間下勝つ! S・タイガーのレジェンド王座へ挑戦直訴で、なるか政権交代!!

  10・21後楽園ホールで、『ストロングスタイルプロレス』一筋に苦節15年、生え抜きの間下隼人が、兄弟子、スーパー・タイガーから必殺のFSR=フィッシャーマンズ・スープレックス・ライアットで3カウントを奪った。

  リアルジャパンに入団、初代タイガーマスク/佐山サトルに師事し、兄弟子スーパー・タイガーと共に歩んできた間下隼人。昨年はUWAアジアパシフィックヘビー級選手権に挑んで念願の初戴冠を果たしたが、後半には高岩竜一のラリアートで昏倒、ダメージを抱えて迎えた15周年の記念すべき今年も新型コロナ罹患と不運に見舞われてきた。

  そんな中、あえて兄弟子、スーパー・タイガーに牙を剝いた苦労人・間下隼人だが、新型コロナウイルスの後遺症が中々収まらないとも聞いた。
  しかしこの日の間下は
「狙いは一つ」
と宣言していたスーパー・タイガーは無論、新間寿会長がその身体を絶賛した関本大介にも思い切り蹴りを叩き込み、スーパーヘビー級の2人を完全な本気モードに突入させる。




  スーパー・タイガーと関本大介の波状攻撃を耐えた間下は、その蜂起に共鳴した船木誠勝のアシストもあり逆襲。最後はこの日の為に磨いてきた奥の手、「FSR=フィッシャーマンズ・スープレックス・ライアット」で遂に大いなる壁を崩す事に成功した。

  マイクを取った間下は、スーパー・タイガーのレジェンド王座への挑戦を表明。

  バックステージでは自分とスーパー・タイガーの兄弟弟子が
「佐山先生の最後の直弟子」
である事を強調。「FSR=フィッシャーマンズ・スープレックス・ライアット」は、その初代タイガーマスク/佐山サトルの薦めで使う事を決めた事、この日会場を訪れていた、虎ハンター・小林邦昭から使う事にお墨付きを得た事を語った。

  元祖が認めた事で、スーパー・虎ハンターを襲名したと言える間下隼人。11・13川崎、12・09新宿FACEと続く大会で、ストロングスタイルプロレスのエースの座をスーパー・タイガーから奪って政権交代を狙う事となった。
  だがスーパー・タイガーがこのまま引き下がるとも考えにくく、兄弟子として、王者としての意地を見せ、保革伯仲の2大エース時代到来の可能性は高い。
 いずれにせよ両者が切磋琢磨し、さらにタイガー・クイーンも加わる事で、かつての猪木・坂口・藤波・長州・初代タイガーマスクを擁した新日本プロレスを彷彿とさせる様な、黄金時代を築いてく事が予想される。
  正当派ストロングスタイルのプロレスの復興を、ストロングスタイルプロレスが名実共に果たしていく2022年になりそうだ。

■ 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.13~初代タイガーマスク40周年記念第3弾~
日時:10月21日(木) 開始18:30 
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆:708人(満員札止め=主催者発表)

【PPV生中継】初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.13~初代タイガーマスク40周年記念第3弾~10.21後楽園ホール大会 生中継! ※第2試合まで無料試聴可能
https://live.nicovideo.jp/watch/lv334081981


初代タイガーマスクデビュー40周年を祝って、藤波辰爾、小林邦昭、北原光騎、藤原敏男他ゆかりの深い豪華ゲストが来場した。

<ダブルメインイベント第2試合  スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負>
●スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス) 関本大介(大日本プロレス)
  14分30秒  FSR=フィッシャーマンズ・スープレックス・ライアット
船木誠勝(フリー) ○間下隼人(ストロングスタイルプロレス)



<ダブルメインイベント第1試合  スペシャルシングルマッチ  60分1本勝負>
○タイガー・クイーン(一般社団法人 初代タイガーマスク後援会)
  14分50秒  タイガースープレックス2021
●彩羽 匠(Marvelous)




  彩羽匠との、女子の概念を覆す死闘となった、ダブルメインイベント第1試合。タイガー・クイーンが、佐山サトル考案の新技、「タイガースープレックス2021」で征した。

<第4試合  UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]
△将軍岡本(第5代UWAアジアパシフィックヘビー級王者/VOODOO-MURDERS)
  12分03秒  両者リングアウト
△河野真幸(VAMOSTAR)
[挑戦者]
※王者・将軍岡本、2度目の防衛に成功



  平井代表が半年越しに念願叶ってマッチメークしたスーパーヘビー級対決は、田園コロシアムのハンセンvs.アンドレ戦を再来を思わせるド迫力。最後も、超獣対決を彷彿とさせる両リン決着となったが、大満足の観衆からは惜しみない拍手が贈られた。


  試合後、「次はカシンだろ」と詰め寄る将軍岡本に「勝ってもらわないと…リングアウト防衛では…」と、言葉を濁す平井代表。まだまだ遺恨は続きそうだ。

<第3試合  タッグマッチ 30分1本勝負>
○ジャガー横田 井上京子(ワールド女子プロレス ディアナ)
  14分03秒  横十字固め=オクラホマロール
倉垣 翼(フリー) ●網倉理奈(アクトレスガールズ)


<第2試合  タッグマッチ 30分1本勝負>
宮本裕向(666) ○ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)
  9分50秒  アッパーカット⇒体固め
●佐野 直(フリー) 阿部史典(プロレスリングBASARA)


<第1試合  シングルマッチ 20分1本勝負>
○梅咲 遥(ワールド女子プロレス ディアナ)
  9分14秒  ダブルリストアームソルト
●松井珠紗(アクトレスガールズ)


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