K-1フェザー級 軍司泰斗 Sウェルター級 和島大海3R木村ミノル撃沈


 12月4日(土)、10度の気温で、かなり冷える大阪。
 そんな寒さも格闘技の熱さで暖をとるように、エディオンアリーナに集まった格闘技ファン。阪神タイガースが優勝していれば、関西の庶民のストレスも解消になっただろう。経済普及効果としても、いっきに閉塞感を打ち破ることが可能だったろうが、タラレバはしかたない。
 そんな阪神タイガースのファン感謝デーも、モバイルでのオンラインでの開催となった。


 プロスポーツ、エンタテインメントにはまだまだ、アフターコロナの影響がでている。
 そんな状況下にありながら、満員の観客を集めたK-1は上出来だろう。昔から、格闘技ファンが多いといわれている大阪ではプロ格闘技、プロレス、プロボクシングなどの有観客興行が毎週末の土曜日、日曜日、祝祭日は開催されている。
 4日の土曜日は、珍しくプロレスのコレガプロレスとK-1の2興行だけだった。K-1はスーパーウェルターとフェザーのダブルタイトルマッチをメインにしていた。確か沖縄&海鮮&YouTubeプロレスと、現在3団体を率いるスペル・デルフィンもまた、プロレスのスーパーウェルター王座を保持しているはずだ。
 かつて、K-1に出場していたジェラルド・ゴルドーをスペル・デルフィンが表敬訪問。強面のゴルドーが満面の笑顔でデルフィンを迎え入れ、ハグして握手した場面を目撃したことを思いだした。デルフィンはゴルドーの興行で、現・外道、現・邪道との三つ巴マッチをゴルドー主催のオランダでの大会で戦ったのがデビュー戦だった。そんな縁もあり ゴルドーが懐かしさもあり感激の対面となったわけだ。
その時のK-1日本側控え室には、闘いを控えた佐竹雅昭選手も待機していたが、大仁田対青柳の試合でデルフィンらレスラー勢と空手勢が大乱闘を繰り広げたので、この日のデルフィンと佐竹はニアミスこそあれど、対面することはなかった。


 話をK-1に戻そう、スーパーウェルターとフェザーの2大タイトルマッチをメインに、プレリミナリーファイト含む21試合がマッチメイクされた長丁場の興行であったが、観客は熱い声援を飛ばしていた。
 観客席では、年末のプロボクシング、村田亮太と井岡一翔の世界戦中止?延期のニュースを残念がっていた。井上尚弥の世界戦は挙行される予定。井岡一翔は大阪でもタイトルマッチを開催して関西の格闘技ファンを喜ばせてほしい。不義理があったとの仁義があり、大阪では興行出来ないことになっているからだ。

※拡大版は金曜発売[週刊ファイト12月16日号]に収録

■ K-1 WORLD GP 2021 JAPAN
日時:12月4日(土) 15:00開始
会場:エディオンアリーナ大阪

<第17試合 Martial Arts body Design Presents 木村“フィリップ”ミノル K-1 FINAL
 K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)>
●木村“フィリップ”ミノル(ブラジル PURGE TOKYO/王者、元Krushウェルター級王者)※初防衛戦
 3R 2分50秒 左ミドルキックKO
○和島大海(月心会チーム侍/挑戦者)
※和島が王者に

<第16試合 K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)>
●椿原龍矢(月心会チーム侍/王者、K-1甲子園2017 -55kg優勝)※初防衛戦
 3R 判定1-1
 4R 判定1-2
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/挑戦者、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
※軍司が王者に

<第15試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)>
○林 健太(FLYSKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者、元Bigbangスーパーライト級王者)
 判定3-0
●不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)

<第14試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)>
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
 判定2-0
●西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、K-1甲子園2016 -60kg優勝)

<第13試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)>
○安保瑠輝也(CLUB es-team ALL-WIN/元K-1スーパー・ライト級(65kg)王者)
 1R 1分55秒 右ストレートKO (3ダウン)
●海斗(ポゴナ・クラブジム)

<第12試合 スーパー・ヘビー級 3分3R(延長1R)>
○石井 慧(クロアチア チーム・クロコップ/2008年北京五輪柔道男子100kg超級金メダル、HEAT MMAヘビー級王者、元IGF同級王者)
 判定3-0
●RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)

<第11試合 サイクリー Presents 61.5kg契約 3分3R(延長1R)>
○レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS-LARA TOKYO/元Krushスーパー・フェザー級王者)
 判定3-0
●マキ・チャーチャイ(タイ/真樹ジムAICHI/WMOインターナショナル・スーパーライト級王者、元ISKAムエタイ世界同級王者 元ラジャダムナン認定スーパーバンタム級3位)

<第10試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)>
○大和哲也(大和ジム/WMCインターコンチネンタル・ライト級王者、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本&NJKFライト級王者、K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝)
 3R 0分28秒 左フックKO
●大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)

<第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)>
●才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)
 1R 1分07秒 右ストレートKO
○玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)

<第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)>
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
 判定3-0
●森坂 陸(エスジム)

<第7試合 女子52.5kg契約 3分3R(延長1R)>
○☆SAHO☆(闘神塾/S1日本女子バンタム級王者、WMC日本女子スーパーバンタム級王者、元ミネルヴァ・スーパーバンタム級王者)
 判定3-0
●真優(月心会チーム侍)

<第6試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)>
○黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1バンタム級日本最強決定トーナメント2021優勝)
 3R 判定0-0
 4R 判定3-0
●壬生狼一輝(力道場静岡/Krushバンタム級王者)

<第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)>
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
 3R 判定1-1
 4R 判定3-0
●弘輝(team ALL-WIN)

<第4試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)>
●工藤勇樹(エスジム/KROSS×OVERヘビー級王者、元蹴拳ライトヘビー級王者)
 2R 2分11秒 右ハイキックKO
○谷川聖哉(K-1 GYM AGAMI-ONO KREST)

<第3試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)>
○高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/元Krush女子アトム級(45kg)王者)
 3R 判定1-0
 4R 判定3-0
●美伶(WARRIOR OSAKA)

<第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)>
○篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
 判定3-0
●石田勝希(RKS顕修塾/MA日本&RKSスーパーライト級王者、K-1甲子園2009 -62kg 3位)

<第1試合 73kg契約 3分3R(延長1R)>
○神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
 1R 1分37秒 右ストレートKO (3ダウン)
●EITO(Respect All Fear None)

【プレリミナリーファイト】
<第4試合 51kg契約 3分3R>
●山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg優勝)
 判定0-3
○大夢(WIZARDキックボクシングジム)

<第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R>
○古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2021 -65kg優勝)
 判定3-0
●セルヒオ・ハノ(ボリビア/ブラジリアン・タイ)

<第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R>
○石田龍大(POWER OF DREAM/K-1甲子園2019 -60kg優勝)※拳心會館から所属変更
 判定3-0
●小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)

<第1試合 ライト級 3分3R>
●梨緒弥Rioya(若獅子会館MATSUBARA/K-1カレッジ2019 -65kg優勝)
 2R 0分36秒 KO
○三宅祐弥(team ALL-WIN)


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