堀口恭司判定勝利!マット・ブラウン地元凱旋会心のTKO勝利!5・10『UFC Fight Nigh40t – Brown vs. Silva』

(C) Photo Courtesy of UFC

2014年5月10日にオハイオ州シンシナティで『UFC Fight Night40 – Brown vs. Silva』が開催された。

メインカードはUFCウェルター級7位にランクインしている「マット・ブラウン対エリック・シウバ」の一戦。2年間負けなしで、2008年のUFCデビュー以来、過去これまでにKO負けがない鉄人のマット・ブラウン。ブラジリアン柔術家エリック・シウバにとって、つけいる隙があるとすれば一本負けが多いこと(11敗中9敗が一本負け)。2012年のUFCデビュー以来、勝ち負けを繰り返しているシウバにとって、初の連勝がかかる大一番。ランカーから見事一本勝ちを収めて、GSPの王座返上に伴う空位争奪戦線に名乗り出れるか?鉄人のブラウンは、地元オハイオでの一戦に勝利することが出来るのか!?

試合は、壮絶なものとなった。まず、1Rに先手をとったのはシウバだ。なんとブラウンからミドルでダウンを奪い、バックを制してチョーク狙い。ブラウン絶体絶命だったが、なんとか凌ぐと、次はブラウンの反撃だ。パンチラッシュでシウバを追い詰めたブラウンが後半盛り返した。その勢いのまま2Rも、ブラウン優勢、肘打ち、キックで攻め続ける。しかし、シウバもスタミナが切れているにも関わらず反撃をしてくる。しかし、3R、遂にブラウンが肘打ち、パウンド連打でシウバを仕留め、レフリーがストップ。見事にブラウンがTKO勝利となった。

セミファイナルでは、ど迫力のKOシーンが見られた。ミドル級屈指の剛腕ファイター、コスタ・フィリッポウが、得意のパンチで、ワン、ツー、スリーと叩きこみ、ロレンツ・ラーキンは前のめりにダウン。追撃のパウンドをレフリーがストップして、フィリッポウがKO勝利となった。

ヘビー級戦、ソア・パラレイとルアン・ポッツも迫力満点。パラレイのマウントパンチで、ポッツは意識を失いレフリーがストップ。まさにヘビー級の一発の重さを見せつけるパラレイ勝利となった。

また、アンダーカードで、日本の堀口恭司が判定勝ちしている。

この大会は5月11日、18時30分からFOX SPORTSで放送されます。

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■ UFC Fight Night40 – Brown vs. Silva
日時:2014年5月10日
場所:アメリカ・オハイオ州シンシナティ

<ウェルター級>
○マット・ブラウン
 3R 2分11秒 TKO
●エリック・シウバ 

<ミドル級>
○コスタ・フィリッポウ
1R 3分47秒 TKO
●ロレンツ・ラーキン

<ライト級>
○ダロン・クルックシャンク
 1R 3分21秒 TKO
●エリック・コク

<ウェルター級>
○ニール・マグニー
 判定 3-0
●ティム・ミーンズ 

<ヘビー級>
○ソア・パレレイ
 1R 2分20秒 TKO
●ルアン・ポッツ 

<フライ級>
○クリス・カリアソ
 判定 3-0
●ルイス・スモルカ

プレミアムカード
<ミドル級>
○エド・ハーマン
 判定 3-0
●ハファエル・ナタウ 

<フライ級>
○堀口 恭司
 判定 3-0
●ダレル・モンタギュー

<ウェルター級>
○ザック・カミングス
 判定 3-0
●ヤン・カブラル

<バンタム級>
○ジョニー・エドゥアルド
 1R 4分37 TKO
●エディ・ワインランド

<フェザー級>
○ニック・レンツ
 判定 3-0
●メニー・ガンブリアン

<ライト級>
○ジャスティン・サラス
 1R 2分41秒 KO
●ベン・ウォール 

<ウェルター級>
○アルバート・トメノフ 
 1R 3分56秒 KO
●アンソニー・ラプスリー

電子書籍版は、マット界舞台裏5月22日号WWE暴落IGF/TNA横アリ不安藤波還暦G小鹿金網Pan映画Wマクダニエルに掲載されました。

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