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1月29日(現地時間)にアリゾナ州フェニックスで『Bellator 273: Bader vs. Moldavsky』が開催された。
BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
今大会のメインはヘビー級王座戦で王者ライアン・ベイダーがワレンティン・モルダフスキーの挑戦を受けた。一時期はヘビー級、ライトヘビー級の二階級王者として君臨したベイダーだが、ライトヘビー級王座を失っており、逆にモルダフスキーは六連勝中という事もあって、下馬評はなんと挑戦者有利となっている。試合は、1、4ラウンドはベイダーが上を奪い、2、3ラウンドはモルダフスキーが上を奪ってほぼ互角という展開となり、5ラウンドはベイダーが下になる展開もあったがタックルを潰して打撃を入れた展開が評価されたのか判定ではベイダーに凱歌があがり、ベイダーが王座防衛を果たした。
セミファイナルでは元UFCライト級王者ベンソン・ヘンダーソンがイスラム・マメドフと対戦した。ベラトールに移籍後、特に最近は戦績が芳しくないベンヘンに対し、PFLで連勝を重ねたマメドフという事もあり、下馬評ではマメドフが有利となっている。試合は攻めるマメドフに対しベンヘンがギロチンチョークを仕掛けて応戦するという展開となり、あわやギロチンを極めかけた場面が評価されたのかベンヘンが僅差で判定勝ちとなった。
■ Bellator 273: Bader vs. Moldavsky
日時:1月29日
会場:アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス
<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ライアン・ベイダー(米国/王者)
判定 3-0
●ワレンティン・モルダフスキー(ロシア/挑戦者)
<ライト級>
○ベンソン・ヘンダーソン(米国)
判定 2-1
●イスラム・マメドフ(ロシア)
<フェザー級>
○ヘンリー・コラレス(米国)
判定 3-0
●エイデン・リー(英国)
<ウェルター級>
○サバ・ホマシ(米国)
1R 1分42秒 肩固め
●ジャリール・ウィリス(米国)
.@RyanBader will face @Kongo4Real on May 6th for a heavyweight championship bout rematch! pic.twitter.com/Dzy6bPA1HH
— BellatorMMA (@BellatorMMA) January 30, 2022
.@RyanBader and Valentin Moldavsky are trading punches in the fifth and final round of the #Bellator273 main event! pic.twitter.com/E4Riwvkvl1
— BellatorMMA (@BellatorMMA) January 30, 2022