ミッキー・ジェームスがメインで勝利!Impact Wrestling

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 12月1日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送の冒頭では、団体最高峰王座であるインパクト世界王者ジョシュ・アレキサンダーへの挑戦が決定しているレジェンドのブリー・レイが、リッチ・スワンとシングルマッチで激突した。団体復帰後、正統派宣言をしていたブリー・レイだが、2022年11月18日に放送された『Impact Wrestling Over Drive 2022』で、早くも本性を表してアレキサンダーの妻に暴行を加えるという卑劣な真似を行った。人質を取られた形で攻撃できないアレキサンダーに代わり、放送終了後に救出に駆けつけたのは、インパクト・レスリングのベビーフェイス軍であるリッチ・スワンだった。スワンとしては、ブリー・レイが王座挑戦する前にブリー・レイに制裁しようということだ。試合前にブリー・レイがリングに上がり、ハルク・ホーガン、スティング、ブルック・ホーガン(ホーガンの娘)、ディクシー・カーター(TNA=インパクト・レスリングの前オーナー)を次々と嵌めた自分を信じた皆が悪くて、自分は悪くないと主張し、更に王座を奪うとアピールしていたが、そこに襲いかかったのはスワンだった、そのまま攻めたてるスワンだが、ブリー・レイは、なんと凶器のチェーンで殴って反則負け。勝敗など関係ないとばかりに、続いて椅子でスワンを傷めつけ、会場のファンの持っているボードも引き千切る暴挙に出た。これにスコット・ダモール副社長、そしてブリー・レイの盟友であるトミー・ドリーマーも止めに入ったが、ブリー・レイの暴走はとどまらない。ダモール副社長は興奮して、自分が戦うとまで言いだしたのだが、極悪ブリー・レイを誰が止めるのか注目される。
 また、ラージ・シンが連れてきたインドの怪人ブピンダー・グジャールが、大物ムースとシングルマッチで激突した。ムースは元インパクト世界王者であり、アメフト選手でもある大物で試合はクジャールも攻めるも、最後はムースが必殺のスピアーで勝利。そして、ムースは、ブリー・レイが団体復帰した時、自分は最初に信用出来ないと主張した、自分が正しかったとアピール。そこにデジタルメディア王者であるジョー・ヘンドリーが現れ、クジャールと一緒に、ムースを排除。この両者にも因縁が生まれそうだ・
 今放送のメインはレジェンドであるミッキー・ジェームスがデオナ・プラッツォと対戦。ジェームスは1試合でも負ければ即引退を宣言しているのだが、今回は大物プラッツォが相手だけに、かなり危機という形になっている。しかし試合はジェームスが勝利し、このままノックアウト王座への挑戦まで決定したのだった。
 そして、エリック・ヤング率いるヒールユニット、バイオレント・バイ・デザインだが、ヤングの失速に遂にメンバーが反乱。ディーナーがヤングを元刑務所の廃墟で話し合いが決裂、最後はディーナーがヤングをナイフで刺してしまい、ディーナーが新たにデザイン軍のリーダーになりそうだ。

■ Impact Wrestling
日時:2022年12月1日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国 TVテーピング

<シングルマッチ>
○ミッキー・ジェームス
 ピンフォール
●デオナ・プラッツォ

<シングルマッチ>
○スティーブ マクリン
 反則
●フランキー・カザリアン

<シングルマッチ>
○ムース
 ピンフォール
●ブピンダー・グジャール

<シングルマッチ>
○リッチ・スワン
 反則
●ブリー・レイ