新田宗一朗、紀州のマルちゃんインタビュー!4・30『RESISTANCE-11』

新田宗一朗インタビュー

——4月2日は誕生日だったのですね。おめでとうございます!

ありがとうございます、27歳になりました(笑)。去年は負けて終わった年になったので(2022年12月11日に初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦で久井大夢に2RKO負け)、今年は自分のスタイルをしっかりと築いて負けない1年にしたいと思います。例年4月に試合が入ることが多く、去年はINNOVATIONスーパーフェザー級タイトルマッチで櫻井(健)選手に勝ってタイトルを獲ることができました。今年もしっかり勝って、去年に負けた相手にリベンジする年にしたいですね。

——前回17歳でプロ3戦目の久井選手に負けたことをどう受け止めていますか?

あの時はタイトルマッチということでこういう攻め方をしようとか、考えすぎたことで身体が全然動かなかったので、特に気にはしていないです。もう一回やれば勝てるイメージはあり、再戦はいつかあると思うので(久井には)それまで負けないでいてほしいです。

——ご自身としては昨年4月にINNOVATIONのチャンピオンになって気持ちの変化などはありました?

練習量は変わらないですけど、対戦相手が以前よりも強い相手ばかりなので、これからもどんどん上のレベルの選手とやりたいという気持ちになりました。

——選手としての成長面はどうでしょう?

フィジカル面を頑張っているので体重が増えて減量面は大変ですが、変化は試合で見てもらえたら分かりますし、瞬発系の筋量が増えて僕の攻撃が一発入れば相手は倒れるぐらいになりました。練習面ではコンパクトに打つといった基本的なことを大事にしています。

——再起戦で今回のタイトル防衛戦が決まった時の心境を教えて下さい。

4月に一発目の試合だと年内の試合数が少なくなってしまうので、気持ちとしては2月ぐらいに試合を入れてバンバン試合をいれておきたかったですね(苦笑)。でも試合間隔が空いたことで、しっかり身体を作れたので相手が誰でも特に気にならないです。

——挑戦者、紀州のマルちゃんに対してはどのような印象がありますか?

自分の先輩の大谷翔司さんが彼とは戦っていて(2021年12月5日、大谷が1RTKO勝ち)、その試合を見ているとそんなに打たれ強いタイプではないかなと。ヒジさえもらわなければ自分が倒れることもありません。スタイルは自分と同じく長身ですが、フィジカルでは自分の方が全然強いと思うので怖さは特にありません。

——大谷選手からアドバイスはありましたか?

特になかったのですが、「打たれ強くはないよ」と。その試合から相手は階級を下げているので踏ん張る力もなくなり、さらに打たれ弱くなっているんじゃないかなと思います。

——大谷選手以上の短期決着は狙いますか?

メインイベントなので倒さないといけないと思いますね。同じジムの(鈴木)千裕だったらパンチ、(小笠原)瑛作さんはパンチ、ローと決まった勝ちパターンがありますが、自分にはそういうのがないので、練習からしっかりと身に付けたいと思います。今まで近い距離でも打ち合おうとしていて、仲間たちからは遠い距離で長身を活かした相手が戦いづらいスタイルがいいとはアドバイスをいただいてます。

——タイトル防衛してその後の目標はありますか。

瑛作さん、千裕はKNOCK OUTのベルトを獲っているので、自分も獲って二人に並びたいとは思います。僕はヒジありの方が戦いやすいので、ムエタイルールだったらONEへの道もありえると思うのでそちらも狙っていきたいと思います。まずは目の前の試合ですね。自分が一番目立つ試合をするので応援よろしくお願いします!

新田宗一朗のプロフィール

リングネーム:新田 宗一朗
フリガナ:アラタ ソウイチロウ
所属:クロスポイント吉祥寺/JAPAN KICKBOXING INNOVATION
生年月日:1996年4月2日(27歳)
出身地;沖縄県西原町
身長:179cm
戦型:オーソドックス
戦績:15戦10勝(4KO)2敗3分
ステータス:INNOVATIONスーパーフェザー級王者
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100006405940780
Instagram:https://www.instagram.com/arata.0402/


紀州のマルちゃんインタビュー

——挑戦するチャンピオン、新田宗一朗選手は4月2日が誕生日で27歳となり、紀州のマルちゃん選手は4月15日でまもなく25歳となります。

ですね。いい歳になりますが「根拠のない自信(※1)」は健在です!(笑)

——その突き抜けた明るさとパワーがマルちゃん選手の魅力のひとつなので、是非、そのまま突っ走っていただきたいです。

任せてください!

——昨年12月4日のINNOVATION品川インターシティーホール興行におけるINNOVATIONスーパーフェザー級王座挑戦者決定トーナメント決勝戦、RISING大輝戦はユナニマスデシジョン(判定3-0)の快勝でした。

勝てて、こうしてタイトルマッチに辿り着いたのは良しとしますが、まったくもって満足のいく試合じゃなかったっす。

——と言われますと?

倒さなきゃ意味がない! この試合のみならず最近は相手に研究されてるなって感じることは多くなりました。倒しにはやって前に出るところ組まれたり。

——今回のタイトル戦を含め、その対策は?

しっかり考えてます! 色んな武器を増やしています。パンチのみならずキックもヒジもなんでも。ホント大事、KO命なんです!

——そんなマルちゃん選手が挑戦する新田チャンプ、強敵です。

まずカッコいいですよね。選手としても何でもできるオールラウンダー。キックとパンチのバランスもいい。

——そんな王者にどう勝ち切りますか?

特別な対策はないです! 倒す! そんだけ!

——対策なし?

ないこともないですけど、対新田戦用に何か用意するよりも今ある武器を強化して、新兵器を増やして、とにかくKOする自分をパワーアップすることに専念しています。見ていて面白い試合をしますよ!

——マルちゃん選手にとって“面白い試合”とは?

ノックアウト! それしかないです!

——その徹底して倒しにいく姿勢もさることながら、入場が独特に派手なことも注目では?

あー、一昨年の大谷戦(2021年12月5日、大谷翔司戦、1ラウンドTKO負け)の時なんか入場を盛り上げようと頑張っちゃって、それであの結果。「緊張感がない」「気が抜けてるんじゃない?」とか酷評だらけでしたから。まずは勝つこと、倒すことに集中して、お楽しみは勝利後のマイクで!

——今回、タイトルマッチのメインイベントだけに何か考えられている?

そう、メイン! なんかアレですよね、とにかく1番目立ちたい! 「INNOVATIONといえばマル!」ってところを存分にアピールしたいです!

——マルちゃん選手といえば、INNOVATIONへの団体愛が濃い印象です。

そこには大いに不満があります! INNOVATION加盟ジムの選手たち、チャンピオン連中、皆、「このベルトを通行手形に」ってRIZINだー、RISEだー、K-1だーって、まずは愛する我が団体を盛り上げた上で、INNOVATIONの看板を背負って覚悟を持って臨めって! 何を勘違いしてんだって連中が多くないですか?

——激しいアジテーションです。

反骨精神とっていうか、そういう気持ちは常に心臓に貼りつけときたいですね。それによって誰彼からどんなに嫌われたっていい。アンチ上等ですよ! そういう色々をひっくるめて全てに勝つ!

——この突出したキャラクター、是非、INNOVATIONで大爆発していただきたいです。また、これだけ激しいキャラがあると最近話題のブレイキングダウンなどで映えそうでもあります。

BD? 茶番っ! あのシステムを作った人たちは凄いと思います。けど、“強さ”が頭に立たないあんな舞台には興味がないです。オレはあくまでINNOVATION育ちでINNOVATION王者として、この団体ごと持ち上げて成り上がりたい!

——素晴らしい意気込み、試合が楽しみです。

オレは変り者。それは自覚しています。だけど、そんな変人がINNOVATIONのリングを派手に盛り上げますよ!

※1 根拠のない自信 以前のインタビューで飛び出したマルちゃんのキャッチコピー的フレーズ。
参照:2021年12月5日興行用インタビュー https://kick-innovation.com/topics_detail.php?id=50
2022年12月4日興行用インタビュー https://kick-innovation.com/pickup_detail.php?id=127

紀州のマルちゃんのプロフィール

リングネーム:紀州のマルちゃん
フリガナ:キシュウノマルチャン
所属:武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION
生年月日:1998年4月15日(25歳/試合時)
出身地:和歌山県紀の川市
身長:180cm
戦型:サウスポー
戦績:17戦11勝(6KO)5敗1分
ステータス:INNOVATIONスーパーフェザー級2位
Twitter:https://twitter.com/kishuubanbanzai
Instagram:https://www.instagram.com/kishuubanbanzai/

■ RESISTANCE-11
主催:JAPAN KICKBOXING INNOVATION
日時:2023年4月30日(日) 17:00開場 17:30開始予定
会場:新宿FACE(東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)

<第9試合 メインイベント INNOVATIONスーパーフェザー級(58.97kg)タイトルマッチ 3分5回戦>
新田 宗一朗(王者/アラタ・ソウイチロウ/クロスポイント吉祥寺/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
vs.
紀州のマルちゃん(挑戦者/キシュウノマルチャン/武勇会/INNOVATIONスーパーフェザー級2位)

<第8試合 INNOVATIONウェルター級(66.68kg)ランキング戦 3分3回戦>
ランボー・マスターズピット(タイ/マスターズピット/INNOVATIONウェルター級1位)
vs.
涼矢(リョウヤ/エボリューションムエタイジム/INNOVATIONウェルター級10位)

<第7試合 INNOVATIONフェザー級(57.15kg)王座決定トーナメント準決勝戦 3分3回戦(延長1R)>
元山 祐希(モトヤマ・ユウキ/武勇会/INNOVATIONフェザー級2位)
vs.
遊羅(ユラ/マイウェイスピリッツ/INNOVATIONフェザー級10位)

<第6試合 INNOVATIONフェザー級(57.15kg)王座決定トーナメント準決勝戦 3分3回戦(延長1R)>
都築 憲一郎(ツヅキ・ケンイチロウ/エムトーンジム/INNOVATIONフェザー級5位)
vs.
前田 大尊(マエダ・タイソン/マイウェイジム/INNOVATIONフェザー級9位)

<第5試合 ジム対抗戦 スーパーライト級(63.5kg) 2分3回戦 肘打ちなし>
切詰 大貴(キリヅメ・ダイキ/武勇会)
vs.
弘・センチャイジム(コウタ・センチャイジム/センチャイムエタイジム)

<第4試合 ジム対抗戦 女子41kg契約 2分3回戦>
愛(アイ/STRIFE)
vs.
Crazy SHARK(クレイジーシャーク/YSSジム)

<第3試合 ライト級(61.23kg)新人王決定リーグ第1戦 2分2回戦 肘打ちなし>
伊世 虎雅(イセ・タイガ/モリタキックボクシングジム)
vs.
長谷部 二郎(ハセベ・ジロウ/マイウェイスピリッツ)

<第2試合 フライ級(50.8kg)新人王決定リーグ第1戦 2分2回戦 肘打ちなし>
鴇田 波琉(トキタ・ハル/モリタキックボクシングジム)
vs.
藤原 将裕(フジワラ・マサヒロ/マイウェイスピリッツ)

<第1試合 ジム対抗戦 フェザー級(57.15kg) 2分3回戦 ワンキャッチワンアタック>ルール
齋藤 駿(サイトウ・シュン/CARENES)
vs.
長松 進之介(ナガマツ・シンノスケ/FJ KICKASS)

チケット前売り:RS席12,000円、S席8,000円 A席6,000円 自由席5,000円 ※当日券は500円アップ。 ※入場者全員ドリンク代500円が必要です。
チケット販売所:チケットぴあ、参加各ジム、各選手
チケット発売日:発売中
お問合せ(INNOVATION興行本部):TEL 043-247- 0112
公式サイト:http://kick-innovation.com
注意:新型コロナウィルス感染防止の為、入場者はマスク着用を必須とさせていただきます。