BADMAX藤永が生誕51回目の誕生日の対戦相手に選んだ相手は、まさかの、いま乗りに乗っている入江茂弘だった。
「夢見ることができればそれは、実現できる。」
この言葉を信じて戦い続けました。
石川選手は本当に強かった。
でもなんとか勝つことができた。
本当に皆さんありがとうございました。そして僕は全日本プロレスでチャンピオンになりましたよ。
見てくれてるかな…🔵#ajpw pic.twitter.com/QFYfuPMLm6— Shigehiro Irie(入江茂弘)🍯 (@tachimukau_irie) October 31, 2021
正攻法では勝てないとみたか場外へと誘うが逆効果。
階段から落とされコーナーポストにぶん投げられ、挙句の果てにはリングに戻ろうにも先に上がった入江が待ち受け蹴り落とす。
リングの上でも入江優勢で、手も足も出ないかの藤永にセコンド陣の激が飛ぶ。
騒然とした雰囲気の観客に四方囲まれる中反撃を開始する藤永だったが、力の差あまりに明白。
受けてはいけない剛腕をまともに食らって木の葉のように一回転してダウン、3カウント。
リング中央で大の字の状態で死んだように動かない有様の藤永だったがマイクを取って、若い頃に見て衝撃を受けた「アントニオ猪木vs.ビック・バン・ベイダー」の闘いを再現して見たかったと語り、
「俺はあの時の猪木と同じ年になって、入江と闘った。入江は和製ベイダーや。」
この言葉に入江は苦笑い。
マスク着用とはいえ以前の賑わいが神戸の街、ハーバースタジオに戻ってきつつあるこの日に誕生日を迎えることが出来た喜びを訴え、それもこれもこの世に自分を産んでくれたおかんのおかげと、会場に来ていた母親をリングの上に上げ花束を贈った。
ちなみにこの日第3試合に出場した金本浩二も3日前の10月31日に55歳となったが、プリンセス・テンコ―か金本かという驚異の変わらぬ容姿、カリスマオーラで健在ぶりをアピール。
金本、藤永、50代の両雄意気盛んな姿をプロレスで見ることが出来、金本と同じ日に50代最後の年を迎えた記者にとっても何より嬉しかった。
■ KOBEメリケンプロレス ハーバーファイト2
日時:11月3日(水・祝) 16:00
会場:兵庫県・神戸ハーバースタジオ
<メインイベント BADMAX藤永Birthday Special match>
●BADMAX藤永
15:30 ビーストボンバー⇒片エビ固め
◯入江茂弘(X)
<セミファイナル>
グンソ カブキキッド ◯木下亨平
13:35 ジャーマンスープレックス⇒片エビ固め
※11:07 ヒデ&ヤス 11:48 グンソ 11:56 カブキ
ヒデ久保田 ヤス久保田 ●沙恵
<第2試合>
◯レイパロマ&マスクドポコチン
8:56 バックスライド
●HELLBROS Ryu HELLBROS Ken
<オープニングマッチ>
◯“brother”YASSHI V・ネグロ
16:09 ヘッドバッド⇒片エビ固め
● ジャック ユーセーエストレージャ
※ぬぎ太郎の前説画像はこちらではお見せ出来ないため毎週金曜日発売の週刊ファイトに収録します。