[ファイトクラブ]強豪シードなし波乱なしで進む春祭典 「ほぼ通常新日本」の熱戦クオリティ

[週刊ファイト3月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼強豪シードなし波乱なしで進む春祭典 「ほぼ通常新日本」の熱戦クオリティ
 photo:編集部 by TERUZ 新日本プロレス3・7大田区&3・9後楽園
・ルール違反の声出し愚民を公開処刑 オーカーンが絶妙切り返し
・バレクラ内紛との同時進行 邪道とオーエンズなかよくケンカしな
・テーマなき対戦にはコスプレを 田口がEVIL相手に立ち回るも敗退
・卑劣なSHOを無理矢理パッケージ ヒロム2回戦相手は鈴木みのる
・鷹木「二番じゃダメなんです」石井に快勝の勢いで蓮舫議員に回答
・尼崎に向けて後楽園で火花 ヒロムとみのる「時限爆弾」対決とは
・スベリ芸と化した「消灯」 セコンド介入覆した後藤が東郷沈める
・金丸のウイスキー攻撃は不発弾 CIMAが3回戦進出で後藤洋央紀戦へ
・オカダ「もっと楽しませてくれよ」ワトを余裕の片手フォール
・総勢48人という“総選挙”状態 春祭典トーナメントが抱えた矛盾


■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2022
日時:3月7日(月)18:30
会場:東京・大田区総合体育館 観衆777人(主催者発表)

■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2022
日時:3月9日(水)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆594人(主催者発表)

 総勢48人という“総選挙”状態が話題のニュージャパンカップ。開幕から1週間分は首都圏および首都圏周辺で、1回戦の全日程、2回戦の序盤が行われた。同じ都内、日本武道館2連戦の“翌週”となったことで、大田区総合体育館大会・後楽園ホール大会はそれぞれ777人・594人と集客に苦戦している。ゲストがCIMAに限られ、飯伏幸太復帰も延期となった中で繰り広げられている闘いとは? 新日本プロレスの都内大会を追う。

ルール違反の声出し愚民を公開処刑 オーカーンが絶妙切り返し

<3月7日/第1試合>
〇アーロン・ヘナーレ
ジェフ・コブ
グレート-O-カーン
ウィル・オスプレイ
 9分48秒 ランペイジ⇒片エビ固め
●大岩陵平
本間朋晃
真壁刀義
棚橋弘至

 異変が起きたのは、試合後での恒例のユナイテッドエンパイアタイムだった。オーカーンが「ひれ伏せ、大田区の愚民ども・・・」と言いかけたところで、観客の一部が野次を飛ばす。オーカーン「おいおいおい!! 馬鹿がいるなァ。声は、出しちゃいけないんだよ。ルール違反だねぇ。ハハハハハハッ!! キサマは帰れ。そして我々連合帝国は全員!! 2回戦進出だ、祝え!!」。こういったアドリブは、レスラーとしての構えや器量が問われるところ。オーカーンはファンをスカッとさせる絶妙な切り返しで、ルール違反の“声出し愚民”を公開処刑した。

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