[ファイトクラブ]G1集客後退も熱きリングは維持 後楽園と優勝戦は最後の砦 新日本

[週刊ファイト10月14日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼G1集客後退も熱きリングは維持 後楽園と優勝戦は最後の砦 新日本
 photo & text by TERUZ 新日本10・4後楽園
・オーエンズ第1試合金星 エアギターからパッケージドライバーまで
・SHOが後楽園消灯をマスター!? G1バレクラ対決はEVILがタマ突破
・ジェフ・コブが全勝街道 トップ外国人レスラーとしての凄味を構築中
・コロナ期間6人タッグ戦線で上昇 後藤とYOSHI-HASHI魅せた絆
・オカダがリーダー先約「リングは投票なんて必要ない」G1全勝ターン
・大阪&首都圏開幕2連戦とも空席あり さすがにG1後楽園は完売


■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:10月4日(月)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆692人(札止め=主催者発表)

 ジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイらが不在で“最強戦士を決める”には看板倒れとなってしまった新日本プロレスの『G1クライマックス』。予想されたとおりに大阪開幕2連戦、首都圏開幕2連戦(大田区)とも集客は苦戦した。加えて、いきなり内藤哲也が開幕戦で負傷、第2戦以降を欠場する事態に見舞われる。それでも救いなのは、試合クオリティの評判がいいこと。しばらくの不評がウソであるかのように、公式戦それぞれの濃度が高い。もしも後楽園ホール大会や優勝決定戦までも空席が目立つ事態になれば、ドル箱シリーズの威厳が崩れる。G1の中盤大会を現地からレポートした。

オーエンズ第1試合金星 エアギターからパッケージドライバーまで

<第1試合/「G1 CLIMAX 31」Bブロック公式戦>
〇チェーズ・オーエンズ
 10分58秒 パッケージドライバー⇒エビ固め
●棚橋弘至

 矢野通との『KOPW 2021』までこなしたチェーズ・オーエンズがパフォーマンスの幅を広げて大躍動。レスラーとしての勢いを増して、棚橋弘至から金星だ。序盤こそ棚橋の貫録勝ちムードだったが、エアギターポーズをやり返したことでオーエンズが精神的に巻き返す。逆さ押さえ込みで棚橋を揺さぶると打撃からのCトリガー、さらに必殺パッケージドライバーに成功した。オーエンズはバレットクラブとしてのヒール路線だが、愛嬌もあって別路線もこなせそうだ。棚橋持参のIWGP USヘビーを手に取って、次期挑戦を示唆している。

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