9月3日タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された「Fairtex Fight」に現在ミャンマーからタイに拠点を移して、ムエタイ参戦中のラウェイ前王者トゥン・トゥン・ミン軽量級の弟トウン・ミン・ナインが、コロナ禍前の2019年よりタイで戦績を積む日本人選手上野優翔（日本）に判定勝。両者は先月8月14日タイ中南部のアユタヤで開催したムエタイ大会で対戦しており、トウン・ミン・ナインが5R判定勝。およそ3週間の短いスパンでの再戦は、3Rムエタイ戦で行われトウン・ミン・ナインが判定勝でリベンジを阻んだ。現在ルンピニースタジアムでは昨年9月“大改革”が発表され「Fairtex Fight」では、オープンフィンガーグローブ着用での3Rムエタイ“MUAY THAI FXTREME”戦『Fairtex Fight Road to ONE』も開催されているが、上野 vs.トウン・ミン・ナインの試合は、通常グローブ着用の3Rムエタイ戦で行われた。

ルンピニー大改革概要
1.5Rが通常だが、3Rマッチも導入（THAI FIGHT、MAX MUAYTHAI、MuayThai Super Champなどは、タイvs.外国人をメインとした3Rムエタイ大会はエンタメ性が高い）
2.女子マッチ解禁（ルンピニー、ラジャでは女子マッチは禁止されていた。）
3.MMA戦の導入
4.試合での賭け禁止
5.最終Rの流し禁止（ポイントで勝っていると判断した選手は、最終ラウンド倒しにいかず逃げの体制にはいる）

■「Fairtex Fight มวยมันพันธุ์ Extreme」
日時：2022年9月3日　10：00～12：00（現地時間）日本12：00～14：00
会場：タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
放送：Channel ７でライブ配信
大会動画

＜ムエタイ 61㎏　3分3R＞
●ユウト・ヌンポンテープ／上野優翔（日本）Yuto Numppnthep
　判定
○トゥン・ミン・ナイン（ミャンマー）ထွန်းမင်းနိုင်-Tun Min Naing



(C)Fairtex Fight
試合は3R、賭け禁止、最終Rの流し禁止なのでキックボクシング的要素が強い判定基準か？両者決定打はなかったが、上背で劣るトゥン・ミン・ナインが前に出ての攻撃が印象点につながったと思える。

ONE CHAMPIONSHIP チャトリCEOのルンピニースタジアム・プロモーター就任が決まり、9月12日ルンピニースタジアムで公式発表を行う。ルンピニーのONE化も進みそうだ。