『ACA 136』『KSW 67』の欧州二大会!イムラン・ブクエフ新王者、フィル・デ・フライズ王座防衛!

(C)ACA

 2月26日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 136: Bukuev vs Akopyan』が開催された。
 今大会のメインではフライ級王座決定戦が組まれアズマット・カレフォフの返上した王座を賭けてイムラン・ブクエフとアレン・アコピアンが対戦した。試合はブクエフのタックルにアコピアンがギロチンチョークで合わせたものの、それを外したブクエフがバックに回ってチョークを仕掛けた。アコピアンがチョークを極められながら立ち上がるも、ブクエフがチョークを極めたまま背中にがっちりおぶさって攻撃。スタンディングのままチョークで締め付けるブクエフの攻撃で遂にアコビアンがタップ。スタンディングでのチョークで一本勝ちという珍しい形でブクエフが勝利となり、遂に新王者に輝いた。
 またヘビー級戦では米国のダニエル・ジェームズがデニス・スモルダレフのタックルを潰し、グランドでバックを制して殴り続け、遂にレフェリーがストップ。ジェームスがTKO勝利した。

■ ACA 136: Bukuev vs Akopyan
日時:2022年2月26日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<フライ級王座決定戦>
○イムラン・ブクエフ(ロシア)
 2R 2分18秒 リアネイキドチョーク
●アレン・アコピアン(ロシア)

<ウェルター級>
○ヴィタリー・スリペンコ(ウクライナ)
 2R 4分46秒 TKO
●ステファン・セクリッチ(クロアチア)

<ヘビー級>
○ダニエル・ジェームズ(米国)
 1R 1分41秒 TKO
●デニス・スモルダレフ(エストニア)

<ミドル級>
○ラファウ・ハラティク(ポーランド)
 判定
●ビタリー・メチノフ(ロシア)

<ヘビー級>
○アダム・ボガティレフ(ロシア)
 判定
●ダニエル・オミエランチュク(ポーランド)

(C)KSW/Polsat

 2月26日(現地時間)にポーランド共和国ワルシャワで『KSW 67: De Fries vs. Stošić』が開催された。
 KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
 今大会はヘビー級王座戦が組まれ、王者フィル・デ・フライズがダルコ・ストシッチの挑戦を受けた。ストシッチも元UFC戦士で、KSWに移籍後、ミハウ・キタらを相手に三連勝という実績を引っ提げて王座挑戦となった。しかし、試合はフライズが体格を生かして優位に試合を進め、最後はグランドでマウントパンチから、嫌がるストシッチが背を向けるとバックを制して殴り続ける。遂にストシッチがタップして、フライズがTKO勝ちで王座防衛。フライズはこれで6度の王座防衛という記録を打ち立てた。

■ KSW 67: De Fries vs. Stošić
日時:2022年2月26日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ワルシャワ

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○フィル・デ・フライズ(英国/王者)
 5R 3分40秒 TKO
●ダルコ・ストシッチ(クロアチア/挑戦者)

<ウェルター級>
○エイドリアン・バルトシンスキー(ポーランド)
 2R 0分33秒 膝十字固め
●アンジェイ・グジェビグ(ポーランド)

<176ポンド契約>
○イゴール・ミッチェルズン(ポーランド)
 1R 1分06秒 TKO
●イドリス・アミシャーブ(ロシア)

<151ポンド契約>
○ダヴィド・パヴロヴスキー(ポーランド)
 3R 4分52秒 TKO
●フィリップ・ペイチ(クロアチア)

<バンタム級>
○アダム・ソルダエフ(ポーランド
 1R 3分19秒 TKO
●パスカル・ヒンツェン(ドイツ)