ジョシュ・アレキサンダーが王座防衛!Impact Wrestling Emergence 2022

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 8月12日(現地時間・放送日)にイリノイ州シセロで『Impact Wrestling Emergence 2022』が開催された。
 この大会はインパクト・レスリング、夏のビッグマッチでメインでは団体最高峰王座であるインパクト世界王座戦が組まれ、王者ジョシュ・アレキサンダーが、アレックス・シェリーの挑戦を受けた。ベビーフェイス同士の王座戦であり、シェリーはクリス・セイビンとのタッグチーム、モーターシティ・マシンガンズとしての活躍が有名なので、タッグ屋という印象が強いが、今回はシングルプレイヤーとして団体最高峰王座奪取をもくろんでいる。試合はレスリング巧者でベビーフェイス同士の対決だけにレスリングの展開が続く。しかし、アレキサンダーがアンクルロック、シェリーがシェルショックとお互いに必殺技を出しても勝負が決まらないというシーソーゲームとなる。しかし最後はアレキサンダーが必殺のC4スパイクをリング中央で決めてフォール勝ち。アレキサンダーがクリーンな決着で勝利して王座防衛を果たした。
抗争が続くROH軍団オナー・ノーモアとバレットクラブは遂に、ROH軍団が負けたら解散という条件マッチで激突する事になった。インパクト・レスリングのライバル団体ROHが団体の買収(シンクレア・ブロードキャスト・グループからトニー・カーン氏が買収)などのごたごたで混乱していた時期にROH所属選手達が契約を切られた事から、ROH軍団としてインパクト・レスリングに侵略を開始。インパクト・レスリング所属だが、かつてROHでも活躍していたエディ・エドワーズをリーダーとして暴れまわっていたが、複数の団体を股にかけて暴れまわっているバレットクラブと抗争が勃発。遂に完全決着をつけることとなった。試合は両軍団が入り乱れ、バケツなど凶器も乱舞し、リング下の観客席でも乱闘が繰り返される。乱戦の中、最後はギャローズをマット・ターバン、マイク・ベネットがバケツに叩きつけてフォール勝ち。ROH軍団が勝利し、解散を回避して、王座挑戦権を獲得した。
 怪物ムースとの抗争が激化しているサミ・キャラハンは、その抗争に割り込んできてムースと手を組んだスティーブ・マクリンとノーDQマッチ(反則ありマッチ)を行った。反則が許可されるハードコアマッチが得意のキャラハンが椅子など凶器が乱打、マクリンは流血に追い込まれる。マクリンも急所攻撃などで反撃するが、キャラハンも逆に急所攻撃連打でマクリンを追い込み、更にマクリンの両手を縛り、必殺のパイルドライバーを決めてフォール勝ち。キャラハンがマクリンからフォールを奪って堂々の勝利となった。

■ Impact Wrestling Emergence 2022
日時:2022年8月12日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国イリノイ州シセロ

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○ジョシュ・アレキサンダー(王者)
 ピンフォール
●アレックス・シェリー(挑戦者)

<ノックアウト王座タイトルマッチ>
○ジョーダン・グレイス(王者)
 ピンフォール
●ミア・イム(挑戦者)

<10人タッグマッチ>※バレットクラブ勝利でROH軍団は解散、ROH軍団勝利でインパクト世界タッグ王座への挑戦権獲得
○ROH軍団オナー・ノーモア(エディ・エドワーズ、マット・ターバン、マイク・ベネット、PCO、ヴィンセント)
 ピンフォール
●バレット・クラブ(エース・オースティン、クリス・ベイ、ドク・ギャローズ、カール・アンダーソン、ヒクレオ)

<ノーDQマッチ>
○サミ・キャリハン
 ピンフォール
●スティーブ・マクリン

<シングルマッチ>
○バンディード
 ピンフォール
●レイ・ホルス

<タッグマッチ>
○バイオレント・バイ・デザイン(エリック・ヤング、ディーナー)
 ピンフォール
●クリス・セイビン、KUSHIDA

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○マイク・ベイリー(王者)
 ピンフォール
●ジャック・エバンス(挑戦者)

<ノックアウトタッグ王座タイトルマッチ>
○VXT (チェルシー・グリーン、ディオナ・パラッツォ)(挑戦者)
 ピンフォール
●ローズマリー、タヤ・バルキリー(王者)、

<デジタルメディア王座タイトルマッチ>
○ブライアン・マイヤーズ(王者)
 ピンフォール
●ブピンダー・グジャール(挑戦者)