10月16日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.6』「SPOOX」にて有料ライブ配信!工藤“red”玲央 vs.ダイナマイト柿崎!クボ マサヤ vs.CAZ JANJIRA!インタビュー!

©Def Fellow
 来る10月16日(日)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.6』に出場する「第7試合KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級」工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)vs.ダイナマイト柿崎(DRAGON GYM秋田) 、「第4試合KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級」クボ マサヤ(PHOENIX)vs.CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM)のインタビューが届いた。
 また大会の模様は、今大会より「SPOOX(スプークス)」にて有料ライブ配信【ライブ観戦チケット:3,300円(税込)】されることが決定。
◇この生中継の【ゲスト解説者】が、前回9.23後楽園大会に続いて、元K-1イベントプロデューサー、現在は新武道エンターテイメント「巌流島」プロデューサーの谷川貞治氏に決定。
<実況メンバー>
ゲスト解説:谷川貞治(元K-1イベントプロデューサー/現「巌流島」プロデューサー)
解説:高崎計三(たかさき・けいぞう/フリーライター)
実況:四家秀治(よつや・ひではる/ボイスオン)
◇「SPOOX」販売情報
ライブ配信:10/16(日)17:25~21:30予定
見逃し配信:ライブ配信終了後~10/23(日)23:30迄
視聴料金:3,300円(税込)
販売期間:10/6(木)~10/23(日)19:30迄
KNOCK OUT 2022 vol.6 視聴チケット購入ページ↓ ※購入にはSPOOX会員登録(無料)が必要です
https://spoox.skyperfectv.co.jp/static/sales/content/knockout
・SPOOX会員登録手順(登録無料)
https://helpcenter.skyperfectv.co.jp/articles/knowledge/SPID4451


■『KNOCK OUT 2022 vol.6』
◇日時:2022年10月16日(日)17:00開場/18:00開始(本戦開始前にプレリミナリーファイト数試合予定)
◇会場:後楽園ホール
◇主催:株式会社Def Fellow
◇チケット料金
SRS席(最前列) 20,000円
RS席 10,000円
S席 8,000円
A席 6,000円
※全席指定/消費税込み
※当日券は各席とも500円アップとなります。
※6歳未満は入場無料です。ただし保護者同伴で膝上にてご観戦ください。なお小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料となります。
※今大会は入場者数の規制が緩和されたことに伴い、会場側と協議の結果、観客席を100%フル使用として開催します。ただし、会場内における新型コロナウイルス感染防止対策は、これまでと同様の形で実施することに変わりはございません。また、声出し声援に関する対策はより厳しくなり、場内アナウンスや表示物などでの告知を今まで以上に行ってまいります。なお、現時点において「立見券」の販売は一切行わない予定です。
※今後、政府および自治体が発表する各ガイドラインの変更や感染状況に応じて、収容人数や運営上のルールを変更させていただく場合がございます。
◇チケット販売所
KNOCK OUTオフィシャルショップ https://deffellow.stores.jp/
チケットぴあ https://t.pia.jp/
出場各ジム
◇お問合せ
株式会社Def Fellow https://knockoutkb.com/

<メインイベント第9試合 KNOCK OUT-BLACK -64.0kg契約/3分3R・延長1R>
鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)SUZUKI Hiroki
・元REBELS-BLACK -60kg級王者
96.11.20生/東京都三鷹市出身/25歳/175cm/オーソドックス/13戦13勝(8KO)無敗
 vs.
西岡蓮太(龍生塾)NISHIOKA Renta
・2020 KNOCK OUT無法島GP -64kgトーナメント優勝
・第2代シュートボクシング日本ライト級王者
99.4.11生/大阪府大東市出身/23歳/174cm/オーソドックス/25戦19勝(6KO)6敗

<セミファイナル第8試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級/3分3R・延長1R>
中島弘貴(LARA TOKYO)NAKAJIMA Hiroki
88.7.5生/東京都八王子市出身/34歳/175cm/オーソドックス/46戦30勝(18KO)16敗
・元Krushスーパーウェルター級王者
・K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント準優勝
・Krush-70kgトーナメント2009優勝
 vs.
クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)KUNTAP Charoenchai
80.4.24生/タイ・ローイエット県出身/42歳/174cm/オーソドックス/98戦71勝(21KO)18敗9分
・第4代WMAF世界スーパーウェルター級王者/元WMC世界ウェルター級王者/元M-1スーパーウェルター級王者

<第7試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R>
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)KUDO “red” Reo
87.5.8生/大阪府豊中市出身/35歳/162cm/オーソドックス/25戦10勝(7KO)10敗5分
 vs.
ダイナマイト柿崎(DRAGON GYM秋田) DYNAMITE Kakizaki
87.1.4生/秋田県雄勝郡出身/35歳/165cm/オーソドックス/41戦20勝(12KO)19敗2分
現RKAスーパーバンタム級王者/現DBSスーパーバンタム級王者/元RKAフェザー級王者/元DBSフェザー級王者

☆工藤“red”玲央
「『5年に一度のツキ』はまだ継続中! 何ラウンドにKOするか注目してください!」
10・16『KNOCK OUT 2022 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級/3分3R・延長1R」でダイナマイト柿崎と対戦する工藤“red”玲央。1年ぶりの参戦となった4月、それから7月の試合と連勝し、ここで3連勝を飾って大きな波に乗りたいところ。夏にはわずかな日数ながらタイ合宿にも参加してリフレッシュしたという工藤の試合への意気込みとは?

──連勝中のところで、今回はダイナマイト柿崎選手との対戦となりました。相手の印象は?
工藤 ムエタイの選手だなっていう印象ですね。今回はBLACKルールですけど、前回の炎出丸選手も首相撲が得意だったじゃないですか。相手がどんな感じで来ても、戦いの途中で切り替えられるので、向こうの土俵で戦ってもいいし、僕の土俵に引っ張り込んでもいいし。いつも言ってるんですけど、練習したことをしっかり出せば相手は倒れるので、僕がしっかりハマれば問題ないです。

──今年はコンスタントに試合されてますが、試合を重ねるごとに発言にも自信が溢れてますね。
工藤 自分でも、まさにその自覚はありますね。4月の加藤和也戦で約1年ぶりにリングに上がったんですけど、あの時は正直、そこまでの自信はなかったんですよ。でもやっぱり、やらないと次に進めないので、自信ありそうなことを言ってたんです。それが7月の炎出丸戦では確信に変わって、結果も出せました。正直KOできるとは思ってなかったので、それは言わなかったんですけど、そのために判定になっちゃたのかなと思って反省したので、今回は「倒して勝つ」と決めていて、倒せる技……というよりは、そこに持っていくための流れをしっかり練習しています。そこに相手を持ってきて当てれば倒せるという感じなので。そこの練習はいっぱいやってるので、自信はあります。

──実際、試合でもノってる感じがありますよね。
工藤 それは前回の試合の時に言った、「5年に一度のツキ」が来てるからですよ。

──あ、あれは継続中なんですね。
工藤 続いてます。自分の体つきを見ても分かるんですけど、これはしばらく続きますね。

──それは楽しみですね。ところで夏にタイに行かれたそうですね。
工藤 ああ、行きました。TEPPEN GYMの合宿ということで、僕は仕事の都合もあって途中参加で、3~4日でした。

──ノっている中でのタイ修行は、また違ったんじゃないですか?
工藤 炎出丸戦が終わって数週間後だったので、楽な気持ちで臨めました。海外の雰囲気も味わえて、いつもと違う感覚で練習できました。

──リフレッシュできたと。
工藤 そうですね。タイでのトレーニング内容も、自分がジムで教える上で盗めるものがあって、よかったです。

──もう一つ、今回から入場テーマ曲が変わるという話も聞きました。
工藤 そうなんですよ! どういう曲になるのかは当日のお楽しみにしてほしいんですが、分かる人には分かってもらえると思います。

──ほう。周辺的な要素はいろいろとあるわけですが、試合のテーマとしては何かありますか?
工藤 那須川会長から「今回はKOな!」って言われてるので、そこをしっかり指示通りに有言実行できるか、というのが今回のテーマですね。

──それができるという自信は?
工藤 メチャクチャありますよ! ただ、KOするぞ!するぞ!するぞ!と思い込み過ぎちゃうと力んでしまうじゃないですか。格闘技の試合はたくさん見てるし、そういう人の話もいろいろ聞いてるし、力むのはよくないんで。そこはリラックスしてという感じですけど、いかに冷静に試合して、倒せるところまで持っていくかですね。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントは?
工藤 僕が何ラウンドで倒すかに注目してほしいです。

──自分で予告するわけではなくて?
工藤 いや、僕はそんな予告なんてできないです。「1ラウンドで倒す!」なんて絶対言えないですね。でも必ず倒しにいくので、注目してほしいです。

──ありがとうございました!
工藤 あ、今日はこれで終わりですか?

──何か言い残したことがありますか?
工藤 いや、TOKYO MXの『KNOCK OUT STYLE』が始まったので、そのこととか聞かれるのかなと思って。

──ではお聞きしましょう。やっぱり取り上げられたいですか。
工藤 いや、僕は主役でもないんで、そんなに取り上げられることはないのかなあと思って。この前の第1回も見たんですけど、いずれは出してもらえるといいなあ~と。

──自分から話題を振ってきたわりには、エラい弱腰ですね(笑)。
工藤 ハハハハ! すみません(笑)。

──でも実際は、すごく出たいのでは?
工藤 そりゃあやっぱり出たいですね。僕も『KNOCK OUT』に出てるんで。しかもスポットとかではなくて、けっこうレギュラー参戦じゃないですか。だから出たいですよね。

──では、TVの尺もたぐり寄せるような試合と勝ち方をしなきゃですね。
工藤 そうですね。絶対いい試合しますんで!

──分かりました。ありがとうございました!

◇ダイナマイト柿崎
「相手が連勝中でも、紙一重のチャンスを掴んで勝つ。僕の魂を見てほしい!」
10・16『KNOCK OUT 2022 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で工藤“red”玲央と対戦するダイナマイト柿崎。『KNOCK OUT』にはこれが初参戦となる柿崎は、沖縄と東北でそれぞれ2階級制覇を達成しているベテラン。今回は連勝で波に乗る工藤を相手に、どんな戦いを見せようとしているのか?

──今回、『KNOCK OUT』には初参戦になります。話が来た時はどう思いましたか?
柿崎 旧『KNOCK OUT』は旗揚げから見ていて、大きな大会で強い選手が出ていたので憧れもありました。今回、タイミングがよかったということなのか、チャンスをいただけてうれしくて……ただ、どの試合も同じように挑んではいるので、相手に勝ってやるという気持ちはいつもと同じですね。

──今回、工藤“red”玲央選手との対戦となりました。工藤選手への認識は?
柿崎 実はオファーをいただいて初めて知ったんですよ。それで試合映像を見たんですが、パンチ、手数、スタミナなど、いいものをたくさん持った選手だなと。いい試合ができそうな相手だなとは思いました。ただ、相手に対してどうしようというよりは、いつも通り自分の力を出しきるという姿勢で、自分のスタイルを貫きたいと思います。

──工藤選手は今連勝中で波に乗っています。
柿崎 僕の経験談になっちゃうんですけど、僕もこれまで、勝ったりKOしたりと調子のいい時期というのはあったんですけど、勝負は絶対ではないので、どの試合も紙一重だと思うんですよ。工藤選手は調子がよくて連勝してるんだと思うんですけど、次はその紙一重のチャンスを僕がものにできるように戦いたいと思ってます。

──今回、『KNOCK OUT』初出場ということで、お客さんに自分のスタイルを説明するとすれば、どういう感じになりますか?
柿崎 これまでパンチでKOしたり、ハイキックで倒したりしたこともありますけど、最後までチャンスを諦めないという姿勢が一番かなと思います。格闘技をやる上で一番大事なのは気持ちの強さだと思うんですが、僕は劣勢だったとしても最後まで試合を諦めたことはないので、魂で戦いにいくようなタイプだと思います。それでチャンピオンベルトを獲ることもできましたし。正直、華麗なテクニックを見せるようなタイプではないですけど、泥臭くても諦めない姿勢を見てもらいたいですね。もちろん、勝つためには圧勝できるように頑張りますけども。

──では今回もそのように戦うと。
柿崎 そうですね、僕は相手が強ければ強いほどエンジンがかかるタイプだと思うので、工藤選手のパンチと僕のスタイルが噛み合えば、面白い試合が見せられるんじゃないかなと思います。

──今回の試合について、一番のテーマというと何になりますか?
柿崎 そういうのはあんまり考えることはないんですが……僕は今35歳で、工藤選手も同い年らしいですが、30代半ばになっても諦めない姿勢、僕のような年齢になっても頑張れるんだというところを見せるというのがテーマですかね。

──今回いい形で勝てれば、継続参戦も見えてくるかと思います。そこへの意気込みは?
柿崎 実力を認められて、お客さんにも「また見たい」と思ってもらえたりとか、『KNOCK OUT』さんからも「ぜひまた出てほしい」と言っていただけるのであれば、チャンスをいただけたらありがたいです。まずはお客さんに喜んでもらえたら、プロとしてそれが一番だと思いますし。

──これまで、けっこういろんな地方のいろんな大会に出てますよね。
柿崎 そうですね。僕は地元が秋田なんですが、前の試合は鹿児島でしたし、沖縄とか九州でも多く試合をさせてもらってますね。新潟でも試合をしたことがあります。

──その中で東京での試合には、思うところがありますか?
柿崎 やっぱり地方の人間からすると、東京のリングに立ちたいという選手は多いと思いますし、僕もそう思ってます。だから東京に呼んでもらえるというチャンスがいただければうれしいです。後楽園ホールも2019年6月の『REBELS』(炎出丸に判定負け)以来2回目なので、うれしいですね。

──ちなみに「ダイナマイト柿崎」というリングネームはどこから来ているんですか? 「ファイティング原田」とか「アントニオ猪木」みたいなタイプのリングネームは減っているので、逆に珍しい感じですが。
柿崎 僕がプロデビューする前に、同じDRAGON GYMで「ダイナマイト」をリングネームにつけた選手がいたんですよ。その人がパンチとローキックで相手を倒していくようなスタイルで、僕もアマチュア時代からそういうスタイルでやってきたので、そのリングネームを受け継いだという感じですね。このリングネームに恥じないような試合をしたいといつも思ってます。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
柿崎 他の選手たちは、パンチとかキックとかヒザとか、いろいろ持ってるものがあると思いますけど、僕の場合は魂を見てもらいたいと思ってます。それが見えるような試合をしたいと思ってますので。

──分かりました。ありがとうございました!

<第6試合 KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R・延長1R>
新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)ARATA Soichiro
96.4.2生/沖縄県西原町出身/26歳/179㎝/オーソドックス/14戦9勝(4KO)2敗3分
・イノベーション・スーパーフェザー級王者
 vs.
カミ シロ(PHOENIX)KAMI SHIRO
91.12.4生/北海道広尾郡出身/30歳/172cm/オーソドックス/7戦4勝(2KO)2敗1分
・北斗旗全日本空道体力別選手権大会-240クラス優勝(2017年、2018年)

10月16日(日)『KNOCK OUT 2022 vol.6』全試合順発表!新田宗一朗 vs.カミ シロ、乙津陸 vs.酒井柚樹インタビュー!10月8日第2回『KNOCK OUT STYLE』放送!


<第5試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R・延長1R>
乙津陸(クロスポイント大泉)OTSU Riku
04.6.14生/東京都西多摩郡出身/18歳/163cm/オーソドックス/5戦5勝(3KO)
 vs.
酒井柚樹(TEPPEN GYM)SAKAI Yuzuki
96.6.10生/神奈川県横浜市出身/26歳/158cm/オーソドックス/24戦6勝(1KO)14敗4分

<第4試合KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級/3分3R・延長1R>
クボ マサヤ(PHOENIX)KUBO Masaya
93.7.23生/広島県広島市出身/28歳/173cm/サウスポー/35戦18勝(7KO)14敗3分
・WMCインターコンチネンタル・スーパーライト級王者
 vs.
CAZ JANJIRA(JANJIRA GYM)
87.9.2生/東京都調布市出身/35歳/サウスポー/39戦18勝(4KO)16敗5分
・元蹴拳ウェルター級王者

☆クボ マサヤ
「今は選手としての成熟を実感中。その上で今度の試合は倒し切ります!」
10・16『KNOCK OUT 2022 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACK-66.5kg契約/3分3R・延長1R」でCAZ JANJIRAと対戦するクボ マサヤ。『KNOCK OUT』では3月のApollo中山戦(2ラウンドKO勝利)以来となるが、6月には他団体のリングで自身初のタイトルを獲得している。王者となって臨む今回の一戦には、どんな意気込みがあるのか。そのへんを聞いてみると……。

──すみません、情報を追えてなかったんですが、プロフィールに「WMCインターコンチネンタル・スーパーライト級王者」という表記が加わっていますね。
クボ そうなんです(笑)。主催者のホームページ以外の媒体に結果が載ってないんですが、6月末に大森のゴールドジムでの大会で静岡のホンダ・イゴール選手と対戦しまして、2回ダウンを奪って5ラウンド判定勝ちしたんですね。それが王座決定戦ということで、こっそりチャンピオンになりました(笑)。

──そうでしたか! それは失礼しました。
クボ いえいえ。初の5ラウンド戦だったんですが、ホンダ選手もいい選手で、楽しかったです。ヒジありだったんですけど、そんなにムエタイっぽい展開にはならなくて、ボクシング的な感じでした。2ラウンドに2回ダウンを取ったんですけど、相手が打たれ強くて、そのまま判定までいった感じでしたね。

──3月のApollo中山戦の後がその試合ということですよね?
クボ そうですね。3月に中山戦、6月にタイトルマッチ、それで今回の試合が10月と、試合間隔がちょっと空いちゃって。僕としてはあんまり空けたくなくて、本当は2ヵ月に1回で年6試合までいってもいいぐらいなんですけど、合う選手がいなかったりとか、いろいろあるのかなあと。

──とは言え、今回はキャリア初タイトルを獲得して初の試合ということになりますよね。
クボ 一応、『KNOCK OUT』には凱旋ということで(笑)。まあ気持ちは何にも変わんないですけどね。大々的に獲ったわけでもないし。周りから「ベルトを一つは獲っておいた方がいい」と言われてタイトルマッチに臨んだんですけど、僕自身はベルトにあんまり執着がなくて、「あのベルトがほしい!」みたいなのはそんなにないんですけどね。ベルトが獲れて、努力してきたことが一つ形になったのでホッとはしてるし、周りの人たちが喜んでくれたのはよかったですけど。まあ周りからすれば「もっと早く獲れたでしょ!」って感じでしょうけど(笑)。

──そこで今回はCAZ JANJIRA戦ですよ。まず相手の印象は?
クボ メッチャ昔からいる選手だなと思って。僕がキックを始めた頃からやってるんじゃないかと思いますね。印象としては、試合でも諦めずに頑張るタイプで、パンチもけっこう強いかなと。ただ、対戦するとは思ってなかったので、試合はそんなに見てなかったんですよ。応援したくなる選手、近い人から愛される選手なんだろうなというのは、前々から思ってました。だから長く続けられるのかなと。僕と違う部分での責任感を持ってやってるのかなという、尊敬の部分はありますね。

──そもそもウェルター級の選手ですよね。
クボ 今回、僕もなかなか対戦相手が見つからなかった中、CAZ選手とは階級も違うので、話が流れそうにもなったんです。でもそうするとまた試合間隔が空いちゃうので、何とかやりたいということで、66.5kgという契約体重で実現できました。

──だとすると、クボ選手にとっての今回のテーマは何でしょう?
クボ 倒し切ることですかね。いろいろ試したいこともあって、それを試していきながらフィニッシュにつなげていきたいというのが、テーマとしてありますね。

──「倒し切る」というのはご自身にとっての課題でもある?
クボ 求められてることだろうとは思うので、意識して倒しにいきたいなと思ってます。

──最終的に倒し切るために必要なものとは?
クボ 躊躇しないことかなと思います。試合中、自分を最後まで信じ切って戦うことかなと。

──これまでの試合では「勝つ技術」は十分持っていながら、「倒す」ことにはそこまでこだわってはいないのかなという勝手な印象があるんですが。
クボ おっしゃる通りだと思います。僕自身、試合中に迷っちゃって、自分の動きができないことにイライラしたまま試合が終わることがけっこう多いんですよ。でも海外での試合の時は、けっこう出るんですよ。出られなかった試合もあるんですけど、「勝っても負けてもどっちでもいいや」って感じで勝負に出ることも多かったんですよね。国内の試合では、力を出しきれないことが多いかなと。

──それは何がブレーキになってるんですかね?
クボ 僕は試合がそこまで好きなわけじゃないからかなと(笑)。

──それは衝撃発言ですが(笑)。
クボ キックボクシングという競技は凄く好きだし、練習も楽しいし追い込みもキッチリやるんですけど、「勝負」となると「競技」とはまた別なんですよね。「勝負しなきゃいけない」という場面で、心の弱さが出ちゃうので。国内だと、見られてるというのが特にあるし。

──でも今回は、その殻を破りたいと。
クボ できるんじゃないかなと思います。自分を客観視した時に、ここ最近の試合で、ひと皮むけて倒せる選手になってきたんじゃないかなと。それをリングで試してみたいというのもありますね。

──それは「燃えている」というのとかとはまた違うわけですね。
クボ 僕、今まで試合で燃えたことって、たぶんないんですよ。

──「燃えたことがない」!
クボ モチベーションはずっと高いんですけど、「ここでやってやるぞ!」とか「相手をぶっ倒してやりたい!」みたいなのは基本的になくて。僕のモチベーションっていうのは、誰かに勝ちたいとかじゃなくて、なりたい自分になるためにというのが大きいんですよ。だから対戦相手にもそこまでフォーカスしてなくて、その時その時に自分の決めたことをやれるかというのが、格闘技をやる上での目標なんですよね。だから「ファイター」ではないのかもしれませんけど。

──試合前のインタビューとしては独特な内容になってきました(笑)。
クボ すごくまとめにくいインタビューだと思います(笑)。相手のことをdisったりもできないし。

──それは無理にする必要はないですから(笑)。
クボ 相手のことは尊敬もしてるし、相手をどうこうしたいと思ってるわけではないので。イベントとしてはもっとギラギラしてる方がいいんでしょうけど……気持ちとしてはフィットネスの会員さんとそんなに変わらないんじゃないかと思うんですよね。だから僕は“等身大のヒーロー”を目指しますよ(笑)。

──ではそういうところも含めて、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
クボ 力強さですね。パンチも蹴りも動きも全部、半年前に『KNOCK OUT』で僕を見た人もビックリするぐらい変わったんじゃないかと思うので。

──そこに重点を置いて強化してきたということですか?
クボ 気持ちがノってきたからかなと思います。選手として成熟できてきたのかなと。

──分かりました。ありがとうございました!

◇CAZ JANJIRA
「今回KO勝ちして、ウェルター級でRED、BLACK両方を狙いにいきたい!」
10・16『KNOCK OUT 2022 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACK -66.5kg契約/3分3R・延長1R」でクボ マサヤと対戦するCAZ JANJIRA。今回は66.5kg契約での対戦だが、ここで勝って『KNOCK OUT』のウェルター級に殴り込みたいという目論見があるという。そのために今回、彼が見せようとしている戦いとは?

──『KNOCK OUT』には、2019年6月の『REBELS.63×KNOCK OUT』という大会に出て以来ということですよね。
CAZ はい。しかもREBELSの王座決定戦(67kg級。UMAに1ラウンドKO負け)で。だから『KNOCK OUT』への参戦歴となると、ちょっと微妙なところもあるんですよね(笑)。

──まあ、今の体制の『KNOCK OUT』には初参戦ということですね。今はどんなイメージがありますか?
CAZ Krushの初期の頃みたいなイメージで見てますね。卜部弘嵩選手と石川直生選手が戦っていたりして、後楽園が毎回盛り上がって勢いがついてきた頃に近い感じがするんですよ。ここから、来年3月の代々木大会もあるし、そこでまた一つの形が見られるかなと思うと楽しみで。

──そのリングに上がるという上で、どういう気持ちですか?
CAZ ウェルター級ではまだ「この人が絶対的な主役!」という人がいなくて、本当は渡部選手がなるはずだったのかもしれないですけど、良太郎選手にあんな風に負けてしまったので、ここで自分が台風の目というか、面白い存在になれればと思ってます。

──ただ、今回はクボ マサヤ選手と、66.5kg契約での対戦となりました。
CAZ 今回はそうですね。もともと僕はキックボクシングのウェルター級(66.67kgリミット)でやっていたので、そこまでなら落ちるので。逆にいつもよりも重い設定でやるクボ選手の方がどうかなと思ってます。それがどちらに転ぶのかなと。最初、自分としては65kgも視野に入れて……とも思ってたんですけど、9月の大会でウェルター級の王者も決まったし、自分はBLACKもREDも両方行けるので、今回KO勝ちしたら正式にウェルター級に殴り込みたいと思っています。

──なるほど。そのためにも、今回勝たないといけないと。クボ選手についてはどういう印象ですか?
CAZ もともと階級も違ったし、対戦のイメージをしてこなかった選手なんですけど、いざ決まって見てみると、すごくテクニックがある選手という印象ですね。意外にパンチが重たいんじゃないかと勝手に思っていて、そこは警戒してますね。蹴りに目が行っちゃいますけど、パンチのタイミングの取り方とかも上手なんじゃないかなというのは気にしてます。

──逆に自分はどう戦おうと思ってますか?
CAZ 自分は一気に倒すとかカウンターを狙うというよりも、削っていくタイプなので、全体を通してしっかり勝ちたいと思ってるんですけど……そうすると、せっかくのKO賞がもらえないので、ちょっと悩みどころです(笑)。

──『だし香るふわとろタコ焼き 菊川・タコ鉄』さんからのKO賞ですね。
CAZ はい、アレはちょっとデカいなと(笑)。ただ、狙いにいくといい思い出がなくて、それで痛手を負ったことがけっこうあるんで。そこは相対しながら考えて、いけたら一気にいきたいなと考えてます。

──4月の前戦まで引き分けを挟んで3連勝と好調ですよね。その理由はどういうところだと思っていますか?
CAZ 連勝はNKBに上がるようになってからなんですけど、当日計量なのが自分に合っていたみたいなんですよね。そこがポイントなのかなと自分では思っています。

──なるほど! しかし『KNOCK OUT』は前日計量ですが……。
CAZ でも、当日計量だと計量終わってすぐ試合しないといけないので、コンディショニングとかを早め早めにやるようになったんですね。以前は前日計量だから無茶な水抜きをやっちゃってたところもあったので、それをやらなくなって違いをすごく感じました。

──以前は計量をパスした後にリカバリーの時間があるからと、無茶な減量をしていたと。
CAZ はい。自分では大丈夫だと思ってたんですけど、その頃は結果が出てなかったので。接戦になっても、後半失速してしまったりもあったんですよ。だからいろいろ変えた部分が、今回どう生きてくるのかが楽しみです。

──今はもう当日計量の団体はほとんどないですが、それを経験したからこそ分かることもあったということですね。
CAZ まさにそうですね。それに1日で全部終わるというのも自分の性格に合ってたみたいで。

──また、SNSを拝見したらこの試合に向けて出稽古を強化されてるんですね。
CAZ やってます。今はジムの会長をやらせてもらってるので、誰かに厳しく言われることもほとんどなくなってしまったんですよね。なので、緊張感を持って練習できるように、外に出るようにしています。先日は前口太尊選手と縁があってスパーリングをやらせてもらったんです。

──その写真も上がっていましたね。
CAZ 最初は前口選手が「サウスポーでやってあげるよ」と言ってくれてたんですけど、けっこうすぐにオーソドックスになっちゃって、「アレ?」とは思ったんですけど(笑)。プレッシャーに関しては褒めてもらったので、それだけでも手応えは十分かなと。

──また、試合の時はセコンドに大道塾の加藤清尚さんがいらっしゃいますよね。
CAZ はい、加藤さんとはJANJIRA GYMの先代会長のご縁で、もう10年以上、専属コーチみたいな感じでずっと見ていただいています。加藤さんは見た目からヤバいじゃないですか。だからどっちかと言うと、試合よりも控室に帰ってからの方が怖いんですよね(笑)。最近勝っていても、なかなか昭和の方には優しくしてもらえなくて。『KNOCK OUT STYLE』でも追いかけてもらいたいぐらいです(笑)。

──なるほど、ではそのためにもレギュラー参戦にならないとですね(笑)。
CAZ 試合順も発表されましたけど、今回は全9試合のうちの第4試合なんですよね。僕はまだまだ認知度が足りないので、次は後半戦で試合ができるように頑張りたいと思います。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしい点はどこでしょう?
CAZ もう試合だけじゃなくて、入場から退場まで全てを見てほしいです。

──分かりました。ありがとうございました!

<第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級/3分3R・延長1R>
YUYA(クロスポイント吉祥寺)
91.6.6生/東京都渋谷区出身/31歳/177cm/サウスポー/4戦3勝(1KO)1敗1分
 vs.
Apollo中山(GOD SIDE GYM)Apollo Nakayama
88.6.14生/神奈川県川崎市川崎区出身/34歳/170cm/サウスポー/6戦2勝(2KO)2敗2分
・KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kgトーナメント優勝(2021年)

<第2試合 KNOCK OUT-REDバンタム級/3分3R・延長1R>
大﨑草志(STRUGGLE)OSAKI Soshi
81.3.23生/広島県廿日市市出身/41歳/167cm/サウスポー/7戦4勝(2KO)3敗
 vs.
ナカムランチャイ・ケンタ(team AKATSUKI)NAKAMURANCHAI Kenta
00.8.18生/千葉県白井市出身/22歳/170cm/サウスポー/9戦3勝(3KO)6敗

<第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R>
智己(LARA TOKYO/スピリットジム仙台)TOMOMI
01.9.19生/宮城県塩竈市出身/21歳/175cm/オーソドックス/3戦2勝(1KO)1敗
・KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝(2021年)
 vs.
佐藤拓也(クロスポイント吉祥寺)SATO Takuya
83.8.5生/山形県山形市出身/39歳/167cm/オーソドックス/1戦1敗

<プレリミナリーファイト第2試合◎KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R>
竹田哲紳(クレイン)TAKEDA Tesshin
05.10.25生/東京都豊島区出身/16歳/173cm/オーソドックス/1戦1勝(1KO)
 vs.
剛大(Y’s glow)GOTA
06.3.28生/千葉県勝浦市出身/16歳/168cm/オーソドックス/デビュー戦

<プレリミナリーファイト第1試合◎KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R>
福田 拓海(クロスポイント大泉) FUKUDA Takumi
99.7.7生/東京都練馬区出身/23歳/176cm/オーソドックス/1戦1勝(1KO)
KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kgトーナメント優勝(2022年5月)
 vs.
大岩竜世(KANALOA-GYM) OIWA Ryuse
00.7.10生/岐阜県可児市出身/22歳/168cm/オーソドックス/1戦1勝

『KNOCK OUT』大会スケジュール
・2022年
◇プロ大会
10/16(日)後楽園ホール
11/19(土)後楽園ホール
12/11(日)後楽園ホール
・2023年
◇プロ大会
3月5日(日)国立代々木競技場第二体育館
4月22日(土)後楽園ホール
6月11日(日)後楽園ホール
8月6日(日)後楽園ホール
9月16日(土)後楽園ホール
11月5日(日)後楽園ホール
12月9日(土)後楽園ホール
◇アマチュア大会
4月1日(土)新宿FACE
5月27日(土)新宿FACE
9月2日(土)新宿FACE
11月18日(土)新宿FACE
※後楽園ホール大会はすべてプロ大会として夜開催、新宿FACE大会はアマチュア大会としてすべて全日開催の予定です。
※大会日程は都合により追加・変更・中止となる場合があります。