Eagle FC 46+PFL Challenger Series 4、北米開催MMA二大会!

(C)EFC

 3月11日(現地時間)にフロリダ州マイアミで『Eagle FC 46: Lee vs. Sanchez』が開催された。
 このEFC(Eagle Fighting Championship)はロシアのMMA団体Gorilla Fighting ChampionshipをMMA無敗で引退した元UFCライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフが買収して、大会名をヌルマゴメドフのニックネーム「ジ・イーグル」からとった大会名に変更し、メジャー団体となるべく精力的に活動している。2021年にはUAE Warriorsとの合同興行も成功させた。
 今大会は2022年1月に続いて米国進出した大会でずらりと元UFC戦士が参戦する豪華な大会となった。メインでは元UFC、そしてジ・アルティメット・ファイター・シーズン1優勝者でありUFC殿堂入りしているディエゴ・サンチェスが同じく元UFCのケビン・リーと対戦。知名度はサンチェスだが、40代という事もあり、下馬評はリーが圧倒。試合はスタンドでの攻防では食らい付くサンチェスだが、ダウンを奪われテイクダウンを奪われグランドでリーが上を奪って圧倒。判定でリーが勝利した。
 セミファイナルではヘビー級王座戦が組まれ、王者リズヴァン・クニエフがUFC戦士のアンソニー・ハミルトンの挑戦を受けた。試合はヘビー級同士のぶつかり合いの中、スタンディングでクニエフのギロチンチョークが極まり一本勝ち。クニエフが見事な一本勝ちで王座防衛を果たした。

■ Eagle FC 46: Lee vs. Sanchez
日時:2022年3月11日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ

<165ポンド契約>
○ケビン・リー(米国)
 判定
●ディエゴ・サンチェス(米国)

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○リズヴァン・クニエフ(ロシア/王者)
 1R 1分17秒 ギロチンチョーク
●アンソニー・ハミルトン(米国/挑戦者)

<バンタム級>
○レイ・ボーグ(米国)
 判定
●リッキーバンデハス(米国)

<165ポンド契約>
○ハンデソン・フェレイラ(ブラジル)
 判定
●ザック・ジュソラ(米国)

<ウェルター級>
○ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)
 判定
●インパ・カサンガナイ(米国)


(C)PFL

 3月11日(現地時間)にフロリダ州オーランドで『PFL Challenger Series 4』が開催された。
 世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)は、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。
 今大会はチャレンジシリーズとして予選的な意味合いを持つが、ただ勝てばいいのではなく審判員と観客の投票で良い試合をした選手が選ばれて本選出場となる。当然、判定勝ちを狙ったりすれば選ばれる可能性は限りなく低くなるのでやはりKOや一本でインパクトが残る勝ち方をする必要があるとなるのだ。
 そんな中、フェザー級での四試合が行われたのだが、メインで行われたヘイナウド・エクソン対マイク・バーネットはエクソンの判定勝ちとなった。逆にボストン・サルモンがイ・ドギョムの顎を破壊してTKO勝ちしていたので、TKO勝ちしたサルモンが本戦出場に選ばれた。

■ PFL Challenger Series 4
日時:2022年3月11日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州オーランド

<フェザー級>
○ヘイナウド・エクソン(ブラジル)
 判定 3-0
●マイク・バーネット(米国)

<フェザー級>
○エドウィン・クーパーJr(米国)
 判定 3-0
●トロイ・ラムソン(米国)

<148.6ポンド契約>
○ボストン・サルモン(米国)
 2R 5分00秒 TKO
●イ・ドギョム(韓国)

<フェザー級>
○スコッティ・ストックマン(米国)
 判定 3-0
●ボラヒアン・ザーカー(メキシコ)