[ファイトクラブ]新規ビザ外国人大挙のBOSJが大評判 ジュニアが新日本コロナ明けを先導

[週刊ファイト6月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼新規ビザ外国人大挙のBOSJが大評判 ジュニアが新日本コロナ明けを先導
 photo:編集部 / by TERUZ 新日本プロレス5・24後楽園
・初出場組でオープニング アキラとゼインがワッショイワッショイ
・ユウタをBOSJで見れる喜び 米国人父と日本人母を持つ日系二世
・ヒロム全勝ストップ 仕事師・金丸の足4の字に6分47秒ギブアップ
・王者・石森がベルト殴打勝利 会場ウケはいいがネタに走り過ぎ問題
・GLEAT現王者が新日前王者を制す リンダマン「GLEATしようぜ」締め


■ 新日本プロレス BEST OF THE SUPER Jr.29
日時:5月24日(火)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1,215人(主催者発表)

 5月24日から新日本プロレスが『BEST OF THE SUPER Jr.29』後楽園ホール3連戦を開催した。ガラガラじゃない聖地。動員で苦戦が続いた新日後楽園に24日、コロナ禍以降最多となる1215人が詰めかける。お目当てはメインの「エル・デスペラードvs.エル・リンダマン」。デスペラードがリンダマンにラブコールを送っていたことで実現した顔合わせであり、新日前王者vs.GLEAT現王者との図式ともなった。シリーズとしても、長く続いたコロナ禍にあってようやく新規ビザ外国人が大挙している。大会をウォッチした。

初出場組でオープニング アキラとゼインがワッショイワッショイ

<第1試合/「BEST OF THE SUPER Jr.29」Aブロック公式戦>
●フランシスコ・アキラ
 10分54秒 TACOドライバー⇒エビ固め
〇アレックス・ゼイン

 初出場同士でオープニング、フランシスコ・アキラとアレックス・ゼインがワッショイワッショイだ。ユナイテッド・エンパイア入りで髭を蓄え精悍さを備えた22歳のアキラが、まさにジュニア時代のオスプレイポジションを担うがごとく躍動する。飯伏幸太でもクライマックスに用いていたコーナー上の相手へのフランケンが、この日のアキラにとってはつなぎ技だ。さらにはスパニッシュフライ、場外へのラ・ケブラーダ、リング内でのスーパー・ウラカンラナで魅了。対するゼインもジュニア内では大柄でありながら、ローリングギロチンや返し技などで沸かせる。

 攻防や緩急に途上な面はあるが、出世欲に満ちたレスラー同士の闘いというものはこんなにも気持ちいい。最後はフェイスバスターからのTACOドライバー(好物であるタコスに由来)でゼインが制す。今年のBOSJで待望となる“後楽園第1戦”の第1試合を両者が沸かせてみせた。ゼインはTwitterでも食レポで賑わせ、自身に関連したファンTweetも拾うなどコミュ力まで抜群だ。

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