バダ・ハリ、アリスター・オーフレイムに逆転負け!Glory: Collision 4

(C)GLORY

 10月8日(現地時間)にオランダ王国アーネムで「Glory: Collision 4」が開催された。
グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
 今大会は王座戦がずらりと並んでいるが、そんなものは全て吹き飛ぶほどの超ど級のカードがメインに据えられた。それはあの悪童バダ・ハリとダッチ・サイクロン、アリスター・オーフレイムの三度目の対決だ。バダ・ハリは私生活のトラブルで選手としては長期活動出来なかったなどあったものの、近年はキックボクサーとして復活。現グローリーヘビー級王者であるリコ・ベホーベンからはダウンを奪い試合を有利に進めたものの足を負傷して敗れるなど不運なアクシデントもあったが、絶対王者からダウンを奪うなどまだまだ選手として衰えていない事を証明している。対するオーフレイムは長くUFCで活動していたが、2021年にUFCを離脱し、グローリーと契約、キックボクシング復帰となり、いきなり因縁のバダ・ハリとの対決となった。両者は過去に二戦しており、一勝一敗。まさに今回が決着戦となっている。試合は1Rはバダ・ハリがローキック戦法でリード、2Rもそのままローキックが冴えてバダ・ハリがリードするも、ラウンド終盤にオーフレイムの強烈なアッパーが決まりバダ・ハリがぐらつく。ここで流れが変わり、3Rはオーフレイムが強烈なラッシュでバダ・ハリから二度もダウンを奪い、オーフレイムの判定勝ち。バダ・ハリはまたしても前半リードしていながら、逆転負けという結果となった。そして試合後、オーフレイムは現GLORYヘビー級王座挑戦をアピールし、王者リコ・ベホーベンとにらみ合った。

リコ
■ Glory: Collision 4
日時:2022年10月8日(現地時間)
会場:オランダ王国アーネム

<ヘビー級>
○アリスター・オーフレイム(オランダ)
 判定
●バダ・ハリ(モロッコ)

<女子スーパーバンタム級王座タイトルマッチ>
○ティファニー・ヴァン・ゾースト(米国/王者)
 判定
●サラ・ムサダック(フランス/挑戦者)

<ライトヘビー級王座決定戦>
○セルゲイ・マスロボイェフ(リトアニア)
 判定
●タリク・ケバベス(モロッコ)

<ライト級王座タイトルマッチ>
○ティジャニ・ベスタティ(モロッコ/王者)
 判定
●ストヤン・コプリヴレンスキ(ブルガリア/挑戦者)

<フェザー級王座タイトルマッチ>
○ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/王者)
 判定
●エイブラハム・ヴィダレス(メキシコ/挑戦者)


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