3年越し因縁の激闘制し白鳥大珠判定勝ちYA-MANアッパー一閃KO勝利 RISE ELDORADO 2022


 K-1ファイターたちが客席で見守る6月大会の気運高まる中で本戦が開幕。
■ ygames presents RISE ELDORADO 2022
日時:2022年4月2日(日)オープニングファイト開始13:30 本戦開始15:00
会場:国立代々木競技場第一体育館


3年越しの決着戦制し白鳥大珠判定勝ち
<第6試合 SuperFight! ライト級(-63kg)3 分 3R 延長 1R>
◯白鳥大珠(TEAM TEPPEN/同級 1 位、RISE WORLD SERIES 2019 -61kg 級王者)
 判定3-0
●秀樹(新宿レフティージム/同級 2 位、K-1 REVOLUTION FINAL -65 kg級世界王者)
 探り合いの1R、2R秀樹がロー、ミドルでダメージの蓄積を狙う。白鳥はパンチのコンビネーション打ち分けで的確に当てる。
 3R白鳥が冷静にワンツーでプレシャーをかけていく。秀樹の左が白鳥にヒット。
 秀樹に首投げに対する忠告がはいる。
 いまひとつ決まり手に欠けたまま判定にもちこまれ、ほぼイーブンで延長戦に突入。
 意地の張り合いジャッジ泣かせの試合だったが、手数とコンビネーションを手堅く繰り出していた白鳥が判定で勝利。
 
衝撃ダウンの応酬YA-MAN大逆転KO勝ち
<第5試合 オープンフィンガーグローブマッチ -64kg 契約 3 分 3R>
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/ライト級 9 位)
 1RKO 2分33秒  ※3ノックダウン
伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級 5 位、元益荒男 KICK 65kg 王者)
1R伊藤の左でYA-MAN眉間から出血も血を吹きながら笑顔浮かべる。
 ダウンを獲られたYA-MANがアッパー一発で衝撃的な大逆転のKO劇。
YA-MAN 「僕はターゲットで那須川天心と一緒に練習してたんですが「早くここまで来いよ」と言われてました。俺ここまで来たよ天心。3年前まで誰も俺のこと知らなくて、でも1日1日生きて行けば成り上がれるんで。
 6月、誰と見たい?芦澤なしで、相手になんないから。誰と見たい?呟いて。」

中村寛完全復活左ストレートで北井を担架送り
<第4試合 ライト級(-63kg)3 分 3R 延長 1R>
●北井智大(チームドラゴン/同級 3 位)
 1RKO 2分13秒 ※レフェリーストップ
◯中村 寛(BK GYM/第 6 代 DEEP☆KICK-60kg 級王者)
 中村寛、YA-MANに負けてから5か月ぶりの試合。敗戦直後、プレスルームでの意気消沈の中村とは別人レベルの冴えた容貌で登場。
 終始クールな試合運びでパンチ、ローキック的確に当てイニシアチブを完全掌握の中村の左ストレートをまともに受けた北井が膝から崩れ落ちる。
 これぞキックボクシングといった闘い、圧倒的な強さで存在感見せつけた中村のマイクアピール。
 「ほんま情けない試合してこのタイミングできてくださってるみなさんありがとう。
 6月、俺が出たら盛り上がるでしょう。みなさん残りも楽しんでください。」
 
 戦慄のギブレイン南原を沈める
<第3試合 ヘビー級3分3R延長1R>
◯カルリ・ギブレイン(ブラジル/ブラジリアン・タイ/元 HEAT ヘビー級王者)
 1RKO 2分06秒 ※3ノックダウン
●南原健太(極真会館/第 35 回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝)
 バックボーン空手RISEヘビー級4位の南原に対して元総合ヘビー級王者打撃中心ファイター見た目プロレスラーのギブレインはキック初舞台。
 開始早々ギブレインがパワーで圧しまくる。まるでプロレス。南原をコーナーに追い込み打ちおろすような格好でパンチを叩きこむ。最後は強烈な左でKO勝利。
 戦慄のハードパンチャーがRISEヘビー級ににデビューした。
 
常陸飛雄馬圧巻の1RKO勝利
<第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3 分 3R 延長 1R>
●石月祐作(KAGAYAKI/同級 1 位、DBS スーパーフェザー級、KROSS×OVER 同級王者)
 1RTKO 2分59秒 ※3ノックダウン
◯常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級 2 位)
 1R早々常陸飛雄馬が重い左フックで石月からダウンを奪う。左、膝、アッパーと全身に受けながら倒れない石月だったが、2度目のダウンを喰らってパンチラッシュで動けなくなったところでレフリーストップ。
 1R 終わらずしてKO勝利。
 
那須川龍心、プロデビュー戦白星発進
<第1試合 スーパーフライ級(-53kg) 3 分 3R>
◯那須川龍心(TEAM TEPPEN/2021 年 RISE Nova 全日本大会 -55kg 級トーナメント優勝)
 判定3-0
●笠原直希(シーザージム/SB 全国大会-45kg 級優勝)
 修斗ボクシングのエースと目される笠原と、伝説の系譜那須川龍心注目の一戦。
 両者プロデビュー戦初顔合わせ。
 1R龍心の右で笠原のマウスピースが飛ぶ。龍心の左フックが笠原にヒット、怯んだ笠原に龍心のパンチラッシュ。
 2R蹴りが単発になりがちな笠原に対し柔軟にパンチを駆使する龍心。
 3Rあとがない笠原に硬さと焦りが見える。打ちあうパンチの速さは互角。
 両者共に最後まで打ち合った華やかな試合、デビュー戦を勝利で飾ったのは、那須川龍心。
 龍心の天部の才もさりながら折れない倒れない笠原の心臓の強さが印象的だった。