお会いした時か、編集部に連絡下さい。
 この日は、自分自身の試合後の疲れをみせずに、同じジム所属選手の応援に声をはりあげていた。「プロへと進み、いずれは上位の選手を倒し、世界チャンピオンを目指します」と、決意を語ってくれた。

 可憐なルックスと、腰骨あたりの蝶々のタトゥーが、セクシィだ。蝶の様に舞い、蜂の様に刺す女王になるのを期待する。好きな食べ物は、魚らしい。瀬戸内海で採れた新鮮な魚はとてもおいしいし、筆者も好きだ。好きな花はガーベラらしい。花言葉は、神秘的とか崇高(すうこう)だ。筆者がインタビュー中、ササッとメモした言葉を見て、ガーベラをガベラと書いてたのを見つけて、「ガベラじゃないです、ガーベラです」と、はにかんだ笑顔で正してくれた。
 筆者が、ガーベラを知らなかった訳ではないが、後で訂正しようと、そう書いていた。
 メモには、本戦に登場したギャオス(チームギャオス所属の男性選手)の名前も記していたので、編集部Tに、その話をしたらガーベラをガメラに聞き間違いして、ガメラ対ギャオスと素っ頓狂な話になったかもしれない!?(笑)。

 スターダム(女子プロレス)の各選手のように、カラフルなコスチュームを着用してもフォトジェニックで、似合いそうだ。彼女がプロになり、スキルをあげていけば、キックボクシングの練習は当然の事だが、自らのセルフプロデュースやジムや団体側もバックアップしていけば、人気スター選手となるだろう。

左右の電光石火パンチTKO勝利・竹添翔太に伺うと 姫路・東今宿出身
<第4試合 交流戦 58.5kg契約 3分3R>
●勇 ゆう(OU-BU GYM)(1998.8.21)
 2R 0分25秒 右ストレート⇒レフェリーストップTKO
○竹添翔太 たけぞえしょうた(インスパイヤードモーション)

 プロフェッショナルの本戦で、ひときわ目を惹いたのが、第4試合の竹添翔太である。竹添はこの日の最優秀選手で、ベストバウトといっても過言ではない。まるで炎が吹いたかのような電光石火の左右のパンチで、見事に相手をレフリーストップのテクニカルノックアウトで下した。
 竹添はNJKFキックボクシング、CHAKURIKI、Bigbang(キックボクシング)、藤原祭(藤原敏男)など、様々なリングで活躍している。竹添の勝利の瞬間に、期せずして観客席から「ヨイヤサー!」との掛け声が、30名程の男性客達から発せられ、竹添の勝利を祝った。播州地方の秋祭りの神輿屋台(みこしやたい)(※播州地方の方言では、やったいと呼称する地域もある)。西日本では和歌山の火まつりなどと甲乙つけがたい、雄壮な灘の喧嘩祭りとかの地域だ。

 試合後に竹添に話を聞いた。
筆者「勝利のあと、観客席から「ヨイヤサー!」の掛け声があがったので、姫路出身ですか?」

竹添「はい、姫路の東今宿(ひがしいまじゅく)出身です」。

 大会の前日、偶然に筆者は姫路で友人達と会って、秋祭りとかの話をしていたので驚いた。竹添は試合後の疲れをもろともせず、友人やファン達に囲まれ記念撮影に笑顔で応じていた。
筆者「今後の目標とか、豊富はありますか?」

竹添「色んな選手と戦ってみたいのですが、色んな国の世界中の様々な選手と戦って勝ちたいです」。
 と語ってくれた。

 更に、奇遇で驚いたのが、筆者自身が推しでもあり、交流もある美人歌手の蛇石れいこ(写真右)さんのパーソナルトレーナーなのを後から知って、ほんとうに驚いた。蛇石れいこさんも、キックボクシングや、プロレスファンなのだ。

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