RIZIN.32が沖縄に初進出、意外と言えば失礼になるが、あまり期待してなかったのに後半の熱戦は特筆ものか。特に最初の対戦が18年前になる砂辺光久（勝利して破竹の連勝開始）と、1ヶ月前に急遽、代打出場となった前田吉朗との大河ドラマは、感動ですらあった。
　また、まさかまさかのボビー・オロゴンの裸締めでの一本勝ち。元新日本プロレスの北村克哉は大流血させられて沈んだ。

　現地記者からは「榊原信行代表が言ったように、日本一の会場でした。どこからでも見易く、4面ビジョンがめちゃめちゃ見易く(鮮明)て感動しました。また来たいと思いました」との報告あり。例によって6時間40分と長過ぎる不満はあったが、内容としては満足なものを提供できていたのかも。もっとも、長く格闘技を見ている方には18年前からのカードが感動でも、そんなんでいいのかはあろう。まだ外国人選手も使えないハンディがあるとはいえ、通常のナンバーシリーズに加え、ランドマーク、トリガーと大会乱発路線で生き残りを図っているが、出場する選手の質の低下は指摘せざるを得ない。

■　Yogibo presents RIZIN.32
日時：11月20日（土）14:00開始　20:40終了
会場：沖縄・沖縄アリーナ　観客4771人（=主催者発表）

前日計量の話題は美憂の割れた腹筋ビキニだったことは述べるまでもない。

＜メインイベント（第13試合）　RIZIN 女子MMAルール：5分 3R（50.0kg）＞
〇RENA（SHOOTBOXING/シーザージム）
　2R 3分35秒 ヒザ蹴り⇒鉄槌
●山本美憂（KRAZY BEE /SPIKE22）

＜セミファイナル（第12試合）　RIZIN キックボクシングルール：3分 3R（62.0kg）＞
〇皇治（TEAM ONE）
　判定3-0 （30-28、30-28、30-27）
●祖根寿麻（ZOOMER）

＜第11試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（58.5kg）＞
●砂辺光久（reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE）
　判定0-3
〇前田吉朗（パンクラス大阪稲垣組/ENCOUNTER）

砂辺光久

（入場式の時に宮下トモヤ選手のTシャツを着てた事について）
→かっての仲間だった宮下トモヤ選手が立ちたかった舞台に一緒に立ちたかったから

前田吉朗

（入場の時の表情が、心が無になってたように見えましたが）
→入場の時の気持ちは、浮かれてたからそれを見抜かれまいとしていた。

（最初打撃せずにすぐにグラウンドに持ちこんだのは作戦ですか？）
→最初、すぐグラウンドに行ったのは最初の打撃で思ったより触れたので流れでグラウンドに行った。

＜第10試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（120.0kg）＞
〇ボビー・オロゴン（ナイジェリア/ぼびバラチーム）
　2R リア・ネイキッドチョーク
●北村克哉（チーム北村/武蔵村山さいとうクリニック）

北村、最初はタックル決めたのだが・・・

北村克哉が浜崎朱加応援で2019年の『RIZIN.18』愛知県体育館に出没したのを本誌はスクープしていた。

＜第9試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（72.0kg）＞
●ロクク・ダリ（コンゴ/TRI.H studio）
　3R 1分9秒 右フックKO
〇“ブラックパンサー”ベイノア（アメリカ/極真会館）

＜第8試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（72.0kg）＞
大原樹里（KIBAマーシャルアーツクラブ）
　1R 1分10秒 左フックKO
●渡慶次幸平（クロスポイント吉祥寺）

＜第7試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）＞
〇越智晴雄（パラエストラ愛媛）
　判定3-0
●曹竜也（氷ヲ刻メ/池田道場）

　愛媛県出身、越智晴雄の入場曲はT.REXの♪20th Century Boyが鳴り響く。パンクラスに出ていた曹竜也はナント2年ぶりの試合だと言う。今は地元沖縄でかき氷屋さんなんだそうで・・・。しかし、ブランクを感じさせない試合が前田・砂辺と並んで昔から格闘技見ているファンを沸かせた。

＜第6試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）＞
●安谷屋智弘 （フリー）
　1R 1R47秒 飛び膝蹴り
〇宮城友一（キックボクシングDROP）

＜第5試合　RIZIN 女子MMAルール：5分 3R（49.0kg）＞
〇にっせー（フリ―）
　判定2-1
●古賀愛蘭（TEAM FAUST）

＜第4試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（74.0kg）＞
●熊澤伸哉（闘心道）
　2R 1分34秒 送り襟絞め
タナー・ロレンツォ（アメリカ/琉球ファイトクラブ）

＜第3試合　RIZIN キックボクシングルール：3分 3R（73.0kg）＞
宮城寛克（赤雲会）
　1R 2分39秒 KO
●ロペス薩摩（薩摩ジム）

＜第2試合　RIZIN MMAルール：5分 3R（58.0kg）＞
●TARKER（ALIVE沖縄支部シマジリアンズ）
　判定0-3
〇関原翔（K-PLACE）

＜第1試合　RIZIN キックボクシングルール：3分 3R（55.0kg）＞
〇寺山遼冴（TEAM TEPPEN/DEEP☆KICK-53kg王者）
　判定3-0（30-23）
●弘樹（Y’ZD南堀江GYM）

※大会の詳細拡大版は金曜発売『週刊ファイト12月1日号』収録

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’21年12月02日号RIZIN沖縄 WWE感謝祭 ゼウス15周年 ヤマモ鷹の爪 NJKF岡山Jキック