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10月9日(現地時間)にベラクルス州オリサバで『AAA エロエス・インモルタレス2021』が開催された。
この大会のメインはAAA絶対エースであるサイコ・クラウン率いるサイコ・サーカスがライバル団体CMLLからAAAに主戦場を移したディアマンテ・アスール、サム・アドニス、プーマ・キング(ラ・エンプレッサ)を迎え撃った。まさにAAA正規軍対外敵軍という形となるが、試合前にラ・エンプレッサはサイコ・サーカスのモンスター・クラウンを襲って試合出来なくしてしまう。急遽、デイブ・ザ・クラウンを加入させたものの、サイコ・サーカスには苦しい展開となった。試合はラ・エンプレッサのセコンド、エストレジータも試合に介入し、まずはマーダー・クラウンとエストレジータが揉めながらマーダーが金網から脱出。続いてサイコも金網から脱出してしまったのだが、結果、デイブが金網の中で三人を相手にしなければいけないという圧倒的に不利な状況となってしまった。完全にサイコ・サーカスの作戦ミスで、孤軍奮闘するデイブも三人がかりの攻撃から最後は覆面を剥ぎ取られ身動き出来なくなってしまう。顔を隠す為に動けないデイブを尻目にラ・エンプレッサの三人は悠々と金網を脱出し、チーム全員が先に脱出した為、ラ・エンプレッサの勝利。AAA絶対エースのサイコ・クラウンは外敵軍に敗れるという失態を演じることとなった。
セミファイナルではフェニックス、ペンタゴンJr.のルチャ・ブラザーズがラレド・キッド、イホ・デル・ビキンゴを相手にAAAタッグ王座の防衛を果たしたが、試合後にドラリスティコとドラゴン・リーが登場した。ドラリスティコは二代目ミスティコとしてCMLLのエースだったが先日、契約切れでCMLLを離脱し、リングネームをドラリスティコと変更したのだが、ここでAAAへの参戦が決定。弟のリーとタッグを組んでタッグ王座を狙っていくようだ。
またCMLLから移籍してきた新生ダイナマイト兄弟がモチョ・コタJr.、ティト・サンタナ、カルタ・ブラバJr.と対戦。これまたAAA対外敵という事となった。こちらも新生ダイナマイト兄弟が合体技でフォール勝ちしてAAA侵略を本格化させた。
■ AAA エロエス・インモルタレス2021
日時:2021年10月9日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ベラクルス州オリサバ
<6人タッグマッチ>
○ラ・エンプレッサ(ディアマンテ・アスール、サム・アドニス、プーマ・キング)
金網脱出
●サイコ・サーカス(サイコ・クラウン、マーダー・クラウン、デイブ・ザ・クラウン)
<AAAタッグ王座タイトルマッチ>
○フェニックス、ペンタゴンJr.(王者)
ピンフォール
●ラレド・キッド、イホ・デル・ビキンゴ(挑戦者)
<6人タッグマッチ>
○サンソン、フォラステロ、クアトレロ
ピンフォール
●ポデール・デル・ノルテ(モチョ・コタJr.、ティト・サンタナ、カルタ・ブラバJr.)
<アントニオ・ペーニャ杯>
優勝:ピンピネーラ