イホ・デル・ビキンゴが王座防衛!トリプレマニアXXXIモンテレイ

(C)AAA

 4月16日(現地時間)にヌエボ・レオン州モンテレイで『トリプレマニアXXXIモンテレイ』が開催された。
 ルチャリブレ二大メジャー団体のひとつであるAAAは、1992年、CMLL(当時の団体名はEMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャが独立し、メキシコシティに設立して旗揚げ戦を開催。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えてレイ・ミステリオやシコシスといった新世代レスラー達が活躍してアメリカンプロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進めてライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していく。
 今大会は近年は数大会に分けて行われている年間最大大会トリプレマニア、2023年最初の大会で目玉は抗争中、仲の悪い同士でタッグを組ませ、トーナメントを行い、負け残ったチームのレスラー同士で、コントラ戦(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を行うという特殊ルールの試合だ。
 今大会は2試合行われ、ブルー・デーモンJr.、ディアマンテ・アスルの抗争中の新旧青の覆面コンビと、AAA復帰した猛牛ルーシュ、そしてレジェンドであり暴れ骸骨L.A.パークの一戦が行われた。このルールなので、仲間割れをしない事が重要になるが、ルーシュの父親であるべスティア・デル・リングが乱入し、L.A.パークを襲ったため、激怒したL.A.パークがレフェリーの隙をついてタッグパートナーであるルーシュに反則のローブロー。そして敵であるブルー・デモンJr.にルーシュをカバーさせてデモンJr.がフォール勝ち。敵チームの仲間割れでブルー・デモンJr.が勝利となった。
 もう一試合は、AAA絶対エースであるサイコ・クラウンと反メキシコ、アメリカ最高を訴えるサム・アドニスが組んで、アルベルト・エル・パトロン(アルベルト・デル・リオ、ドスラカスJr.)、ペンタゴンJr.と対戦。案の定、仲間割れしたアドニスをアルベルトがフォールして勝利。こちらはクラウンとアドニスが負け残りとなった。
 またメインではAAAメガ王座戦が行われ、イホ・デル・ヒギンゴがクエルノ・デル・ビキンゴでコマンダーからフォールを奪い、王座防衛を果たした。そして、マスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)も組まれ、ミステシスがアルヘニスに勝利。アルヘニスが覆面を脱いでからもミステシスを攻撃。テピート出身ルチャ歴22年、本名、ニルシャ・アダン・ウリベと発表された。

■ トリプレマニアXXXIモンテレイ
日時:2023年4月16日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイ

<AAAメガ王座(AAA世界ヘビー級王座)4WAYタイトルマッチ>
○イホ・デル・ビキンゴ(王者)
 ピンフォール
●コマンダー
リッチ・スワン
スワーブ・ストリックランド

<ゲラ・デ・リバリダデス>
○ディアマンテ・アスル、ブルー・デーモンJr.
 ピンフォール
●ルーシュ、L.A.パーク

<マスカラ・コントラ・マスカラ>
○ミステシス
 ピンフォール
●アルヘニス

<ゲラ・デ・リバリダデス>
○アルベルト・エル・パトロン、ペンタゴンJr.
 ピンフォール
●サイコ・クラウン、サム・アドニス

<トリプレマニア杯>
○ソーロ、ベイビー・エクストリーム、イホ・デ・L.A.パーク、フラマー、トスカノ、バボ(モンテレイ選抜)
 ピンフォール
●ネグロ・カサス、デイブ・ザ・クラウン、ラティゴ、アレス、レディ・シャニ(メキシコシティ選抜)

<シングルマッチ>
○バンピーロ
 ピンフォール
●チェスマン