ラストマッチは、幕引きに相応しい珠玉の闘いだった。

　石渡伸太郎現役最後のエキシビジョンマッチ、対戦相手となった扇久保は、昨年大晦日RIZINの覇者。
　かつて顔が似ていることで話題になったふたりの戦いは双方譲らず、扇久保がタックルで倒せば石渡はサッカーボールキックや膝で応戦。
　腕十字、ギロチンと互いに出し惜しみせず、しかして一瞬一秒慈しむように技を掛け合い、最後は殴り合って終了。
　闘い済んで扇久保が石渡にはなむけの言葉を贈った。
「石渡さん、普通に強かったです。
　自分は石渡さんのことを嫉妬で見ていました。
　アマ修斗の時から凄い選手で、将来スターになるんだろうなと悔しい気持ちで見ていました。
　引退してからもたくさんのお客さんが見に来て、間違いなく格闘技界のスターだと思います。
　格闘技人生で石渡伸太郎という男と2度対戦できたことは誇りに思います。
　いつかお互いの弟子が対戦し3度目の対戦ができることを楽しみにしています」

　引退セレモニー石渡のマイク。
　「大好きな皆さんの前でこういった場を設けていただいたことがキャリアの中でも一番名誉のあることです。
　これからは指導者としてこれまで以上に情熱を燃やし、皆さまに感動と興奮を与えられる選手を育てると共に、私自身も挑戦し何かを届けられるよう頑張ります」

■　武蔵村山さいとうクリニックPresents 石渡伸太郎引退興行 漢塾～継承～
日時:2022 年 1 月 23 日(日)開場/13:00 開始/14:00　※オープニングファイトは 13:30 開始
会場:ニューピアホール(東京都港区海岸 1-11-1 ニューピア竹芝ノースタワー)

＜おとんば Presents　石渡伸太郎引退記念スペシャルエキシビションマッチ 5分2R ＞
石渡伸太郎(CAVE)
　vs.
扇久保博正(パラエストラ松戸)

＜第5試合　RIZIN ルール 69.0kg 以下契約5分3R＞
●笹川JP（CAVE）※トイカツ道場から所属変更
　3R 4’47” フェイスロック
◯岩本健汰（ロータス世田谷）

＜第4試合　RIZIN ルール フェザー級5分3R＞
●鬼神［おにがみ］光司（CAVE）
　判定0-3 (橋本=河名/福田=河名/植松=河名)
◯河名マスト（ロータス世田谷）

＜第3試合　スペシャルグラップリングタッグマッチ 10 分 3 本勝負 契約体重無し＞
◯中村K太郎（UNITED GYM TOKYO/K太郎道場／元DEEP元修斗環太平洋ウェルター級王者）、アキラ（武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH／パンクラス・ライト級4位）
　判定2-0
●奥野泰舗（CAVE）、卯都木豪（CAVE）

＜第2試合　三承工業 Presents バンタム級(61.0kg)トーナメント 1回戦Bブロック　RIZIN ルール5分3R＞
◯上田直毅（パラエストラ東京/ファイティスジムMSC）
　判定3-0
●ガッツ天斗［たかと］（パラエストラ綾瀬／修斗2018年バンタム級新人王）

＜第1試合　三承工業 Presents バンタム級(61.0kg)トーナメント 1回戦 Aブロック　RIZIN ルール5分3R＞
●雅　駿介（CAVE／元ムエタイオープン・スックワンキントーン・WMC日本ライト級（61.2kg）王者）
　1R 3’25” アームロック
◯風間敏臣（和術慧舟會HEARTS／パンクラス・バンタム級1位、ネオブラッドトーナメント2021同級優勝＆MVP）

＜オープニングファイト　漢塾トライアウトマッチ　DEEPルール　フェザー級　5分2R＞
◯木本海人（CAVE）
　判定3-0 (20-18/20-17/20-17)
●竹下　登（暁道場）
※DEEPフューチャーキングトーナメント決勝戦ルールで実施

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’22年02月03日号宮原健斗三冠 船木”赤”拳王 Gladiator大阪 Box古橋岳也 対自核戦士