コロナの影響で国際戦1試合中止! しかし外国人選手は続々参戦!クメール正月も開催!『MAS FIGHT CAMBODIA』

©Town Sports
 4月24日カンボジア・プノンペンのTown Full HDTVスタジオで『MAS FIGHT CAMBODIA』が開催された。最近は、感染状況も沈静化して(4月14日新規感染者0発表)入国規制も緩和、外国人選手の参戦も多くなった。今大会は当初ベトナム選手が参戦予定だったがコロナにより、参戦ができなくなり、国際戦はカンボジア vs. タイのMAS FIGHT戦1試合のみとなった。試合はカンボジアのエリット・サンが4分過ぎ、右アッパーでKO勝利となった。
トップ写真:当初発表されてた対戦カード

第5試合リープ・ロサの相手、パム・ンゴック・マン(ベトナム)が欠場の為、第4試合出場のコン・ホフとカンボジア選手同士のMAS FIGHTとなり、第4試合エリット・ケオロンの相手は、代打出場のセン・タイサンとなった。


 また前日のカンボジアムエタイのクン・クメール大会には、タイでトレーニング中のブラジル2選手が参戦、1勝1敗の星をのこした。

ティアゴは3R判定勝 試合動画
ルイス・ヘンクリアーは2R肘でカットされ、3R右ストレートでKO敗 試合動画

◇カンボジアの感染概要

「各日」は前日以降に新たに報告された感染者数
データ提供元:JHU CSSE COVID-19 Data·このデータについて
4月25日までの概要:陽性者:13.6万、死亡者:3,056
◇カンボジアのワクチン接種状況

4月24日までの概要
データ提供元: Our World in Data · 最終更新: 1 日前

 カンボジアでは、昨年2021年2月中旬までCOVID-19死亡者0、感染者数も400人台まで抑え込み、全ての外国人を対象とした入国制限措置が効果を出していたが、2月下旬に初の死傷者も出て罹患者も続出※、6月下旬に感染拡大のピークから、10月に入り急減、無症状の人を検査対象から外すよう、フン・セン首相が指示したとされ、その影響だとみられている。よって迅速抗原検査の結果と軽症者は感染者数に含めていないため、減少傾向が続いていたが「オミクロン株」が入ってきて、2月~3月にかけて新規罹患者は増加したが、オミクロンでの死亡者は少なく、3月下旬から新規罹患者は減少傾向にあるため、4月14日から16日のクメール正月は、平常通りに行われた。そして4月25日時点で新規感染者は増加してない。

©スター☆カンボジア

そして保健省からは、オミクロン株感染を完全になくすことは不可能だとして、感染を最小限に抑えるために「3つのDoと3つのDon’t」の励行やワクチン接種を呼びかけ、4度目の接種も進行している。
(ソース:NNA ASIA アジア経済ニュース、ポステ・カンボジア生活情報サイト
 現在、2回のワクチン接種完了が4月24日時点で人口の84.6%(※日本は4月24日発表時点80.5%)を超えているが、国内の行動制限は変わらず、3回目のブースター接種も人口の50%を越えて停滞、4月24日発表時点で57.8%(日本は4月24日時点で51.2%)の国民が接種済となっている。
Source:日本経済新聞アジア経済ニュースカンボジア経済
・クラスター発生源は、隔離中の中国人が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げたとされている。
SankeiBiz:https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210308/mcb2103080612001-n1.htm

「3つのDoと3つのDon’t」の励行
Do(1)手指の洗浄・消毒https://miruhon.net/?p=208004&preview=true
(2)マスクの着用
(3)ソーシャル・ディスタンス(1.5m)の確保
Don‘t(4)密閉空間を避ける
(5)人混みを避ける
(6)他人との接触を避ける

※◇MAS FIGHTルール
・1ラウンド9分
・判定なし、9分闘い抜けば引分、KO決着のみ
・2ダウンでKO敗
・立ち技のみ(※投げ可)
2021年11月14日大会より9分1Rの立ち技格闘技“MAS FIGHT”はグローブを着用せず、バンテージのみの古式ムエタイ“カッチューア”形式のノーグローブ戦も行われている。※今大会はノーグローブMAS FIGHT戦はなし
 今大会、クン・クメール5R戦3試合、MAS FIGHT3試合の全6試合。

■『MAS FIGHT CAMBODIA-week 115』
日時:2022年4月24日 15:00開始(日本17:00)
会場:カンボジア・プノンペン・TOWN FULL HD TV スタジオ
試合の様子は公式Facebookページ公式Youtubeでもライブ配信されている。
4月24日大会:https://youtu.be/vfiNhdq8RI8

<第6試合 カンボジア vs. タイ 60kg MAS FIGHT 9分1R>
○エリット・サン(カンボジア)-Elit Sun
 KO ※右アッパー
●コン・スワン(タイ)-Kong Suwan

エリット・サン(カンボジア)は、160万リエル(約50,000円)のボーナスを獲得

<第5試合 57kg MAS FIGHT 9分1R>
△リープ・ロサ(カンボジア)-Leap Rotha
 時間切れ引分
△コン・ホフ(カンボジア)-Kong Hov ※当初予定のパム・ンゴック・マン(ベトナム)がコロナの影響で欠場の為変更

<第4試合 57㎏ MAS FIGHT 9分1R> 
○エリット・ケオロン(カンボジア)-Elit Keolong
 KO 首相撲→ボディへの膝
●セン・タイサン(カンボジア)-Seun Thaisan
エリット・ケオロンは、80万(約25,000円)リエルのボーナスを獲得

<第3試合 57㎏ クン・クメール 3分5R>
○ロン・アチャート(カンボジア)-Long Ahchert
 4RKO ※左ボディストレート
●ヘン・ソフィーク(カンボジア)-Tom Pheng

<第2試合 54㎏ クン・クメール 3分5R>
○エリット・センテリィ(カンボジア)-Elit Sengtry
 1RKO ※カウンターの右縦肘
●ヴァン・ソクン(カンボジア)-Van Sokun

<第1試合 54㎏ クン・クメール 3分5R>
○モーン・フェロン(カンボジア)-Morn Phearon
 2RKO ※左ストレート モーン・フェロンは首相撲からボディへの膝でダウン先取
●ソヴァンデェウン・ジンジン(カンボジア)-Sovandeun JingJing

※カンボジア“すべての外国人に対しての入国規制”(2022年04月25日)
カンボジアへの入国
▼ワクチン接種済の場合
以下条件を満たしていれば隔離免除
①ワクチン接種済みであることを証明できる書類の提示
・カンボジアまたは外国の政府機関が発行したもので、英語またはクメール語で記されているもの
※陰性証明書の提出は撤廃
※アライバルビザ(到着時に空港で入手できるビザ)は受付を再開
▼ワクチン未接種の場合
ワクチン未接種の場合は、隔離などの制限措置の対象となる
①入国制限措置
・隔離期間:7日間※21日より、14日間から短縮
・隔離場所:カンボジア政府が指定する隔離施設または保健省が承認した隔離可能なホテル
②カンボジア入国時の措置
・陰性証明書の提示
以下条件を満たす新型コロナウイルスの陰性証明書が必要
・カンボジア到着72時間以内に居住国の保健機関・当局などから発行されたもの
※シンガポール経由便の場合は出発48時間以内
・検査の種類はPCR検査で検体は鼻咽頭スワブ(Nasopharyngeal Swab)
・英語またはフランス語で作成されているもの
・検査機関の印の押印および責任者の署名が必要
・紙媒体の原本が必要
隔離ホテルの予約確認書の提示またはデポジットの支払い
・カンボジア入国後に保健省が承認したホテルで隔離する場合は事前に予約して予約確認書を提示する必要がある
※予約確認書は紙媒体で必要
・予約確認書が用意できない場合は約23万円(2,000米ドル)のデポジットを支払う必要がある
新型コロナウイルス感染検査の受検
・カンボジアに到着後、新型コロナウイルス感染症の検査を受検
・検査の結果が陰性であった場合は14日間の隔離
・陽性の場合は、治療施設に移送される

カンボジア国内の主な規制(移動制限や外出禁止など)2021年12月1日

※1リエル=0.032円 ※2022年4月26日時点