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UFC 278:ウスマンvsエドワーズ2が、8月21日(日)にユタ州ソルトレイクシティのビビントアリーナで開催され、MMAというスポーツにおいて最もスリリングで予測不可能といえるかたちで結末を迎えた。
UFCウェルター級王座決定戦
UFCウェルター級チャンピオン、カマル・ウスマンと同級2位のレオン・エドワーズとの再戦は、1ラウンドからチャンピオンが相手にマウントを取られるという意外な序盤となった。エドワーズは優れたレスリングでカウンターを見せ、ウスマンにスタンドでの打ち合いを強いると、2ラウンド終了時に王者はテイクダウンを仕掛け、試合終了間際まで勢いはウスマンに傾いた。そして、残り1分、エドワーズがハイキックでウスマンを倒し、劇的な逆転KO勝利を収めた。
新UFCウェルター級チャンピオン、レオン・エドワーズの試合後のコメント:
「言葉では言い表せない。みんな自分のことを疑っていた、自分には無理だと言っていた。今の自分を見てくれ。パウンド・フォー・パウンドのヘッドショットのナンバーワンだ。苦境を乗り越えて来たんだし、やり遂げるまで頑張ってきた!見てくれ!イギリス出身でも勝てると言っていただろう!お母さん、あなたのためにやったんだ!人生を変えると言っただろう!今の自分を見てくれ!」
セミメインイベント
ミドル級6位のパウロ・コスタは、1ラウンドに電撃的なパンチ、テイクダウン、そしてグラウンドコントロールで、元ミドル級王者でこれがオクタゴン復帰戦となったルーク・ロックホールドを苦しめた。2ラウンド、ロックホールドはコーナーから抜け出し得意のキックを見せましたが、コスタがプレッシャーをかけ続け、激しい打ち合いのまま3ラウンドを終え、スコアカードで全会一致の判定勝ちを収めた。
勝者コスタの試合後のコメント:
「最後に人前で戦ったのは2019年だったから、この観客から湧き上がるエネルギーはすごかった。これは戦争だった。そしてとても良い戦いでもあった。彼が良いショットをたくさん打ってきて驚いた。みんなは彼のアゴが脆いと言ってるけど、実際はそうではなかった」
アジア出身選手:
中国出身のアオリ・チロンは、ジェイ・ペリン相手にユナニマス・デシジョンで判定勝利を収め、バンタム級初戦を白星で飾った。持ち前の忍耐力で、アオリ・チロンはハードなカウンターパンチで相手を打ちのめし、厳しい場面では優れたテイクダウンによるディフェンスを見せた。
■ UFC 278:ウスマン vs. エドワーズ
日時:現地時間2022年8月20日(土)、日本時間21日(日)
会場:アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティ /ビビント・アリーナ
【メインイベント】
<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○レオン・エドワーズ(英国・ジャマイカ/挑戦者)
5R 4分04秒 TKO
●カマル・ウスマン(ナイジェリア/王者)
【セミメインイベント】
<ミドル級>
○パウロ・コスタ(ブラジル)
判定 2-1
●ルーク・ロックホールド(米国)
【メインカード】
<バンタム級>
○メラブ・ドバリシビリ(ジョージア)
判定 2-1
●ジョゼ・アルド(ブラジル)
<女子バンタム級>
○ルーシー・プディロヴァ(チェコ)
2R 4分04秒 TKO
●ウー・ヤナン(中国)
<ライトヘビー級>
○タイソン・ペドロ(オーストラリア)
1R 1分05秒 TKO
●ハリー・ハンサッカー(米国)
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— UFC (@ufc) August 21, 2022
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