感染状態が落ち着いてきたカンボジア!海外選手も参戦!メインのMAS FIGHT2試合はタイ選手がKO勝利!『MAS FIGHT CAMBODIA』

©Town Sports
 4月3日カンボジア・プノンペンのTown Full HDTVスタジオで『MAS FIGHT CAMBODIA』が開催された。2021年11月14日大会より9分1Rの立ち技格闘技“MAS FIGHT”はグローブを着用せず、バンテージのみの古式ムエタイ“カッチューア”形式のノーグローブ戦も行われている。※今大会はノーグローブMAS FIGHT戦はなし
 今大会、クン・クメール(カンボジアのムエタイ)4人トーナメントは行われず、クン・クメール5R戦3試合、MAS FIGHT3試合の全6試合。感染状態が落ち着いてきたカンボジアは、入国規制も緩めており、今大会タイ2選手が参戦してカンボジア選手とMAS FIGHTの対抗戦を行い、タイ側が2KO勝利をあげた。
トップ写真:メイン・セミのカンボジア vs. タイの選手プロフィール

4月1日カンボジアに到着したタイ、エストニア選手 ※エストニア選手ジャーゴ・アニスタは、同日開催のクン・クメール戦で3R肘によるKO敗を喫している。

◇カンボジアの感染概要

「各日」は前日以降に新たに報告された感染者数
データ提供元:JHU CSSE COVID-19 Data·このデータについて
4月4日までの概要:陽性者:13.6万、死亡者:3,054
◇カンボジアのワクチン接種状況

4月1日までの概要
データ提供元: Our World in Data · 最終更新: 1 日前

 カンボジアでは、昨年2021年2月中旬までCOVID-19死亡者0、感染者数も400人台まで抑え込み、全ての外国人を対象とした入国制限措置が効果を出していたが、2月下旬に初の死傷者も出て罹患者も続出※、6月下旬に感染拡大のピークから、10月に入り急減、無症状の人を検査対象から外すよう、フン・セン首相が指示したとされ、その影響だとみられている。よって迅速抗原検査の結果と軽症者は感染者数に含めていないため、減少傾向が続いていたが「オミクロン株」が入ってきて、現在の新規罹患者は、ほぼオミクロンであるが、現在減少傾向となったおり、20日以降の新規感染者は100人を下回って、死亡者も少ない状態であり、フン・セン首相も、4月14日から16日のクメール正月については、今年は平常通りに行うと言明。そして保健省からは、オミクロン株感染を完全になくすことは不可能だとして、感染を最小限に抑えるために「3つのDoと3つのDon’t」の励行やワクチン接種を呼びかけ、4度目の接種も進行している。
 更にカンボジア政府は、3月17日よりカンボジア入国時の規制を緩和。到着前72時間以内のPCR陰性証明書の提出義務の撤廃、到着時の抗原検査の撤廃、陸路・海路・空路による全ての渡航者に対する到着時査証(アライバルビザ)の運用再開。但し、全ての渡航者は入国時にワクチン接種証明書を提示しなければならないとしており、ワクチン未接種者は、14日間の隔離が必要となる。カンボジアでは、ワクチン接種の進展を背景に経済の再開を進めており、主要産業である観光業の回復に向けて大幅な緩和を行っている。
(ソース:NNA ASIA アジア経済ニュース、ポステ・カンボジア生活情報サイト
 現在、2回のワクチン接種完了が4月1日時点で人口の84.0%(※日本は4月3日発表時点80.1%)を超えているが、国内の行動制限は変わらず、3回目のブースター接種も人口の50%を越えて停滞、3月23日発表時点で54.8%(日本は4月3日時点で42.8%)の国民が接種済となっている。
Source:日本経済新聞アジア経済ニュースカンボジア経済
・クラスター発生源は、隔離中の中国人が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げたとされている。
SankeiBiz:https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210308/mcb2103080612001-n1.htm

「3つのDoと3つのDon’t」の励行
Do(1)手指の洗浄・消毒
(2)マスクの着用
(3)ソーシャル・ディスタンス(1.5m)の確保
Don‘t(4)密閉空間を避ける
(5)人混みを避ける
(6)他人との接触を避ける

※◇MAS FIGHTルール
・1ラウンド9分
・判定なし、9分闘い抜けば引分、KO決着のみ
・2ダウンでKO敗
・立ち技のみ(※投げ可)

■『MAS FIGHT CAMBODIA-week 113』
日時:2022年4月3日 15:00開始(日本17:00)
会場:カンボジア・プノンペン・TOWN FULL HD TV スタジオ
試合の様子は公式Facebookページ公式Youtubeでもライブ配信されている。
4月3日大会:https://youtu.be/NDAgYGfs38Q

<第6試合 カンボジア vs. タイ 65kg MAS FIGHT 9分1R>
●エリット・ピークディ(カンボジア)-Elit Pheakdey
 KO ※首相撲からの膝
○ナッタ・ポン(タイ)-Nattha Phun

<第5試合 カンボジア vs. タイ 55kg MAS FIGHT 9分1R>
●ヒム・キムレン(カンボジア)-Him Kimreang
 KO ※左肘
○チャイプーン・プーンサヴァン(タイ)-Chaiphon Phermsuvann

<第4試合 69㎏ MAS FIGHT 9分1R>
△エリット・フンコーン(カンボジア)-Elit Hunkorn
 時間切れ引分
△メス・ソチート(カンボジア)-Meas Socheath

<第3試合 57㎏ クン・クメール 3分5R>
●トム・フェン(カンボジア)-Tom Pheng
 判定
○ソス・ソッキン(カンボジア)-Soth Sokhim

<第2試合 57㎏ クン・クメール 3分5R>
○セン・コサル(カンボジア)-Sen Kosal
 判定
●プス・マノイ(カンボジア)-Puth Manouy

<第1試合 54㎏ クン・クメール 3分5R>
○キン・トーン(カンボジア)-Khim Thorn
 5RTKO
●サン・サル(カンボジア)-San Sal

※カンボジア“すべての外国人に対しての入国規制”(2022年3月28日)
カンボジアへの入国
以下条件を満たしていれば隔離免除
①ワクチン接種済みであることを証明できる書類の提示
・カンボジアまたは外国の政府機関が発行したもので、英語またはクメール語で記されているもの
※陰性証明書の提出は撤廃
※アライバルビザ(到着時に空港で入手できるビザ)は受付を再開
▼ワクチン未接種の場合
ワクチン未接種の場合は、隔離などの制限措置の対象となる

①入国制限措置
・隔離期間:14日間
・隔離場所:カンボジア政府が指定する隔離施設または保健省が承認した隔離可能なホテル
②カンボジア入国時の措置
・陰性証明書の提示
以下条件を満たす新型コロナウイルスの陰性証明書が必要
・カンボジア到着72時間以内に居住国の保健機関・当局などから発行されたもの
※シンガポール経由便の場合は出発48時間以内
・検査の種類はPCR検査で検体は鼻咽頭スワブ(Nasopharyngeal Swab)
・英語またはフランス語で作成されているもの
・検査機関の印の押印および責任者の署名が必要
・紙媒体の原本が必要

隔離ホテルの予約確認書の提示またはデポジットの支払い
・カンボジア入国後に保健省が承認したホテルで隔離する場合は事前に予約して予約確認書を提示する必要がある
※予約確認書は紙媒体で必要
・予約確認書が用意できない場合は約23万円(2,000米ドル)のデポジットを支払う必要がある

新型コロナウイルス感染検査の受検
・カンボジアに到着後、新型コロナウイルス感染症の検査を受検
・検査の結果が陰性であった場合は14日間の隔離
・陽性の場合は、治療施設に移送される

カンボジア国内の主な規制(移動制限や外出禁止など)2021年12月1日

※1リエル=0.030円 ※2022年4月5日時点