2022年UFCホール・オブ・フェイム・セレモニー !5人の偉大なアスリートが殿堂入り

 UFCの第10回インターナショナル・ファイトウィークで、UFCの偉大なアスリートたちが、MMAに永遠に残る影響を与えたとして表彰された。UFC殿堂入りセレモニーは7月1日にTモバイルアリーナで開催され、チケットの収益はUFCフェザー級のギガ・チカゼが設立したノックアウト・キャンサー基金(Knockout Cancer Foundation)に寄付された。

フォレスト・グリフィン・コミュニティアワード:ギガ・チガゼ
ギガ・チカゼは、彼と彼の基金であるノックアウト・キャンサーが地域社会に与えた有意義な影響に対して、フォレスト・グリフィン・コミュニティ賞を授与された。この賞には、チカゼが選択する慈善団体への25,000ドルの寄付が含まれている。

「私はアスリートであり、ファイターでもあります。闘うことで成功し名を挙げれば、みんなにもっと意識を広めることができるでしょう。この寄付金をもらったら、何人かの人を選んで、他の人を助けることを続けようと思っています。自分が戦うたびに、ファイトパスの何パーセントかがこの団体に寄付されます。まだ始まったばかりなので、引き続き活動をしていきたいと思います。」—ギガ・チガゼ

UFCホール・オブ・フェイムファイト:カブ・スワンソンvs チェ・ドゥホ
2016年にファイト・オブ・ザ・イヤーを獲得したカブ・スワンソンとチェ・ドゥホのフェザー級での対戦がUFC Hall of Fame Fight Wingに選出された。

「自分は特定のファイターとそのスタイル、そして全てを賭ける人、決して安全策を取らない人のファンになりました 。そのようなファイターをいつも尊敬していたので、試合に出場することは私にとってより大きな意味があります。18年間、自分のやり方でやってきて、やっと少し報われたようなものです。」—スワンソン

「私は、心からファンに楽しくてエキサイティングなファイトを届けることが最も重要だと思っています。このような賞をいただき、とても光栄に思います。これからの試合ではもっと面白い、いいパフォーマンスをお見せしたいと思います。」-チェ・ドゥホ

2階級王者ダニエル・コーミエ
元2階級制覇王者で現在はUFC解説者のダニエル・コーミエは、UFCの2022年Modern Wingの殿堂入りの第一号となった。ライトヘビー級とヘビー級の両方でタイトルを獲得したコーミエは、UFC史上最高のパウンド・フォー・パウンドファイターの一人として、その名を刻んだ。

「UFCのタイトルを獲得するのはとても難しいことです。1つ勝つだけでもすごいことなのに、2階級でチャンピオンになるなんて、信じられないことです。悪いことがあっても、それをモチベーションにして、もっと大きなこと、もっといいことをすればいいのです。逆境に立たされ、何か悪いことが起きて辞めてしまったら、本当の自分の可能性を知ることはできないからです。」—コーミエ

ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ
元ライト級無敗王者のハビブ・ヌルマゴメドフは、29勝0敗という完璧な成績を収め、キャリアを通じてトップコンテンダーや元王者を破ってきた。父、そして生涯のコーチを失うという悲劇に見舞われ、引退を余儀なくされた。

「このスポーツのために多くのことをしたと思っているので、とても嬉しいです。これはわたしにとってとても大きな名誉です。このようなハイレベルなポジションにつけてもらえるということは、自分の努力が報われたということでしょう。」—ヌルマゴメドフ