[週刊ファイト9月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼米英決戦Worlds Collide前タイラー・ベイト里村明衣子Fベイラーら続々
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■ WWE NXT2.0
日時:8月30日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
WWEネットワーク視聴が現地TV放送より1日遅れるから、先に数字結果を出しておくとPPV大会『Worlds Collide』直前回なので最後の煽りをする番組となり、通常は業界用語”Go Home Show”となるのだが、平均視聴者数は前週比から横ばいの676,000人、視聴率は0.15%とむしろ上昇を記録した。ESPNでやってるテニスの『US OPEN』は大台100万人となったが、それと比べても好調ぶりがわかるだろう。
試合は先週の番組の記憶に残る名言(笑)が実況席からもリキャップされたのだが、グレイソン・ウォーラーを「お前なんかLow Budget MIZ TV」と揶揄していたアポロ・クルーズとのシングル戦から。但し、アポロの目に指が入ったとのことで試合中断のCMを挟む考えられた構成にしてある(ニヤリ)。
ケツはローリング・スタナーで低予算版のミズ(笑)が勝利。予定通りなのだ。繰り返しになるが、ウォーラーは次世代スターであり、もう準備も整っているのである。
◆里村明衣子『NXTワールズ・コライド』前に忠告「ブレア、マンディはファイナルボスを越えられない」
NXT UK女子王者里村明衣子が「NXTワールズ・コライド」の女子王座統一トリプルスレット戦で対戦するマンディ・ローズとブレア・デボンポートに対して「お前たちはファイナルボスを越えられない」と忠告すると再会した前NXT UK女子王者アルバ・ファイアからは「勝ってよ」と激励された。
“ファイナルボス”こと里村は「NXTワールズ・コライド」特別映像の中で「プロレスは私の人生のすべてです。キャリアは27年を過ぎました」と語り出すと、「私が保持してきた最も権威のあるベルトはNXT UK女子王座です」と現王者として誇りを示した。続けて最後に女子王座統一トリプルスレット戦に対しては「ブレア・デボンポート、マンディ・ローズ、お前たちはファイナルボスを越えられない」と忠告して大一番に闘志を燃やした。
その後、里村はバックステージで歩いているとかつてのライバルでケイ・リー・レイから改名した前NXT UK女子王者アルバに「それ(王座ベルト)似合ってるわ」と声を掛けられて再会。これに「すごい王者から勝ち取ったからね」と返事をしてお互いリスペクトを示すとアルバに「日曜日(ワールズ・コライド)は勝ってよ」と激励された。女子王座統一トリプルスレット戦が行われる「NXTワールズ・コライド」は日本時間9月5日にWWEネットワークで配信される。
フィン・ベイラーがロッカールームに来てブロン・ブレイカーにNXT王座の価値を説く事前収録セグメントが挿入。入れ替わり立ち代わり、スーパースターの登場が番組を通して続くことになる。
トリプルHのAEWへのリベンジ開始である。シカゴからの『All Out』と、NXTの『Worlds Collide』は完全なる同じ時間ではないものの米国同日開催である。日本時間では月曜になるが、来たる週末は専門媒体にとっても大変な全面戦争状態となるのだ。
ダイヤモンドマインからロデリック・ストロングの追い出し騒動スキットが続くなか、アイビー・ナイル&テイタム・パクスリーが女子タッグ王者カタナ・チャンス&ケイデン・カーターにノンタイル戦で挑戦。NXT UKは女子タッグ王座ないんで、いつもの合体技でアメリカン忍者組が勝利なんだが、そこに出てきたのがニッキーA.S.H.&ドゥドロップの英国勢である。どんどん『Worlds Collide』のカードが確定していくことになるのだ。SmackDownとRAWにもはやブランド分けが無意味になっているだけでなく、トリプルH政権ではNXTとの交流も自由自在となるのであった。