ジャマル・ベン・サディクがKO勝ち!Glory 81

(C)GLORY

 8月20日(現地時間)にドイツ連邦共和国デュッセルドルフで「Glory 81」が開催された。
グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
 今大会のメインはグローリーの絶対王者であるリコ・ベホーベンの保持するヘビー級王座への挑戦権を賭けてジャマル・ベン・サディクとベンジャミン・アデブイが激突した。共にヘビー級トップコンテンダーで実績も申し分ない同士だが、試合はサディクが圧倒。アデブイをコーナーに追い込んでパンチラッシュから、リング中央でカウンターのワンツーでダウンを奪う。なんとか立ち上がったアデブイだが、すぐにサディクがコーナーに追い詰めてパンチラッシュ。アデブイが崩れ落ちてレフェリーが慌ててストップ。サディクが見事なKO勝利して、挑戦権を獲得した。
 セミファイナルでは、ミドル級王座戦が組まれ、王者ドノバン・ウィセが判定でジュリ・ド・スーザを下して王座防衛を果たしている。

■ Glory 81
日時:2022年8月20日(現地時間)
会場:ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ

<ヘビー級王座挑戦者決定戦>
○ジャマル・ベン・サディク(モロッコ・ベルギー)
 1R 2分34秒 TKO
●ベンジャミン・アデブイ(ルーマニア)

<ミドル級王座タイトルマッチ>
○ドノバン・ウィセ(スリナム/王者)
 判定
●ジュリ・ド・スーザ(ポルトガル/挑戦者)

<ヘビー級>
○シハド・ケペネク(トルコ)
 1R 2分52秒 TKO
●ノルディン・マヒディン(アルジェリア)

<ライト級>
○アフマド・チク・ムーサ(ドイツ)
 1R 3分00秒 TKO
●ラフィク ハビアト(モロッコ)

<ライト級>
○ストヤン・コプリヴレンスキ(ブルガリア)
 判定
●ゲリック・ビレット(フランス)

<フェザー級>
○デニス・ウォシク(ドイツ)
 判定
●直樹(日本)