[ファイトクラブ]AEWジェイ・ホワイト、キース・リー登場Hペイジ大流血戦Lアーチャー

photo by George Napolitano

■ AEW Dynamite
日時:2月9日(現地時間)
会場:米ニュージャージー州アトランティックシティ ジム・ウィーラン・ボードウォークホール


 なにかが起こるカジノと遊園地ボードウォークのアトランティック・シティなので、本誌はジョージ・ナポリターノ記者を派遣。現場報告を交えた詳細拡大版でお届けする。最初の画像は、会場では同じみのトニー・カーン代表の前説場面であり、テレビ番組には放送されていない。すでにSNS広報でも煽られていた、だから本誌も記者派遣なんだが、代表もまた「今宵はサプライズがある」と大物の投入を予告したのであった。


 番組は王様の台座6人に運ばれてきた君主MJFからである。ロングアイランド出身なので、まぁ地元圏内ではある。そして「地元のシカゴでCMパンクを二度目も倒した!」と。ピナクル軍のFTR w/タリー・ブランチャード、ショーン・スピアーズ会長はシャンペンで乾杯だ。「ショーン・スピアーズがいなければ勝てなかった」と持ち上げるMJFに、ウォードロウは渋い表情なんで、ここでベビーフェイス・ターンになるのかと一瞬思ったのだが・・・。
 そこに本人CMパンクが花道に。さらにバット持参のダービー・アレンとスティングが合流。但し、リベンジの相手はウォードロウだと。実際に凶器のダイヤモンド・リングを渡したのはMJFの用心棒である。このツイスト&ターンはまだまだ続くようだ。とりあえず番組後半にFTRのタッグ戦になるが、CMパンクが誰をチームに選ぶのかという楽しみを残してくれている。


 その焦点のウォードロウがブレイドをパワーボム葬するカードが続く。パワーボムするたびに、実質観客はベビーフェイスの声援を送っている。ターンの下地は出来ているということだ。


 インナーサークルの公開会議というか・・・。クリス・ジェリコ♪Judasの入場は全員大合唱なのだが、サンタナ&オルティーズの反目というか、やはり袂を別れることになる。


 次が事前収録のセグメントで、延期されていたロッキー・ロメロ&トレント・バレッタの六本木バイスとヤングバックスの試合がRampage用の収録で実現するのだが、その煽りのスキットでスイッチブレイドことジェイ・ホワイトの、待望の登場になるのだ。世界保健機構は「渡航禁止なんか意味ない。いくら空港検閲やってもオミクロンは世界に広がった」と声明出しているのに、日本政府は海外からの受け入れを拒否したまま。なので米国も、対抗措置で日本を渡航禁止勧告にしてしまっている。ずっとアメリカに残っているニュージーランド出身のホワイト君、本誌的にはもう「どんどんAEWで試合してくれ」となる。


 さて、さて。やはり噂の大物投入はキース・リーだった。ミヤ・イムと正式に結婚したばかり。ちょっと大きくなっているのが不安材料で、終わってからも汗かいていたのだが、軽いアイゼア・キャシディを空中に高く放り投げたりでお客さんも大喜び。AEW契約は大正解のデビュー戦だったことになろう。最後はグラウンドゼロが決まった。WWEがうまく生かせなかった逸材選手が、AEWでは大歓迎されている。これがなにを意味するかを掘り下げていくのが専門媒体の役割になろう。

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