[ファイトクラブ]Rストロング合流Aコール!竹下幸之助Kオメガ組もBCC血洗礼AEW

[週刊ファイト5月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Rストロング合流Aコール!竹下幸之助Kオメガ組もBCC血洗礼AEW
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:4月26日(現地時間)
会場:米フロリダ州サンライズ FLAライブ・アリーナ


 定着してきた感さえある人気者オレンジ・キャシディのインターナショナル王座戦。今宵は元ROH世界王者のバンディードである。例によって相手までもポケットに手を突っ込ませのギミックなんだが、よくよく考えれば、ポケットに手を入れたままロープ間を走ったり、バンプ取っているのだから凄いことなのだ。やってみたらわかることで、なかなかコピー出来る芸当ではない。


 尺も貰っての重要な第1試合、ダレることなくスピーディに試合をリードしたバンディードも素晴らしいのだ。いつものオレンジパンチからのビーチブレイクが決まるが、これがこの日のベストマッチ賞である。山賊だけどベビーフェイスのバンディードの黒マスクに、さらに黒のサングラスをオレンジ君がかけてやって健闘を称え合ったのであった。
 この後、アダム・コールが出てきてクリス・ジェリコをディするのだが、これは「あの兄弟」があとから出てくることの伏線になる。


 予想外(失礼!)の好レスリングに驚かされたのが56歳ジェフ・ジャレットとダックス・ハーウッドのシングル戦である。なんか知らないベルトも賭けられていたらしいのだが、実況がふれてないのでそれはどうでもいい。とっくに「終わった」選手、もはやプロデューサーやエージェントの裏方業と思っていたら、こんなにキビキビ動けるとはビックリなのだ。


 第1試合とはまるで種類の違うレスリングなんだが、若手たちに負けてなかったのは特筆すべき。サンジェイ・ダットが足引っ張って、ジャレットのストロークが決まるんだが、もちろんこれは「次はFTRとのタッグ」ということになる。


 トニー・カーン代表の「重大発表」は、いつも大したことないんだが・・・。今年も『オーエン・ハート杯』やります、しかもカルガリー含むカナダで、さらにNew Japanとの『Forbidden Door 2』にもと、オーエン・ハートの新日でのジュニア時代の映像が流れた点は日本からの視聴者にもお伝えする必要があるだろう。あと、ウォードロウ w/アーン・アンダーソンが、Jobberをパワーボム・シンフォニーで半殺しにするスクワッシュ・マッチもありました。


 先週のトリ、MJFの王座挑戦予選はサミー・ゲバラがリングアウト勝ちでジャッグルボーイ戦を突破なんだが、この日は先にダービー・アレンとジャングルボーイが仲直りする布石あり。もちろん、サミーはMJFから買収されている設定なのだが、ここはAEW、最終的にPPV『Double or Nothing』がやはり4way戦になるように、練ったストーリー展開を用意してきていたのだ。
 ちなみにユダヤ人のMJFが実況席に「自身のブランドだ」とピクルスを持ち込み、それを食べながら試合が進行していく。

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