12月10日(土)『RISE163』後楽園大会!メイン・セミ・第10・第8試合出場選手インタビュー公開!

 2022年RISEナンバーシリース最終戦となる12月10日(土)『RISE163』の試合順が発表された。メインは10月15日「Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022」でチャンヒョン・リー(韓国/RAON/第5代RISEスーパーフェザー級(60㎏)王者)にKO敗けを喫した中村寛 vs.伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級6位)との再起戦。セミファイナルでは、9月いっぱいで新日本キックボクシング協会伊原道場を脱退してWSRジムに移籍して新天地第1戦となるリカルド・ブラボ(アルゼンチン)が、来年引退を表明している日本ミドル級上位クラスの緑川創と対戦、新日本キック協会時代に実現しなかった新旧ミドル級王者対決、第10試合・RISEスーパーフライ級ランカー同士の対戦、政所 仁(魁塾/同級3位、WBKF世界スーパーフライ級王者)vs.滉大(及川道場/同級4位、HOOST CUP初代スーパーフライ級王者)、第8試合・RISE初の女子オープンフィンガーグローブマッチとなる小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/同級1位、ミニフライ級2位)vs.平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)のインタビューが届いた。


■「RISE 163(ライズ ハンドレッドシックスティスリー)」
【主催】 RISEクリエーション株式会社
【認定】 RISEコミッション
【協賛】 株式会社Cygames/株式会社ルーフ/ポノス株式会社/株式会社A’Group/株式会社アクティブチャネル/WISE 1 Golf Square/IBGメディア株式会社/フィットネスショップ/麺や すする/JISAKU
【衣装】 73R/インスピリット
【日時】 2022年12月10日(土)  開場17時/本戦開始17時30分
【会場】 後楽園ホール(東京都文京区後楽1-3-61 後楽園ホールビル5F)
【料金】 ・SRS席 15,000円(残り僅か)・RS席 10,000円完売・S席 6,000円
※当日は500円プラス  ※未就学児は保護者膝上に限り無料
※新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力をお願いします
【販売】 11月5日(土)より発売開始
・イープラス https://eplus.jp/rise/(PC&スマートフォン)
ファミリーマート 店内Famiポート
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999 http://pia.jp/t/
(セブンイレブン各店)
【ほか】・問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409
・ホームページ www.rise-rc.com
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<第12試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R>
中村 寛(BK GYM/同級3位、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
 vs.
伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級6位)

10月の大田区大会でチャンヒョン・リーにKO負けを喫した中村寛が2022年最後のナンバーシリーズに参戦することが決定。
中村は2019年4月に無敗で第6代DEEP☆KICK-60kg級王座を戴冠。2019年7月からRISEに参戦し、今年は4月のRISEでは北井智大にKO勝利し、続く6月には『THE MATCH 2022』でK-1のレオナ・ペタスに判定勝利。前述のチャンヒョン戦では序盤多彩な攻撃で先手を取ったが、第2ラウンドチャンヒョンの猛攻を受け初のKO負けを味わった。
その中村の対戦相手に決定したのは“地下格闘技無敗”の伊藤澄哉。伊藤は2019年11月にRISEでプロ格闘家デビュー。わずか3戦目にしてベテランの水落洋祐にKO勝利で3戦3勝2KOの快進撃を続けていたが、昨年9月の実方拓海戦で初黒星。今年4月にはYA-MANとオープンフィンガーグローブマッチでダウンの応酬の末にKO負け。8月の大阪大会では山口侑馬戦では偶発的なサミングにより3ラウンド途中判定となり判定負け。現在連敗中だが実力はトップ選手と比較しても遜色がない実力をみせている。KO率が高い両者。後楽園ホールで激闘を演じることは間違いないだろう。

■中村 寛 『スリルを楽しんでやる時の自分が一番強い』
–2022年最終戦が12月10日に決まりました。対戦相手が伊藤澄哉選手と聞いてどんな心境でしたか?
中村 知ってたんで嬉しいですね。僕から見たら結構根性座ってるしハート強いし、一発で倒せる威力があるんで自分の課題にはちょっきし合う選手かなと思ってすごい楽しみな気持ちになりましたね。

–今の自分の課題には合うって言葉もありましたけど、自分で課題ってどのように感じてるんですか?
中村 言葉にすると難しいけど、自分はキックボクサーじゃないと思ってて。というのも全部本能で戦う姿が一番自分も楽しいし周りも楽しませれてたつもりなんですけど、やっぱりいろんな情報が入ってくるようになって上がれば上がるほどキックボクサーに寄ってたというか、求められてるものを真っ当にクリアしていこうとしすぎてキックボクサー化してたなというところが、自分のマイナスになってた部分かなと思うんで。今年ラストかもしれないんで試合締めくくるためにも今年中に今年の課題にしてたそういう本能的な強さっていうところを取り戻したいなと思ってたんで。それをきっちりできた状態で来年可能であればタイトルも獲っていきたいなと思ってるんで、そういうところで今の課題は本能的な強さを取り戻すところですね。

–Twitterでは生物的な怖さも取り戻したいとおっしゃってますよね。
中村 言ったかな。覚えてないけど(笑)。でも似たような感じで、考えて「こう打ったらこう動く」とかそういうテクニック的なところももちろん大事なんですけど、やっぱり生物的な強さ本能的な部分で相手を倒すっていうところは紙一重で、どっちかだけでも上がられへんし良いバランスが必要やろなと思うんで、それがちょっとキックボクシングに寄り過ぎてる自分を見つめ直して思ったんで、無名の時のようなじゃないですけど良い部分は昔を取り戻した方がいいかなと思って、そういうところを楽しみに練習を今してる段階ですね。

–練習は全てvs伊藤澄哉を想定した上での練習になってますか?
中村 そういう訳でもないですね。僕が解説の時に出場してた選手なんでたまたま生で見てたことがあるんでそれの印象で言うと、僕にも相性も合うんじゃないかなと思うんで、合わせる蹴り技とか一発で倒すパンチ力だったりっていうのはあるなと思って見てたっていうのはあるんで、印象だけって感じです。その印象を持ったまま自分の練習をしてますね。

–前回のチャンヒョン・リー戦は残念な結果となりましたがその反省を踏まえた上で今回の一戦に臨むっていうのもあるんですか?
中村 そうですね。出来て、出来てない課題があったらそれを次の試合にまた出来るように努力してっていう繰り返しだと思うんで、今はチャンヒョン戦で出来てなかったところを改めて取り返してってやろうっていうところですね。

–2022年の中村選手今まで2勝1敗じゃないですか。マッチメイク的にもかなり濃いのが続いたと思うんですけど、今回が4戦目になりますがどうですか?
中村 僕は弱いと思ってないんでどっちかが倒れる試合をできたらいいかなと思うし、相手も当たるし自分も当たる距離でしっかり自分の生物的な本能的な強さを見せて勝つ気ではいますけど、あんま何も考えてないですね。ネガティブとかいう意味じゃなくて試合見て研究したりとかしないのも理由あって、当日のスリルを楽しむためでもあるんで。何してくるか分からん状態での選手とやるのってやっぱ楽しいんで、その楽しさを取り戻すためにっていうところもあるんで。そのスリルを楽しんで普通にやれば、そういう時の自分が一番強いと思ってるから普通にやってたら相手倒れるやろなと思ってます。

–10月31日に誕生日を迎えて26歳になりましたけど、26歳になって初戦という部分ではどうですか?
中村 何も気にしてないです。最近歳いってももう多分嬉しないと思うんで(笑)。選手生命短い中で1年ずつ年老いていく感覚なんで僕はもう歳は気にしてないですけど、あんま嬉しくはないですね(笑)。でも26歳で初めてっていうところは確かにあるなーって今教えてもらった感覚なんで。でもあんまり気にならないですね。全部取っ払ってとにかく当日のど突き合いを楽しもうっていうだけです。だからまた違った一面の中村寛っていうのをを見れるんじゃないかなと思いますね。

–新しい中村寛を楽しみに待っててよろしいようですね?
中村 昔から無名の時から応援してくれてる人とかは「これが中村寛やなっ」て思ってもらえる一戦になるかなっていうのは確実やなって思ってるんで、入場からフェイストゥフェイスから試合始まってゴング鳴って1秒目から、ハラハラドキドキするような試合をしてっていうの自分も望んでるし。勝敗すら考えるのもここ最近は邪念かなと思ってるんで、素直に普通に戦うっていう殺し合うっていう気持ちを楽しむ感覚です。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
中村 当日会場に観に来られる方もABEMAで応援してくださる方も皆さん、新しいじゃないですけど僕のまた違う一面の中村寛というものを応援してもらえたら嬉しいです。っていうのと絶対観たほうがいいよって思いますね。身体もバッチシ仕上がってるんで残りの試合まで毎日楽しみにしててもらって、当日待ってて良かったって思う試合になると思うんで楽しみにしててください。俺が一番楽しみです。

公開練習動画 


■伊藤澄哉 『穴はいっぱいあると思ってる』
–かなり仕上がり具合が良いように見えましたがどうですか?
伊藤 そうすでね、仕上がりはいいと思います。

–具体的に言うとどの辺が今回良いかなと考えてますか?
伊藤 最近練習量増やしてから体の動きもすごい良いし、手札が増えたと言うか攻撃のバリエーションが増えて繋げやすくなったすね。じゃあこの攻撃しよう、この攻撃しようとか。

–リングに立つのは8月の山口侑馬戦以来ですけどRISEに出て3連勝した後、残念ながら連敗してしまいましたが、何か今回の一戦の前に練習を変えるとか工夫はありますか?
伊藤 特に深く練習内容とか環境変えたのはないですけど、ディフェンスの面はちょっと強化的にって言うか意識してなおかつさっきも言ったようにこの攻撃をしたら次はこの攻撃とか、この攻撃に対してはこの攻撃を返すとか、それをイメージしながら練習するようになりましたね。

–それは今回のvs中村寛戦に向けてのイメージに全て繋がってるってことですね?
伊藤 それもそうですし今までのスタイルじゃやっぱ限界があるなってのも感じたし、そこでちょっと意識自体を変えた感じですね。

–今回の対戦相手である中村寛選手ってどんな印象ですか?
伊藤 印象…人獣ですね(笑)。動物に例えるとゴリラになるんですかね(笑)。

–今までそういうタイプの相手と対峙したことってありますか?
伊藤 多分ああいうスタイルは初めてだと思いますね。リーチもそんなちっちゃい選手とも試合したことないし、そういう面ではちょっと未知ですよね。

–いざ戦ってみたら相性は良さそうですか?
伊藤 それは対戦が決まる前から「噛み合うんだろうな」とは思ってたんで意識はしてたんですけど。

–噛み合うっていうのは気持ちと気持ちの部分が上手い具合にぶつかり合う感じだから噛み合うって感じなんですか?
伊藤 気持ちの面でもそうですし意外と相手もテクニシャンだったりするんで、試合して試合の攻防の中で探りあったりとかも出来るのかなと思って。プラスやっぱり相手も打ち合う時は打ち合える選手だし、自分自身も打ち合う時は打ち合うんで噛み合うと思います。

–最近の中村選手の戦いぶりはどう見てますか?
伊藤 スピードとタイミングとかパワーはあるなって思いますね。

–それ以外の部分では弱点として伊藤選手が突きやすい部分もある?
伊藤 そうですね、穴はいっぱいあると思ってます。

–穴はたくさんある?
伊藤 はい、そう思いますね自分は。

–具体的には今それ明かすことはできないと思いますが、そこを突きながら試合当日はどんな試合になるとイメージしますか?
伊藤 理想は一発バチンと当ててスカ勝ちしたいんですけど、会場をちょっと盛り上げて最後に一発で倒したいなとなと思います。

–今回伊藤vs中村戦が組まれてるRISEは他にもかなり良いカードが組まれてますが、その中どんな自分の色を出したいと思いますか?
伊藤 色を出したいっていうかちょっと連敗しちゃってるんで、自分の「伊藤澄哉」っていう名前を売りたいのもありますし、強さをこの試合で証明したいなって思ってます。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
伊藤 どのくらいファンの人がいるのかちょっとわかんないですけど、今回はバチっと決めて連敗脱出と気持ちよく年を越そうと思ってるんで応援よろしくお願います。
あと最後に一つ良いですか?ちょっと対戦相手の中村寛に一言言いたいんですけど、本能的に戦うって言ってるって聞いたんですけど、いつも本能的に本能的にって言って上手く戦ってるイメージが俺からしたら強いから、今回は本当にお互いに本能的に戦って、自分は自分のことを人獣って言ってないけど、どっちが本物の人獣なのか決めようぜ。

公開練習動画

<セミファイナル第11試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R>
緑川 創(RIKIX/同級2位、元WKBA世界スーパーウェルター王者、第8代日本ウェルター級王者)

・インタビュー:『緑川を使ってよかったなっていう試合をしたい』
公開練習動画
 vs.
リカルド・ブラボ(WSRフェアテックス/元新日本キックボクシング協会ウェルター級王者、初代M-1世界スーパーウェルター級王者)

・インタビュー:『70kgで一番強い選手はRISEにいると思ったのでRISEに来ました』
公開練習動画

今年8月のRISE161で念願のイ・ソンヒョン戦を果たした緑川創が2022年最後のナンバーシリーズに登場。RISE初参戦となるリカルド・ブラボとの対戦が決定した。
緑川は2005年デビューのベテランで、新日本キックボクシング協会でミドル級王座とWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得し、K-1 WORLD MAX世界王者アンディ・サワーにも勝利した実績を持ち、国内ミドル級最強の一角として長く君臨。2020年7月よりRISEに参戦し、前戦ではかねてより対戦を熱望していたミドル級王者のイ・ソンヒョンとノンタイトル戦ではあるが対戦が実現。延長までもつれ込む熱戦を演じドローとなった。当初この試合がRISEラストマッチだったが、本人の希望もあり今回が後楽園ホール最後のリングとなることに。その緑川と対戦が決定したのは同じく新日本キッククシング協会出身のリカルド・ブラボ。リカルドは17歳の時にアルゼンチンから来日。長いリーチから生み出される鋭いストレートを武器にKOを量産し、2018年に7戦無敗でウェルター級王座を獲得。所属していた新日本キックボクシング協会を離れ新たにWSRフェアテックス所属となりRISE初参戦を果たす。緑川が“本当のRISEラストマッチ”で有終の美を飾るか? それとも緑川と同じく協会の遺伝子を継ぐリカルドが先輩・緑川に引導を渡すのか?

<第10試合 スーパーフライ級(−53kg) 3分3R延長1R>
政所 仁(魁塾/同級3位、WBKF世界スーパーフライ級王者)

インタビュー:『お互い崖っぷちなんで絶対負けられない』
 vs.
滉大(及川道場/同級4位、HOOST CUP初代スーパーフライ級王者)

インタビュー:『僕に勝ってる選手が何人かいてるんで、きっちりリベンジしたい』

スーパーフライ級のトップランカー政所仁と滉大がナンバーシリーズで激突。
政所は関西の名門ジム「魁塾」所属の24歳で、バルカン砲とも評される回転の早い打撃と意表を付く飛び膝蹴りを武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。昨年9月のDoA-53kgトーナメント一回戦で田丸辰にリベンジを果たすも準優勝で親友の風音に判定負け。11ヶ月ぶりの参戦となった8月大会では花岡竜にTKO負けを喫している。対する滉大は政所と同じく関西在住のファイターで2017年にDEEP☆KICK 53kg、2019年にHOOST CUP日本スーパーフライ王座を獲得。2021年7月よりRISEに参戦するとトーナメント志朗と延長までもつれ込む接戦を演じるなどしたがRISEでは白星を挙げられていない。日本トップの実力はこの政所戦で開花するか?

<第9試合 バンタム級(−55kg) 3分3R延長1R>
大森隆之介(EX ARES/同級5位)
 vs.
加藤有吾(RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者、岡山ZAIMAX MUAYTHAI 2021 55kg トーナメント優勝)

8月の大阪大会で京谷祐希を2R KOで下した大森隆之介がWMC日本スーパーバンタム級王者の加藤有吾を迎え討つ。
大森は2020年1月のプロデビュー後、2021年7月に有井渚海に負け連勝がストップするもその後は田渕神太、良星、京谷祐希ら格上を次々と撃破し現在8戦7勝1敗(5KO)の戦績を持つ22歳。対する加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には元山祐希と壱・センチャイジムを破って岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。8月のRISE大阪大会で初参戦を果たしDEEP☆KICK王者の翔真を判定3-0で下している。

<第8試合 オープンフィンガーグローブマッチ -46kg契約 3分3R>
小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/同級1位、ミニフライ級2位)

インタビュー:『イメージ的には開始1分ぐらいで終わるんじゃないかな』
 vs.
平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)

インタビュー:『求められてる事って打ち合いだと思うので、私はガッツリ打ち合う気でいます』

遂に女子のオープンフィンガーグローブ(以後OFG)マッチが解禁される。初戦に選ばれたのはこの戦いを熱望していた小林愛理奈と平岡琴。小林は空手をバックボーンとし強烈なパンチが最大の武器で女子でもダウンが奪えるファイター。5月のRISE158アトム級タイトルマッチで宮﨑小雪に挑戦。判定で敗れベルト奪取とはならなかったが、先日の「RISE EVOL.11」では一階級上のミニフライ級で小雪の姉・若菜と対戦。劣勢な場面もあったが最終ラウンドにパンチでダウンを奪い判定勝利。試合後のマイクでもOFGマッチを熱望していた。対する平岡は空手をベースに後ろ回し蹴りなどの技を持ち、最近の試合では男子顔負けの打ち合い上等のスタイルでファンを沸かせ、昨年9月の奥脇奈々戦から現在3連勝中。両者は2021年4月に対戦しており小林が判定勝利を収めている。女子の中でも好戦的な二人がOFGになったことでどんな戦いになるか注目だ。

<第7試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R>
北井智大(チームドラゴン/ライト級4位)
 vs.
麻火佑太郎(PHOENIX/同級7位)

激闘王・北井智大が8ヶ月ぶりにRISEのリングに登場する。後半戦の強さを活かして逆転勝利を飾ってきた北井。山口裕人や水落洋祐、高橋一眞らに勝利してきたが、昨年9月に初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んでYA-MANにKO負け。その後も小川翔、中村寛にKO負けを喫していて、今回から新階級のスーパーライト級で再起を狙う。
対するはテコンドー出身の麻火佑太郎。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持ち、プロでも様々リングで試合を経験。今年2月からRISE再び参戦するとチャッピー吉沼に判定勝利するも5月の木村“ケルベロス”颯太戦ではダウンを奪われ判定負け。RISEの激闘派である北井相手に覚醒なるか?

<第6試合 フェザー級(−57.5kg) 3分3R延長1R>
平野凌我(MTS/同級2位)
 vs.
澤谷大樹(HAWK GYM/同級4位、DEEP☆KICK-60kg級王者、CKC2022 -57.5kgトーナメント優勝)

平野は昨年7月にYU-YA、手塚翔太、竹内将生を下し今年3月のRISE156で工藤政英が返上した第4代フェザー級王座を懸けて梅井泰成と対戦するも判定負けを喫し王座戴冠に一歩手が届かず9ヶ月ぶりのリングで再起を目指す。
対する澤谷は7月に行われたCKC 2022 -57.5kgトーナメントで松井大樹、翔、松山和弘を撃破し優勝。今年入って5戦5勝(1KO)と絶好調なため2022年最後の後楽園大会も勝利で終わりたいところだ。

<第5試合 フェザー級(−57.5kg) 3分3R>
戸井田大輝(戸井田ジム/MA日本スーパーバンタム王者
 vs.
松山和弘(ReBORN経堂/CKC2022 -57.5kgトーナメント準優勝)

<第4試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R>
樋口知春(極真会館/同級14位、第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会 中量級優勝)
 vs.
基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)

樋口は全日本ウェイト制空手道選手権2018中量級優勝の実績を持つ空手家で2021年5月の「RISE149」でプロデビュー。昨年12月の細野登弘戦ではパンチでダウンを奪うと続けざまにパンチラッシュからの膝蹴りで1R KO勝利を飾り、今年8月の中元優成戦では2Rにパンチでスタンディングダウンを奪い3Rに強烈なローキックをヒットさせKO勝利を収めた。
対する基山は“怪物くん”こと鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMの新鋭選手で2020年から2021年にかけて龍翔、大雅、小野幹晃に3連敗を喫していたが、2021年12月の井口翔太戦以来現在4連勝中。前戦では初代WBCムエタイ日本統一フェザー級王者のオーシャン・ウジハラを相手にダウンを奪い判定勝利を収めている。
12月25日の両国大会では樋口の同門・南原健太がシーザージムの坂本優起とシュートボクシングルールでの対抗戦が決定している。まずここで先勝するのは樋口か基山か!?

<第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R>
山元剣心(FAITH/同級9位)
 vs.
白石 舜(TEAM TEPPEN/同級15位)

山元は2018年KAMINARIMON全日本大会-60㎏級優勝・大会特別賞の肩書きを提げ2019年6月にプロデビューを果たし、現在10戦6勝4敗(3KO)の戦績を持つ30歳。今年3月、都筑海杜に先制ダウンを奪われながらも得意の左フックで逆転KO勝利を飾り場内を沸かせた。対する白石はアマチュアで数々の実績を誇り今年3月のプロデビュー以来3連勝中のTEAM TEPPEN期待のホープ。11月3日のRISE EVOL.11でMMAとキックの二刀流ファイターの愛翔との試合が組まれていたが、愛翔が減量中に体調不良となり公式計量を行えず失格となり不戦勝に。試合が出来なかった鬱憤をこの後楽園ホールで爆発させたいところだ。

<第2試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R>
森本一陽(NEXT LEVEL渋谷/元J-NETWORKスーパーウェルター級王者、元Bigbangスーパーウェルター級王者)
 vs.
ストロング小林(契明ジム/ACFウェルター級王者)

国内2冠の森本一陽が2018年5月以来のRISE参戦で初参戦のストロング小林と対戦する。
森本は2010年デビューのベテラン選手で、小柄ながらアメフトで培った突進力に加え、パワフルな左右フックとトリッキーな動きを武器に2012年4月にJ-NETWORK、2015年9月にBigbangの二団体でスーパーウェルター級タイトルを獲得。今年に入り2年ぶりに復帰するもイモト・ボルケーノ、髙木覚清などに連敗を喫しており4年半ぶりのRISEで勝利を掴みたいところ。
対する小林は「格闘技のおもちゃ箱」ACFを主戦場に戦い、昨年10月には20歳という若さでACF初代ウェルター級王者に認定されている実力者。現在15戦12勝のうち11KOと驚異のKO率を誇っており、初参戦のRISEのリングでも強さを見せつけるか。
<第1試合 フライ級(−51.5kg) 3分3R>
Novo(TARGET SHIBUYA)
 vs.
松本天志(HAWK GYM)

≪2022年 RISE決定スケジュール≫
・12月4日(日)西鉄ホール RISE WEST & Amateur RISE Nova福岡大会
・12月10日(土)後楽園ホール RISE 163
・12月25日(日) 両国国技館 Cygames presents RISE WORLD SERIES/SHOOTBOXING-KINGS 2022