KOPWなのにストロングスタイル!? 矢野とオーカーンのアマレスが大受け 新日本

 6日、新日本プロレスが『POWER STRUGGLE』エディオンアリーナ大阪大会をソールドアウトで開催した。

 矢野通が絡む『KOPW』はお笑い色がつきまとうが、まさかのストロングスタイルで好評だ。アマレスタイツを着用し、バックを取るなどのアマレスルールによるポイント制で争われた「KOPW 2021」争奪戦。3分2ピリオドで矢野とグレート-O-カーンの対戦となる。シンプルながら奥深いタックルや身のこなしを観客が固唾をのんで見守る中、レスリング経験があるプロレスラーが魅了した。

 第1ピリオドはオーカーンが上回ったが、第2ピリオドは矢野が豪快なスープレックスに成功する。これで逆転した矢野が『KOPW2021』を防衛となる。スリリングな試合は昭和プロレスにあったはずなのに現代プロレスに不足するものととらえるファンも多くいた。10月21日のG1最終日に突如実現した柴田勝頼vs.ザック・セイバーJr.もそうだが、人材の宝庫である新日本がひとつ引き出しを開けてみせたのだ。

 それでいて、オーカーンは敗戦ジャッジに怒ってセコンドのヘナーレとともにプロレス技で矢野を理不尽KOという番外戦。オチもしっかりとつけていた。

■ 新日本プロレス POWER STRUGGLE
日時:11月6日(土)17:00
会場:大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)

<第1試合>
DOUKI
〇金丸義信
 4分33秒 逆エビ固め
●藤田晃生
大岩陵平

<第2試合>
外道
邪道
〇タンガ・ロア
 5分07秒 エイプシット⇒片エビ固め
タイガーマスク
●本間朋晃
真壁刀義

<第3試合>
BUSHI
高橋ヒロム
〇SANADA
 7分05秒 オコーナーブリッジ
マスター・ワト
●田口隆祐
永田裕志

<第4試合/NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[挑戦者]
SHO
高橋裕二郎
〇EVIL
 13分46秒 EVIL⇒片エビ固め
●YOSHI-HASHI
石井智宏
後藤洋央紀
[第21代王者]
※後藤&石井&YOSHI-HASHIが10度目の防衛に失敗。EVIL&裕二郎&SHOが新チャンピオンチームとなる

<第5試合/「KOPW 2021」争奪戦 アマチュアレスリングマッチ/3分2ピリオド 30秒インターバル>
[挑戦者]
●グレート-O-カーン
 3分2ピリオド 判定(6‐5)
〇矢野通
[保持者]
※矢野が『KOPW2021』の防衛に成功

<第6試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇エル・デスペラード
 18分20秒 ヌメロ・ドス
●ロビー・イーグルス
[第90代王者]
※イーグルスが2度目の防衛に失敗。デスペラードが新チャンピオンとなる

<第7試合/IWGP USヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇KENTA
 23分44秒 go 2 sleep⇒片エビ固め
●棚橋弘至
[第10代王者]
※棚橋が2度目の防衛に失敗。KENTAが新チャンピオンとなる

<第8試合/東京ドーム・IWGP世界ヘビー級王座挑戦権利証争奪戦>
[挑戦者]
●タマ・トンガ
 25分13秒 レインメーカー⇒片エビ固め
〇オカダ・カズチカ
[権利証保持者/G1 CLIMAX 31優勝者]
※オカダが権利証の防衛に成功

<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●ザック・セイバーJr.
 30分27秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
〇鷹木信悟
[第3代王者]
※鷹木が3度目の防衛に成功


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