RISE 鈴木真彦 公開練習「さらにレベルアップしたふたりの戦いを見てほしい」


 11月14日(日)大阪・丸善インテックアリーナにて開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES2021 OSAKA.2』にて江幡塁(伊原道場)と対戦する鈴木真彦が山口道場(大阪府堺市)で練習を公開した。

もう止まっていても仕方ないなと思った
 練習後、前回の那須川天心戦を振り返ってもらった。
 「前回というか6年前に敗れてやっと叶った試合というか、やっとの試合やったんですけど、悔しさが残る結果になってしまったなという印象です。
 正直ね、この試合が決まってなかったら多分まだ自分の中でダラダラしてる部分もあったと思うんですけど、地元の大阪での大会なんで盛り上げたいなと思ったし、試合が決まって切り替えたっていうかもう止まっていても仕方ないなと思ったんで。もう前に進んでいくしかないなと思って、切り替えましたね。ホンマに結構悔しかったんで、終わってしまったなっていう思いもあったんですけど、ここで立ち止まってても仕方がないなと思ったんで、ホンマにまさに自分で自分のお尻を叩いて動き始めたって感じですね。」

レベルアップした二人の戦いを見て欲しい

 くしくも今回も再戦と言う形になったことに対しては
 「再戦ってあんまり皆さん見たくないイメージがあると思うんですよ。なんかいやっても一緒やろみたいな。
 だから今回の江幡戦も「やる意味ないやろ」って声もチラホラ聞くんで。
 でも江幡(塁)選手となら再戦でももっと前回より盛り上げれると思うし、前回は判定で倒せなかったんで今回はさらにレベルアップした二人の戦いを見てほしいです。」
 江幡塁選手の印象については
 「想像通り、日本のトップレベルの55kgのトップの選手やなっていうのは肌で感じましたね、強かったです。
 やっぱり全てにおいて、パワー・スタミナ・スピードもそうですし、何より気持ちの強いファイターやなって思ったんで、今回も面白い試合になるんじゃないかなと思ってます。
 「僕の中では「強いやつはどんなルールでも強い」って思ってるんで、その辺はあんまり気にしてないっていうか何回やっても僕の方が強いっていうのを、どのルールででもですけど、それをちょっとわからせたいなと思ってますね。」
 江幡選手が「肘有りでやろう」と言うならどのルールでも勝ちたいのでやると明言、自信のほどをのぞかせた。

KO狙ってお客さんを湧かせる試合をしたい

 「まぁKO出来るっていう確信とかはないんですけど、やっぱり大阪盛り上げたいし、やっぱり僕はKO狙ってお客さん湧かせる試合をしたいんで。まぁKOじゃなくても出来るだけ盛り上がるような試合をしたいと思ってます。」と鈴木。
 「僕別に那須川天心戦を実現させたいんじゃなくて、勝ちたかったんですよホンマに。
それで負けたんで、ホンマに燃え尽きた部分もありますけど、試合が決まってなかったらもっとダラダラしてると思うし、逆に良かったかなって思ってますね。」
 世界レベルに通用するために足りないものはとの質問に
 「何が足りない…何なんでしょうね。言葉では言い表せないですけど、それはでもまだ自分でもわかってないんで。わかったら簡単にトップに行けるじゃないですか。
 そういうのも探しながら進んでいくのが面白いと思ってるんで僕は。やっていきながらですね、答えを探していくというか。」
 原口選手が「那須川選手がRISE卒業した後自分がRISEを引っ張っていくんだ」と宣言したことについて、鈴木選手にもその気持ちがあるのか?と聞いたところ
 「それはもちろんありますけど、でも僕はまず勝ち続けないとそういう資格というか発言できないなと思ってるんで、とりあえず勝っていかないと。
 勝っていっていずれRISEを背負うような存在になりたいですけど、背負っていく覚悟はありますね。」
頼もしい答えが返って来た。

那須川天心戦で得たものは、はっきり言ってない

 「あの試合で得られたものは…ハッキリ言ってないですよね、負けたし。
 でもこの負けを意味のある負けにしていくのは自分自身やと思うんで。」

 公開練習の動き良く体重の増加もなく、試合に向けコンディションも良いようだ。


■ Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2
日時: 2021年11月14日(日)  開場12時30分/本戦開始14時予定※開場後オープニングファイトを実施予定
会場: 丸善インテックアリーナ大阪(大阪府大阪市港区田中3-1-40)Osaka Metro中央線「朝潮橋」 2A出口すぐ

<SuperFight! バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
 vs.
江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタ
ム級王者)