那須川天心のキック引退に「待った」 天心vs.武尊は6月に中立リングで実現

 武尊がサウスポー相手のスパーリング動画をアップした21日。那須川天心が「きっとサンタクロースってこんな気持ちなんだろうなぁ」とプレゼントを予告した22日。武尊が「I can’t wait.(もう待てない)」と吐露した23日。両者のSNSは、まさにカウントダウンだったことになる。

 24日、東京ドームホテルで天心と武尊が記者会見に臨み、2022年6月大会での対決を正式に発表した。2人の天才、そしてファンが待望した日本キックボクシング界の頂上対決となる。会見の様子は15時よりRISE、K-1それぞれのYouTubeで配信される。

 このタイミングで機運が高まったためギリギリ大晦日決戦もファンは想定した。しかしながら「大晦日はRIZINであり、中立のリングではない」が阻害要因のひとつに。RIZIN榊原信行CEOが「(2022年4月のキック)引退を延ばしてくれ」と天心に提案したのだという。ボクシング転向へ向けてのステップを踏んでいた天心は「そりゃない」と一瞬思ったが、「強い相手と闘いたい」という思いも捨てきれなかった。

 武尊は「存在を恨んだ時期もあったが、天心選手がいたからこそここまで格闘家としてやってこれた」とし、天心も改めて「昔からやりたかった試合」と断言した。なお、舞台はRIZIN、RISE、K-1が集う中立リングとされ、これから組織化、榊原氏が代表を務める。6月某日、日本一クラス(東京ドーム、国立競技場等)で調整が行われていくという。

 天心は大晦日大会も出場予定。武尊は「6月となると前回試合より1年以上開くので試合1回は挟みたい」としている。

■ RIZIN、RISE、K-1が集う中立リング(これから組織化、榊原氏が代表)
日時:2022年6月某日
会場:日本一クラス(東京ドーム、国立競技場等で調整)

<キックボクシングルール(58.0kg)>
那須川天心
vs.
武尊
※ルール、ラウンド数など詳細は追って調整

■ Yogibo presents RIZIN.33
日時:12月31日(金)14:00
会場:埼玉・さいたまスーパーアリーナ

<RIZIN キックボクシングルール(62.0kg)>
YA-MAN
(3分3R)
皇治

<RIZIN MMAチャレンジルール(66.0kg)>
YUSHI
(3分3R)
三浦孝太
[試合形式]
・RIZIN MMAルール
・肘あり。踏みつけ、四点膝は反則。(ただしサッカーボールキックのみ有効)

<RIZIN MMAルール(61.0kg)>
太田忍
(5分3R)
祖根寿麻

<RIZIN 女子MMAルール(50.0kg)>
パク・シウ
(5分3R)
RENA

<RIZIN MMA特別ルール(90.0kg)>
久保優太
(3分2R)
シバター
[試合形式]
・判定無し。勝敗を決するのはKO・一本のみの完全決着ルール
・想定体重で15.0kg以上の体重差があるが、体重の軽い久保選手は既に『グラウンド状態での足および膝による頭部・顔面への攻撃』を有効と選択しているため、この試合は本計量時に15.0kg以上の差があっても、上記攻撃は有効となる。
・ただし、減点割合(イエローカード、レッドカード)に差が生じた場合は、減点割合の少ない選手を勝者とし、優勢勝ちと記録する。

<RIZIN MMAルール(120.0kg)>
関根“シュレック”秀樹
(5分3R)
シビサイ頌真

<RIZIN MMAルール(71.0kg)>
“ブラックパンサー”ベイノア
(5分3R)
武田光司

<RIZIN MMAルール(66.0kg)>
鈴木博昭
(5分3R)
萩原京平

<RIZIN 女子MMAルール(49.0kg)>
伊澤星花
(5分3R)
浜崎朱加

<RIZIN MMAルール(66.0kg)>
朝倉未来
(5分3R)
斎藤裕

<ライト級タイトルマッチ RIZIN MMAルール(71.0kg)>
矢地祐介
(5分3R)
ホベルト・サトシ・ソウザ

▼「RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント」RIZIN MMAトーナメントルール(61.0kg)
<リザーブマッチ>
金太郎
(5分3R)
元谷友貴

<準決勝>
井上直樹
(5分3R)
扇久保博正

<準決勝>
瀧澤謙太
(5分3R)
朝倉海


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