次世代キックの新生が、那須川天心を始め強豪選手を多数輩出したプロへの登竜門、6月22日(日)『アマチュア打撃格闘技 Japan Cup 2022』に出場した。その選手は「藤田琉樺(るか)(LA GYM JAPAN) 中学2年」である。父は藤田雅幸。並の選手との違いは、石川県金沢市で年に一度、「SAMURAI暴れ祭り」なる格闘技大会が行われており、本誌も何度か取材している。
SAMURAIあばれ祭りメインイベントでは、その藤田雅幸が鶴巻伸洋戦を最後に引退するまで毎年強豪選手を撃破。それが10年以上続いている、知る人ぞ知る大会だ。その大会も現在は奇しくも那須川天心所属のRISEの公式戦「CROSS」と言う大会へと変貌を遂げた。その大会と共に成長した琉樺選手は、新空手K4グランプリ全日本王者3連覇。JAPAN CAP K4全日本王者4連覇と7冠王であり、輝かしい実績を積んで成長していた。
折しもコロナ渦で、この大会が昨年度は中止だった為、2年ぶりの試合になる。
決勝戦まで難なく勝ち進み、最後の堀本祐惺(TRY HARD GYM)は本戦ドロー。マスト判定の延長戦(1分)ではロープを背負う事が多く、劣勢と見てスーパーマン・パンチの大技を狙う等、非凡な面を見せるも、残念ながら判定負け。しかし藤田琉樺選手を幼少の頃から知る筆者は、ムエタイ選手と共通のオンリーワンに、思いを馳せました。ムエタイ選手の強さとは、幼少の頃から大人に混じったトレーニングによって作られた「三つ子の魂百まで」の強さに他ならない。
同様に継続して稽古を積んで来た琉樺選手は他の選手には無い物が、試合運び、動きに感じられた。次も試合見たいと思わせる選手に成長していた。
また今大会には弟の莉王(りお)小学三年生も出場して居て、同じく決勝戦で涙を飲んだが、胴廻し回転蹴りを決める等、善戦。北陸に「藤田兄弟」有りと脳裏に刻まれる１日と成った❗
■ 新空手JAPAN CUP2022
日時：6月22日
会場：新宿FACE
＜Japan cup22 中学生－55kgの部 K-3 決勝＞
●藤田琉樺(LA GYM JAPAN)
本戦 ドロー 延長戦 判定
○堀本祐惺(TRY HARD GYM)
※優勝者 堀本祐惺(TRY HARD GYM)
＜Japan cup22 小学三年生の部 K-4 決勝＞
●藤田莉王(LA GYM JAPAN)
本戦ドロー 延長戦 判定
○知念史航(KICK LAB)
※優勝者 知念史航(KICK LAB)
以下、公式HPより
【 第1部 】
＜ワンマッチ K-4ルーキー幼年部＞
小野 統五（安廣道場）判定勝ち/判定勝ち
福澤 晴太（優弥道場）一本勝ち
＜K-4ルーキー小学生部＞
𠮷田 一隆（安廣道場）判定勝ち
八木 結子（悟心塾）判定勝ち
原 梨桜（悟心塾）判定勝ち
金子 忠都（悟心塾）判定勝ち
＜K-4ルーキー中学生部＞
勝股 あいら（昭誠会）判定勝ち
黒澤 歩未（優弥道場）判定勝ち
武井 梨子（寺庵忘）判定勝ち
◆トーナメント
＜K-4ビギナー幼年・1年生部＞
優勝 渡邉 新（寺庵忘）
準優勝 山口 莉央（悟心塾）
第三位 渡部 瑛太（安廣道場）
第三位 山崎 司咲（優弥道場）
＜K-4ビギナー小学2・3年生部＞
優勝 髙橋 優誠（建武館）
準優勝 佐野 亜廉（KSS健生館）
第三位 花村 智史（龍明塾）
第三位 寺﨑 慎（寺庵忘）
＜K-4ビギナー小学4年生部 重量級＞
優勝 石井 蒼真（安廣道場）
＜K-4ビギナー小学4・5年生部 軽量級＞
優勝 塩田 純平（優弥道場）
準優勝 川端 晴（悟心塾）
＜K-4ルーキー小学1・2年生部＞
優勝 福澤 陽太（優弥道場）
＜K-4ルーキー小学3・4年生部 軽量級＞
優勝 川口 敬叶（優弥道場）
＜K-4ルーキー小学5・6年生部 軽量級＞
優勝 山口 巧馬（悟心塾）
準優勝 桜又 凛太朗（悟心塾）
◆JAPAN CUPトーナメント
＜JAPAN CUP K-4小学1・2年生部＞
優勝 米倉 禅（悟心塾）
＜JAPAN CUP K-4小学3年生部＞
優勝 山本 愛和（優弥道場）
＜JAPAN CUP K-4小学4年生部 軽量級＞
優勝 佐藤 朝陽（悟心塾）
準優勝 高橋 愛月（韓道場）
第三位 戸田 虎太郎（建武館）
第三位 武井 馨（寺庵忘）
＜JAPAN CUP K-4小学5年生部 軽量級＞
優勝 望月 野花（悟心塾）
＜JAPAN CUP K-4小学6年生部 軽量級＞
優勝 横井 鉄生（正道会館KCIEL）
準優勝 山本 澪司（優弥道場）
＜JAPAN CUP K-4小学5・6年生部 重量級＞
優勝 太田 晴之空（正援塾）
準優勝 西村 瑞穂（寺庵忘）
＜JAPAN CUP K-4中学生部 -55㎏＞
優勝 石井 一夢（朝久道場）
【 第2部 】
＜ワンマッチ Cクラス小学生部-30㎏＞
岸井 大悟（LARF）TKO勝ち
＜Cクラス小学生部-35㎏＞
中村 慈生（キングジム）判定勝ち
＜Cクラス小学生部-35㎏＞
東 一心（LA GYM JAPAN）判定勝ち
＜Cクラス一般部-63㎏＞
舛屋 晋太郎（キングジム）判定勝ち
＜チャレンジBクラス小学生部-45㎏＞
横井 鉄生（正道会館KCIEL）判定勝ち
＜チャレンジBクラス女子部-45㎏＞
秋元 香乃（ZEEKジム）判定勝ち
＜Bクラス小学生部-25㎏＞
髙橋 虎二朗（正道会館KCIEL）判定勝ち
＜Bクラス中学生部-45㎏＞
小池 空（IDEAL GYM）判定勝ち
＜Bクラス中学生部-50㎏＞
大西 楓（RIKIX）KO勝ち/判定勝ち
＜Bクラス中学生女子部-37㎏＞
高橋 亜結寧（LARF）判定勝ち
＜Bクラス女子部-45㎏＞
内藤 右姫菜（建武館）判定勝ち
＜Bクラス一般部-55㎏＞
熊谷 吏祥（UP＆SET GYM）判定勝ち
＜Bクラス一般部-65㎏＞
⾧津 颯太朗（晴山塾）判定勝ち
吉永 慎之介（IDEAL GYM）KO勝ち
＜Bクラス一般部-75㎏＞
馬場 星凪（晴山塾）KO勝ち
＜Bクラス一般部75㎏以上＞
倉本 誠（トライエクスキックボクシングジム）KO勝ち
＜Aクラス一般部-60㎏＞
鈴木 龍聖（T-KIX GYM）判定勝ち
◆JAPAN CUPトーナメント
＜JAPAN CUP 中学生部-45㎏＞
優勝 大久保 世璃（K-1GYM WOLF）
＜JAPAN CUP 中学生部-50㎏＞
優勝 星 幸樹（IDEAL GYM）
準優勝 藤倉 弥虎（KIKUCHI GYM）
＜JAPAN CUP 中学生部-55㎏＞
優勝 堀本 祐惺（TRY HARD GYM）
＜JAPAN CUP 女子部-50㎏＞
優勝 数島 七海（及川道場）
準優勝 小林 穂夏（建武館）
＜JAPAN CUP 一般部Bクラス-55㎏＞
優勝 髙見 海凪（LARF）
＜JAPAN CUP 一般部Bクラス-60㎏＞
優勝 山中 楽斗（及川道場）
準優勝 東條 祐心（TEAM TEPPEN）
＜JAPAN CUP 一般部Bクラス-65㎏＞
優勝 山村 享平（チーム小樽コンバット）
＜JAPAN CUP 一般部Bクラス-70㎏＞
優勝 山口 悦広（Bring It On）
＜JAPAN CUP 一般部-55㎏＞
優勝 小野 祥平（TARGET SHIBUYA）
準優勝 伊藤 琉之助（EXARES）
第三位 堤 彪羽（チーム小樽コンバット）
第三位 柿﨑 瑠（クロスポイント大泉）
＜JAPAN CUP 一般部-60㎏＞
優勝 山口 叶和（チームドラゴン）
＜JAPAN CUP 一般部-65㎏＞
優勝 近藤 大晟（及川道場）
準優勝 松本 拓（TARGET）
第三位 佐久間 柊人（UP＆SET GYM）
第三位 北原 有起（フリー）
＜JAPAN CUP 一般部-70㎏＞
優勝 吉村 悠（Team ＋1）
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取材・文 中川達彦
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’22年06月02日号飯伏母”自殺未遂” BOSJ 論外武藤CyberF 新空手修斗 馬場さん墓参