(C)RCC
12月3日(現地時間)にロシア連邦エカテリンブルグで『RCC 13』が開催された。
この大会はロシアでMMAとボクシングの合同興行を行っていたRCCボクシングが、金網にしてMMA専門の新大会をスタートさせたもの。第一回大会はセルゲイ・ハリトーノフ、第二回大会はエメリヤエンコ・アレキサンダーというロシアのレジェンドをメインに抜擢した豪華な大会になっている。
今大会は、アレクサンダー・シュレメンコ、イヴァン・シュトルコフという団体の二大エースが参戦した。メインはシュレメンコで元ベラトール王者として世界中で実績を残している実力者だが、今回の相手は、ACAやAMCで活躍、それも階級上のエメリヤエンコ・アレキサンダーやシュトルコフにも勝利しているマゴメド・イスマイロフ。年齢的にも下り坂のシュレメンコと大物を倒してきているイスマイロフでは、下馬評はイスマイロフが有利となっている。そして試合はスタンドでの展開に終始し、イスマイロフが攻め続け有利な展開となる。シュレメンコも顔面を腫らせながら、得意のバックブローなどを繰り出し、最後までKOされずに判定まで持ち込んだものの、やはりイスマイロフが判定勝ちとなった。
セミファイナルではウルトラハルクの異名を持ち、元UFCヘビー級王者リコ・ロドリゲス、ビッグフットの異名を持つアントニオ・シウバ、日本の柔道金メダリスト・石井慧などに勝利しているイヴァン・シュトルコフが、アシルジャン・バヒツァヌリと対戦。試合は1、2ラウンドはいつも通りシュトルコフが剛腕パンチからテイクダウンでグランドで上を奪って攻め続けるも、3ラウンドにスタミナ切れで失速。逆に追い込まれる展開も見せたものの、判定では前半ラウンドをしっかり取っていたのでシュトルコフが勝利した。
■ RCC 13
日時:2022年12月3日(現地時間)
会場:ロシア連邦エカテリンブルグ
<ミドル級>
○マゴメド・イスマイロフ(ロシア)
判定
●アレクサンダー・シュレメンコ(ロシア)
<ライトヘビー級>
○イヴァン・シュトルコフ(ロシア)
判定
●アシルジャン・バヒツァヌリ(カザフスタン)
<ミドル級>
○シャラプディン・マゴメドフ(ロシア)
判定
●ミハイル・ラゴジン(ロシア)