ムース王座防衛!ジョナ・ロックが乱入!Impact Wrestling Turning Point2021

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 11月20日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling Turning Point2021』が放送された。
 今大会のメインでは、当然、団体最高峰王座であるインパクト世界王座戦が組まれ、王者ムースに挑戦者決定戦で勝ちあがってきたエディ・エドワーズが挑戦した。クリスチャン・ケイジに勝利して王座戴冠を果たしたジョシュ・アレキサンダーに試合終了直後に王座挑戦権を使用して王座戦を行って勝利で王座を強奪したムース。そのムースと長きに渡り抗争を繰り返してきたエドワーズは王座奪還と同時に宿敵ムースへ制裁したいという思いもありフルメタルメイヘム(TLC戦)で決着をつけることになった。
 凶器反則の使用が許可されたルールなので、パワーでムースが上でもハードコア戦ではエドワーズの経験が勝り、テーブルや椅子を使って激しく攻撃。更に梯子の上から固定した梯子に向かってパワーボムを放つなどムースを徹底的に追い詰めた。しかしムースもパワーで逆襲。更にムースの仲間であるW・モリッシーも試合に介入し一時は二対一という形となって逆襲。そして最後はエドワーズがリングのマットを取り外し、板がむき出しになった所にムースを叩きつけようとするも、ムースが返り討ちのチョークスラム。更に必殺のスピアーを決めてムースがエドワーズにフォール勝ち。激戦を制したムースが王座防衛を果たした。

 またメイン直前に前インパクト世界王者のジョシュ・アレキサンダーがリングに上がり、本来は自分が王座挑戦するはずだと怒りをぶちまけた。するとそこに、元WWEネクスト北米王者ジョナ・ロック(ブロンソン・リード)が乱入したのだった。ロックはアレクサンダーを攻撃しアレキサンダーは完全にグロッキー。ロックはインパクト・レスリングに参戦となりそうだ。

 インパクト世界タッグ王座戦は王者ザ・グッド・ブラザーズが、新日本プロレスだけじゃなくインパクト・レスリングでも勢力を拡大しているバレット・クラブの挑戦を受けた。こちらは老獪な王者組が丸めこんでフォール勝ち。まだまだ格が違うという事をみせつけた。
 またエリック・ヤング率いる悪のカルト集団バイオレント・バイ・デザインの洗脳が解けて離脱したライノがヒースと組み、かつて所属したデザイン軍と対戦。デザイン軍は総帥エリック・ヤングと元全日本プロレス三冠王者であるジョー・ドーリングという最強チームが出陣した。ライノとしては洗脳していたヤングを制裁したいところだが、ヒールとしての実力はヤングが上。レフェリーの隙をついた攻撃でヤングがライノにフォール勝ちして返り討ちにした。

■ Impact Wrestling Turning Point2021
日時:2021年11月20日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国ネバダ州サンライズマナー

<インパクト世界王座タイトルフルメタルメンヘムマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●エディ・エドワーズ(挑戦者)

<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・グッド・ブラザーズ(ドグ・ギャローズ、カール・アンダーソン)(王者)
 ピンフォール
●バレット・クラブ(クリス・ベイ、ヒクレオ)(挑戦者)

<ノックアウト王座タイトルマッチ>
○ミッキー・ジェームス(王者)
 ピンフォール
●メルセデス・マルチネス(挑戦者)

<Xディビジョン王座タイトル3WAYマッチ>
○トレイ・ミゲル(王者)
 ピンフォール
●ラレド・キッド(挑戦者)
スティーブ・マクリン(挑戦者)

<ノックアウトタッグ王座タイトルマッチ>
○インスピレーション(キャシー・リー、ジェシー・マッケイ)(王者)
 ピンフォール
●ディケイ(ハボック、ローズマリー)(挑戦者)

<シングルマッチ>
○W・モリッシー
 ピンフォール
●マット・カルドナ

<シングルマッチ>
○リッチ・スワン
 ピンフォール
●VSK

<タッグマッチ>
○バイオレント・バイ・デザイン(エリック・ヤング、ジョー・ドーリング)
 ピンフォール
●ヒース、ライノ

<シングルマッチ>
○クリス・セイビン
 ピンフォール
●エース・オースチン