ムース王座防衛もジョシュ・アレキサンダー復帰!IMPACT Wrestling サクリファイス2022

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 3月5日(現地時間・放送日)にケンタッキー州ルイビルで『サクリファイス2022(IMPACT Wrestling Sacrifice 2022』が開催された。
 今大会のメインは団体最高峰王座であるインパクト世界王座戦で、王者ムースがヒースの挑戦を受けた。試合は元アメフトでメジャー選手だっただけに身体能力の凄いムースが圧倒。ヒースも後半に反撃をして声援を浴びたものの最後はムースがリング中央で強烈なスピアーを決めてフォール勝ち。圧倒的な強さを見せたムースはブーイグする観客に向かってベルトを見せつけ自分が王者だとアピールした。しかし、その背後からなんとジョシュ・アレキサンダーが現れたのだった。気がついたムースはアレキサンダーに襲い掛かるが逆にアレキサンダーがC4スパイクでムースをKOしてしまったのだった。アレキサンダーは王座挑戦させろと暴走を繰り返し、遂にスコット・ダモール副社長から謹慎処分を受けていた。しかし、今回、契約書を見せつけて、インパクト・レスリングと長期契約を結んだ事、そして次回PPV大会「リベリオン2022」でムースの王座へ挑戦する権利も獲得した事をアピール。遂にアレキサンダーが王座奪還に動き出したようだ。
 またセミファイナルではインパクト世界タッグ王座戦が組まれ、王者ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)がバイオレント・バイ・デザイン(エリック・ヤング & ジョー・ドーリング)の挑戦を受けた。再編成されたバレットクラブに創設メンバーとして再加入したザ・グッド・ブラザーズに対し、共闘していたのに裏切られた形となったバイオレント・バイ・デザインは雪辱に燃え、なんと入場口でヤングがギャローズに急所打ちからパイルドライバーを決め、ギャローズを戦線離脱に追い込む。そしてリング中央でドーリングのパワーボムとヤングのネックブリーカーの合体技でアンダーソンを仕留めてフォール勝ち。なんとデザイン軍が勝利して王座奪還を果たし、リベンジに成功した。
 更にインパクト・レスリングを裏切りROH軍団オナーノーモアに参加したエディ・エドワーズがライノと対戦した。当然、インパクト勢とROH勢が入り乱れて収集が付かなくなったが、そこにスティーブ・マクリンが飛び込んできてエドワーズを襲う。そしてライノに必殺のゴアを叩き込めと命じながら、今度はいきなりライノを竹刀で叩きのめしたのだった。マクリンまで裏切り、どうなっているのかとインパクト軍が詰め寄るが、その隙にエドワーズがボストンニーパーティーをライノに叩きこんでフォール勝ち。マクリンはROH軍団入りするのか、それともどちらにも入らず行動するのか、今後に含みを持たせる形となった。

■ IMPACT Wrestling Sacrifice 2022
日時:2022年3月5日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●ヒース(挑戦者)

<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○バイオレント・バイ・デザイン(挑戦者)
 ピンフォール
●ザ・グッド・ブラザーズ(王者)

<ノックアウト王座タイトルマッチ>
○ターシャ・スティールズ(挑戦者)
 ピンフォール
●ミッキー・ジェームス(王者)

<ROH世界女子ト王座タイトルマッチ>
○ディオナ・プラッゾ(王者)
 フジワラアームバー
●チェルシー・グリーン(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ジェイ・ホワイト
 ピンフォール
●アレックス・シェリー

<シングルマッチ>
○ジョナ
 ピンフォール
●PCO

<ノックアウトタッグ王座タイトルマッチ>
○インフルエンス(挑戦者)
 ピンフォール
●インスピレーション(王者)

<シングルマッチ>
○エディ・エドワーズ
 ピンフォール
●ライノ

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○トレイ・ミゲル(王者)
 ピンフォール
●ジェイク・サムシング(挑戦者)