バイオレント・バイ・デザインが王座防衛!Impact Wrestling

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 3月24日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送の冒頭では現インパクト世界王者ムースは挑戦権を持っているジョシュ・アレキサンダーに対し、アレキサンダーの自宅を訪ねて妻子にプレッシャーをかけるという心理戦を仕掛けている。これに対しアレキサンダーはリングで卑怯なムースを糾弾。これを受けてムースも現れ、アレキサンダーを倒した後、またお前の家に行って本当に手本になる男は俺だと教えてやると挑発。激怒したアレキサンダーが襲い掛かりバックステージで大乱闘となってしまった。この抗争は王座戦まで続きそうだ。
 そして、インパクト世界タッグ王座戦が組まれ、現王者バイオレント・バイ・デザイン(エリック・ヤング & ジョー・ドーリング)が前王者ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)の挑戦を受けた。前王者の権利としてリターンマッチを要求したザ・グッド・ブラザーズだが、今回はランバージャックマッチで試合を行う事となった。試合はROH軍団オナーノーモアがリングに乱入し、OGKがアンダーソンに反則の急所攻撃からクライマックスを決める。これでグロッキーになったアンダーソンをヤングがフォールしてデザイン軍がフォール勝ち。バレットクラブとROH軍も敵対しているので、ここにきて複雑な抗争となってきた。
 またインパクト・レスリングを裏切り、ROH軍団オナーノーモアに合流し実質リーダー格となっているエディ・エドワーズが提携団体である新日本プロレスから遠征してきているロッキー・ロメロと対戦した。現在、インパクト・レスリングでは侵略してきたROH軍とは別に複数の団体を股にかけているバレットクラブ、そして新日本プロレス契約選手も遠征してきており群雄割拠となっている。エドワーズとしてもインパクト・レスリング軍以外も倒して存在感を示したいところだ。試合はエドワーズが丸めこんで勝利。試合後もロメロに暴行を加えるエドワーズに対し、なんと現ROH世界王者のジョナサン・グレシャムが救出に入ったのだった。グレシャムはROH王者であるが、侵略行為を行っているROH軍団オナーノーモアには合流せず、その行為には反感を持っている。ここにきてグレシャムはROH軍と敵対する形となりそうだ。
 またメインではノックアウト王座戦が組まれ王者ターシャ・スティールズがミッキー・ジェームスを迎え撃った。ストリートファイトマッチなのでサバンナ・エバンスが乱入しスティールズについてジェームスが劣勢になると、そこにチェルシー・グリーンが椅子を持ってリングに上がった。しかしジェームスを救出するかと思いきや、持ってきた椅子に座って高みの見物。グリーンが手出ししないと分かった王者は二人がかりでジェームスを攻撃しフォールを奪って王座防衛となった。試合後、裏切った形のグリーンは夫マット・カルドナもリングに呼び込んでジェームスを攻撃。グリーンは完全にヒール転向となったようだ。

■ Impact Wrestling
日時:2022年3月24日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国 TVテーピング

<ノックアウト王座タイトルストリートファイトマッチ>
○ターシャ・スティールズ(王者)
 ピンフォール
●ミッキー・ジェームス(挑戦者)

<シングルマッチ>
○エディ・エドワーズ
 ピンフォール
●ロッキー・ロメロ

<インパクト世界タッグ王座タイトルランバージャックマッチ>
○バイオレント・バイ・デザイン(エリック・ヤング & ジョー・ドーリング)(王者)
 ピンフォール
●ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)(挑戦者)

<シングルマッチ>
○スティーブ・マクリン
 ピンフォール
●ヒース

<3WAYマッチ>
○マイク・ベイリー
 ピンフォール
●ウィリー・マック
ラレド・キッド