[ファイトクラブ]昨年聖夜シュートボクシングが押さえていた両国でRISEとの協力興行

[週刊ファイト1月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼昨年聖夜シュートボクシングが押さえていた両国でRISEとの協力興行
 photo & text by 大島慶山 w/編集部編


■ Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022
日程:2022年12月25日(日)
会場:東京・両国国技館

 世界中でジングルベルが響き渡り、クリスマスの宴に街中で、雪降る夜のおとぎ話に酔いしれている頃、ウクライナとロシアのクリスマス停戦は成らずに、戦火は収まることがなかった。
 現実世界で日本は、現時点平和ではある。

 今年一年、日本のプロ格闘技では各種目、ジャンルでも様々なビッグマッチが、開催されファンの胸を踊らせた。クリスマスの夜にシュートボクシングとRISE(キックボクシング)の対抗戦が両国国技館で開戦されている。当初の年間スケジュールとしては、シュートボクシングが2年に1度の大1番であるS-CUP大会用に抑えていたオオバコだ。

 急転直下、RIZEサイドと話し合いが持たれたのか、アヒルの水掻きのように、水面下で温められてきた企画なのかは、定かではない。確かにビッグマッチだし、観客の注目をあびる対抗戦ではあるが、S-CUPは、S-CUPで先送りせずに日時や会場を変更しても開催してほしかった。コロナ禍や、様々な事情は理解するが、2年に1度の開催スパンは堅守して欲しかった。

 筆者個人としては、毎年の開催でもと思っているのだが、不定期な開催だとファンの興味を繋ぎ止めるのも容易ではなくなると考える。というか、「S-Cup」がブランドとして専門媒体に大きく取り上げられ、市販のDVDまで広くに売られていた時代は遠くになりけりなのかも。会場を見渡しても、すっかり客層が入れ替わってしまい、昔のS-Cupに興奮した者が、引き続き熱心に追いかけている感じがしない。こういったところが、 後発団体のK-1に後塵を拝する一因だと思う。


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