[週刊ファイト11月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼MLWシュン・スカイウォーカー陥落 Jファトゥ再王座照準Lラッシュ下す
photo by George Napolitano 編集部編
■ MLW Fightland (FUSION TVテーピング)
日時:10月30日(現地時間)
会場:米ペンシルバニア州フィラデルフィア 2300アリーナ(旧ECWアリーナ)
TVテーピングなので、実際に現地で放送されるのは先になるためネタバレになるが、ニュースではあるのと実質は本誌の独占取材なので先に公開する。
米国MLW遠征中のシュン・スカイウォーカーだが、236日の長期政権だったマイロン・リードからMLWミドル級王座を奪取したものの、残念ながらWWEから離脱した元ルチャ・ハウスパーティのリンセ・ドラドに負けてしまい、王座陥落となった。
問われたのは中身であって、両雄のスイングした攻防はいずれの現地評も高評価。また、このカードには14分の尺が与えられたことも特筆される。WWEでは自分の試合をやらせて貰えないと漏らしていたリンセ・ドラドにせよ、好敵手との激闘での戴冠でありリアルの喜びだったことだろう。また、聖地2300アリーナに、シュン・スカイウォーカーの印象がマニア客に刻まれたことも大きい。
日本からの注目という観点なら、本誌が何度も取り上げているヤコブ・ファトゥと、これまたNXT時代から絶賛してきたものの、自分の試合が出来ないとマッチメイカーと揉めてしまう歴史があり、AEWとの契約は短期に終わってしまったが、新日本プロレスには参戦中のリオ・ラッシュの試合である。また、TVテーピングである以上、1時間番組は数回に分けて放送されるだけでなく、順番も変えられるのであるが、現地の興行としてはこのカードがトリであったことも記す必要があろう。
期待通りのメインの重責を果たした試合はファトゥのサモアン・ドロップがフィニッシュだったが、そこで終わりではない。MLW世界ヘビー級王者のアレックス・ハマーストーンが出てきてファトゥが王座挑戦を表明すると、両者がもみ合いになる絵で大会終了となっている。