長谷川秀樹オール秒殺一本勝G-1 GP優勝!定アキラV2田馬場貴裕

 IMPACT本戦ナンバリングシリーズ、Alive A lifeシリーズに続き新シリーズ 『NEXT』第一回大会IMPACT NEXT.01が巣鴨 闘道館にて開催された。
 本大会メインイベントはアントニオ猪木最後の闘魂継承者 定アキラが保持するインターナショナル・マーシャルアーツ王座に田馬場貴裕が挑むタイトルマッチがマッチメイクされた。そして、大会の主軸として『ねわざワールド品川PRESENTS』G−1 GP2023が開催された。
 その他カードでは元プロボクサーのムービースター、190cm.190kgの超大男アンドー・ザ・ジャイアントが参戦。グラビアアイドルの日里麻美はG−1優勝トロフィープレゼンターとして、Arisis 有泉香代はラウンドガール/ベルトプレゼンターとして大会に華を添えた。

■ IMPACT NEXT.01
日時:4月23日㈰
会場:巣鴨 闘道館 2階特設リング

【試合結果】
<第6試合メインイベント インターナショナル・マーシャルアーツ王座タイトルマッチ 30分一本勝負>
[王者]○定アキラ
 16分23秒 ダブルアンドレ
[挑戦者]●田馬場貴裕
※第12代王者定アキラが2度目の防衛成功


  メインイベント、インターナショナル・マーシャルアーツ選手権。BLACK SUNのテーマで先に田馬場が入場。そして悪党の唄が流れる中、王者定アキラが入場。ゴングが鳴ると両者序盤はレスリングの展開、定が腕を取れば田馬場は足を取ってアキレス腱固めへ、逆に田馬場がアームロックに捕らえれば定はテイクダウンして逆エビを狙う。田馬場は潜ってコークスクリューから打撃のラッシュでダウンを奪う。立ち上がった定はボディへのサイドキック一発で田馬場を倒すと野獣ばりの顔面キック。田馬場は顔面から流血。定がエルボー連打、膝蹴りからコブラツイストで搾り上げると田馬場はなんとか手を伸ばしてエスケープ。
 一気に畳み掛ける定にソバットを打ち込むとみちのくドライバーから腕十字へ、逃げる定を更に引き起こしてフィッシャーマンズ気味に後方へ投げ飛ばして、スリーパーに捕獲。勝負あったかと思う場面ではあったが、定がバックドロップで田馬場を叩きつけ、顔面へトラースキック、更に助走をつけて顔面へのランニングニーで田馬場からダウンを奪う。


 カウントぎりぎり立ち上がった田馬場へ定はエルボースマッシュで再びダウンを奪う。それでも立ち上がる田馬場へ強引にサンダーファイヤーで頭からマットへ突き刺すも田馬場はゾンビのように立ち上がる。息の根が止まらない田馬場は定は腕を獲ってフジワラアームバーへ、そのまま両腕を固め、かつて師であるアントニオ猪木がアンドレ・ザ・ジャイアントを破った変型腕固めを更に両腕を搾り上げ、まさにダブルアンドレをガッチリ極める。動けない田馬場を見てレフェリーが試合をストップ。定アキラがインターナショナル・マーシャルアーツ選手権2度目の防衛に成功した。
 また試合後「キャリアは違えど、年も同じの同期であり、友情もあるからこそ熱い試合になった。ありがとう。」とリング上から定は田馬場へマイク。そして両者グータッチ、会場内から拍手が送られた。

<第5試合セミファイナル 『ねわざワールド品川PRESENTS』 G−1 GP2023決勝戦3分1R>
○長谷川秀樹
 26秒 アームロック
●関澤寿和
※長谷川秀樹がトーナメント優勝


 長谷川は準決勝でエルビス・アスカを関澤はこあらきを破り両者による決勝戦。引き込んだ長谷川が関澤の巨体をスイープ。トップキープした状態でアームロックで捕獲。関澤がタップし、長谷川がG−1 GP2023トーナメントを制した。長谷川は生涯戦績306戦207勝82敗13分4無効試合、優勝記録62回と記録更新。トロフィープレゼンターであるミス東スポ、グラビアアイドルの日里麻美より優勝トロフィーが授与された。記念撮影時と試合時の変わらない表情はかつて人類60億分の1の男と呼ばれた元PRIDEヘビー級王者でありパウンド・フォー・パウンド(階級無差別最強)の呼び声が高いエメリヤーエンコ・ヒョードルを彷彿とさせる。常に冷静な判断で対戦相手を仕留める様は長谷川の盤石の強さとヒョードルの強さの共通点と思われる。今後の長谷川の闘いにも注目が集まる大会となった。

<第4試合 プロレスリングシングルマッチ15分一本勝負>
●室田渓人
 6分23秒 ボディプレス⇒体固め
○アンドー・ザ・ジャイアント

<第3試合 エキシビションマッチ BOXFIGHT 無差別級2分×2R
△ムービースター
 2分2R終了後延長戦MMA1分終了ドロー
△上板橋のジョッピー玖簿狭沼

<第2試合 『ねわざワールド品川PRESENTS』 G−1 GP2023準決勝3分1R>
○関澤寿和
 3分1R終了 判定
●こあらき

<第1試合 『ねわざワールド品川PRESENTS』 G−1 GP2023準決勝3分1R>
○長谷川秀樹
 17秒 アームロック
●エルビス・アスカ

ゴングと同時に引き込む長谷川に対してパスを狙うエルビス。ヒップスローからのアームロックで長谷川が秒殺勝利を挙げた。


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