「ONE Fight Night 6 」タイトル戦2新王者誕生!次回1月20日「ONE ルンピニー 1」!

 1月14日(現地時間)タイ・バンコクのインパクトアリーナで「ONE Fight Night 6」が開催された。メインのキックボクシング2タイトル戦では新王者が誕生。サブミッショングラップリングタイトル戦では、マイキー・ムスメシ(米国/王者)が初防衛に成功。
 体水分のチェックを行う為、水抜きができないONEでは今回も契約体重をクリアできず2試合が中止になるところだったが、対戦相手が計量失敗となったスタンプ・フェアテックス(タイ)とアンナ・ジャルーンサック(タイ)がキックボクシングルールで対戦し、好勝負を展開した。

 次回ONEは、1月20日タイ・バンコク・ルンピニースタジアムで「ONE Lumpinee 1」が開催、メインはノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ/王者) vs. アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア/同級2位)のONEバンタム級ムエタイタイトル戦にタイ在住の日本人選手・藤沢彰博もMMA戦で出場する。
昨年9月発表時点での「ONE Lumpinee 」予定

トップ写真上段からチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ)アウンラ・ンサン(ミャンマー)スタンプ・フェアテックス(タイ)の3選手はパフォーマンスボーナスUS 5万ドル(約639万円)のボーナスが授与された。

      計量前の発表カード

      計量後の最終決定カード
『ONE Fight Night 6』
日時:2023年1月14日(土)
EST 1月13日20:00(東部標準時/アメリカ合衆国本土にある4つの時間帯のうち一番先行する時間帯で、首都ワシントンD.C.やニューヨーク、東海岸の諸都市、カナダの首都オタワ、モントリオール、トロン)PST 1月13日17:00(太平洋標準時/アメリカのサンフランシスコやロサンゼルス、カナダのバンクーバーなど)
JST(日本):1月14日10:00~
※アメリカ北米のゴールデンタイムEST(20:00)に合わせた大会であり、米国とカナダ在住者は、アマゾン・プライムの会員であれば、1月13日(金)午後8時(東部標準時)もしくは午後5時(太平洋標準時)から無料でライブ視聴できる為、「ONE on Prime Video 6」の大会名にもなっている。
ABEMA格闘チャンネルでライブ放送された
会場:タイ・バンコク・インパクトアリーナ

<第8試合 メインイベント ONEキックボクシングフェザー級(65.9kg–70.3kg)タイトルマッチ 3分5R>
●スーパーボン(タイ)Superbon Shinga Mawynn
 2RKO 1分03秒 
○チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ)Chingiz Allazov
※チンギス・アラゾフが新王者

 2021年10月15日『ONE Championship : FIRST STRIKE』でジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)をKOして王座獲得、2022年03月26日『ONE 130: ONE X』でマラット・グレゴリアン(アルメニア)に判定勝で初防衛に成功して長期政権を予想させていたスーパーボンだが、『ONE 130: ONE X』でONEキック・フェザー級(65.9kg – 70.3kg)ワールドGPで優勝したチンギス・アラゾフに2RKO敗けで2度目の防衛に失敗。

<第7試合 コーメイン ONEキックボクシングフライ級(56.8㎏‐61.2㎏)王座決定戦 3分5R>
○スーパーレック・キアトモー9(タイ)Superlek Kiatmoo9
 判定3-0
●ダニエル・プエルタス(スペイン)Daniel Puertas
※スーパーレック・キアトモー9が新王者

 王者イリアス・エナッシ(オランダ/モロッコ)が、水抜きなしのONEフライ級(56.8㎏‐61.2㎏)を維持するのが困難になった為、王座返上によって決定戦となった一戦は、スーパーレックが判定勝で新王者となった。

<第6試合 コーメイン ONEサブミッショングラップリングフライ級(56.8㎏‐61.2㎏)世界選手権試合 12分1R>
○マイキー・ムスメシ(米国/王者)Mikey Musumeci
 判定3-0
●ガントゥルム・バヤンドゥレン(モンゴル)Gantumur Bayanduuren
※初防衛に成功

<第5試合 MMA 215ポンド(97.52kg)契約 5分3R>
○アウンラ・ンサン(ミャンマー)Aung La N Sang def. via TKO at 1:29 of R1
 1RTKO 1分29秒 ※パウンド
●ジルベルト・ガルバォン(ブラジル)Gilberto Galvao

アウンラ・ンサンは、連続1RKO勝

<第4試合 ONEキックボクシング フライ級(56.8㎏‐61.2㎏) ⇒136.5ポンド(61.91㎏)契約 3分3R>
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ)Rodtang Jitmuangnon ※計量失敗の為、契約体重
 判定
●ジドゥオ・イブ(中国)Jiduo Yibu

<第3試合 ONEキックボクシング女子ストロー級(52.3㎏–56.7㎏) 3分3R>
○スタンプ・フェアテックス(タイ)Stamp Fairtex
 判定2-1
●アンナ・ジャルーンサック(タイ) Anna Jaroonsak
※ムエタイ&MMA4分4R(1R、3Rがムエタイ、2R、4RがMMA)のアトム級(47.7kg-52.2kg)ミックスルールでスタンプ・フェアテックス(タイ)と対戦予定のアニッサ・メクセン(フランス/アルジェリア)が計量を行わず失格、そしてアンナ・ジャルーンサック(タイ)とムエタイストロー級(52.3㎏–56.7㎏)で対戦予定のエカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)が計量失敗、契約体重での試合に同意が得られず試合中止となったが、計量と体水分チェックにパスしたスタンプとアンナの両選手によるストロー級キックボクシング戦に同意があった為、試合変更となった。

 急遽の対戦相手変更にもかかわらず打撃戦の好試合となった一戦は、スタンプが2-1のスプリット判定勝利となった。

<第2試合 ONEフェザー級(65.9kg–70.3kg) 5分3R>
○ゲイリー・トノン(米国)Garry Tonon
 1RSUB 1分53秒 ※キムラロック(腕がらみ)
●ジョニー・ヌネス(米国)Johnny Nunez

<第1試合 150ポンド(68㎏)契約 5分3R>
●キム・ジェウォン(韓国)Kim Jae Woong
 判定0-3
○佐藤将光(日本/第10代修斗世界バンタム級王者)Shoko Sato