ジュニア開戦の立役者デスペラードが決勝に散る BOSJはヒロム3連覇 新日本

 3日、新日本プロレスが『BEST OF THE SUPER Jr.29』日本武道館大会を開催した。

 ジュニア開戦へのアウトラインをつくったエル・デスペラードが決勝に散った。デスペラードのピンチェロコも高橋ヒロムのTIME BOMB2もカウント2。必殺技でも決着しない展開に武道館の3520人観衆がどよめく。3年ぶり2リーグ制で開催となったBOSJのファイナルにふさわしい激闘は30分超。最後はヒロムが正調TIME BOMBからのコブラクラッチ式TIME BOMBで3カウントを奪った。

 BOSJを3連覇し、立会人の藤波辰爾に「ジュニアヘビー級を広めていただき、本当にありがとうございます」と感謝したヒロム。それでいてまだまだ“途上”としての認識があり、「昔、プロレス見てました。よく言われます。でもな、俺たちレスラーの根底にある闘魂は何一つ変わってねえんだよ!!」と、50周年という節目で新日本黄金期に挑戦状を叩きつけた。

 リーグ戦にはフランシスコ・アキラ、エル・リンダマンが参戦したが、開催を前に2人の名前を出していたのがデスペラードだった。立役者であり実質トップのデスペラードが優勝できなかったのは意外ではあったが、決勝を争った2人は“今後”を明言せずリングを後にしている。

■ 新日本プロレス BEST OF THE SUPER Jr.29
日時:6月3日(金)18:00
会場:東京・日本武道館 観衆3520人(主催者発表)

<第1試合>
●大岩陵平
 4分36秒 中こけし⇒片エビ固め
〇本間朋晃

<第2試合>
〇アレックス・ゼイン
ウィーラー・ユウタ
エース・オースティン
エル・リンダマン
 6分43秒 シナモンツイスト⇒片エビ固め
●クラーク・コナーズ
ティタン
YOH
ロビー・イーグルス

<第3試合>
フランシスコ・アキラ
〇TJP
 6分47秒 ピノイストレッチ
マスター・ワト
●田口隆祐

<第4試合>
●SHO
EVIL
 4分56秒 腕ひしぎ十字固め
金丸義信
〇ザック・セイバーJr.

<第5試合>
〇エル・ファンタズモ
チェーズ・オーエンズ
バッドラック・ファレ
 8分08秒 CRⅡ⇒片エビ固め
●アーロン・ヘナーレ
グレート-O-カーン
ジェフ・コブ
【場内騒然!エース・オースティンがBULLET CLUBに電撃加入!】

<第5試合後>
前王者・SANADAが6.12大阪城ホールでIWGP USヘビー級王座へ挑戦表明!

<第6試合>
DOUKI
●TAKAみちのく
タイチ
(1/30)
BUSHI
内藤哲也
〇鷹木信悟

<第7試合>
●外道
石森太二
ドク・ギャローズ
ジェイ・ホワイト
 8分33秒 ガン・スタン⇒片エビ固め
邪道
〇タマ・トンガ
矢野通
オカダ・カズチカ
【「ワン、サプライズ!」ジェイが呼び込んだのは欠場中のKENTA……!】

<第8試合/「BEST OF THE SUPER Jr.29」優勝決定戦>
[Bブロック1位]
●エル・デスペラード
 30分37秒 TIME BOMB 2.5⇒片エビ固め
○高橋ヒロム
[Aブロック1位]
※ヒロムがBOSJを3連覇


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