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悪童ネイト・ディアスがローリング・ストーンズの♪Gimme Shelterで入場してきて鳥肌が立った。It’s just a shot awayなのである。そして最後はグレイシー柔術ベースらしく裸締めでトニー・ファーガソンを葬った。レジェンド同士の対決、恐らくこれが両雄の最後のUFCなのだろう。
メインイベント
直前のサプライズで、UFCの人気者ネイト・ディアスとトニー・ファーガソンがメインイベントで闘うことになり、第3ラウンドまでスリリングな試合が繰り広げられた。第4ラウンド、ディアスはギロチンのチャンスにファーガソンに飛びつき、相手にタップさせた。
勝者ディアスのコメント:
「レスリングのキャンプをやって、ボクシングはやってないんだ。でも、やり遂げた。総合格闘技の立派なOG代表を手に入れたんだ。今、自分はUFCで最も長いキャリアを持ち、最も成功していると感じている」
セミメインイベント
メインイベントに出場予定だったハムザト・チマエフが体重を落とせなかったため、対戦相手がシャッフルされ、ケビン・ホランドが180ポンドで応戦した。チマエフは、第1ラウンドにダースチョークでホランドをタップアウトさせ、その圧倒的なグラップリングを見せつけた。
試合後のチマエフのコメント:
「みんなのためにやってきた!誰も自分を止めることはできない。死ぬのはケージの中だ!」
リーチ対D-ROD
中国の強豪、ウェルター級14位のリー・ジンリャンは、前日にダニエル・ロドリゲスとキャッチウェイトの180ポンドでの対戦が決まり、試合は非常に慎重かつ拮抗した流れになった。打撃主体の試合はスコアカードまでもつれ込み、僅差のスプリット判定でロドリゲスの勝利となった。
アジア出身選手
中国のアラテン・ヘイリは、チャド・アンヘリガーに対し、3ラウンドを通じて自分のスキルをすべて発揮し、スコアカードでクリーンな勝利を収めた。アラテンは、『Fight Ready』でのトレーニングの結果、定評のある打撃センスを距離、タイミング、忍耐力において顕著に向上させた。
アジアMMAのベテラン、クリス・バーネットは個人的な状況を乗り越え、ジェイク・コリアーから大きなダメージを受けながらも、TKOで過去最高のフィニッシュを獲得した。バーネットはコリアーにプレッシャーをかけられ、危うくタップしそうになったものの、その隙にマウントを取り、レフェリーが試合をストップするまでパウンドを連打して勝利を掴んた。
■ UFC 279
日時:9月10日(現地時間)
会場:米ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ
<ウェルター級>
○ネイト・ディアス(米国)
4R 2分52秒 ギロチンチョーク
●トニー・ファーガソン(米国)
<180ポンド契約>
○カムザット・チマエフ(スウェーデン)
1R 2分13秒 ダースチョーク
●ケヴィン・ホランド(米国)
<180ポンド契約>
○ダニエル・ロドリゲス(米国)
判定
●リー・ジンリャン(中国)
<140 ポンド契約>
○アイリーン・アルダナ(メキシコ)
3R 2分21秒 TKO
●メイシー・シェエソン(米国)
<ライトヘビー級>
○ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
1R 4分38秒 リアネイキドチョーク
●イオン・クテレバ(モルドバ)
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